【気候と食】『梅』で低体温を改善☆~梅は「薬」・本来の健康とは~
梅のオススメレシピ
ちょっと本格梅茶漬け→http://cookpad.com/recipe/2164179
豚の梅生姜焼き→http://cookpad.com/recipe/367731/
前回は実験結果からも、梅干を摂取することで体温が上がることが分かりました。
それを受け、なぜ梅が体温上昇に良いのかおさらいしたいと思います
①食べ物からATP(エネルギー)を作ることで体温が保たれる
②ATPを作るにはミネラル・ビタミンが必要
③クエン酸と一緒に摂ることでミネラル・ビタミンの吸収率がUP!
④ミネラルとクエン酸を同時に摂れる梅干しは、それだけでミネラルをしっかりと吸収できる
⇒ATPを作り出して体温を上昇できる
ここまでで、梅干のすごさが十分伝わるかと思います 😀
しかし!クエン酸はもともと体内で作りだされていたということも分かりました
なぜ体内にあるはずのクエン酸を、わざわざ摂ることが必要なのでしょうか。
今回はここから追求してみたいと思います
◆◆クエン酸が不足する現代人◆◆
クエン酸はミネラルの吸収だけでなく、人間の体内において、摂取した食べ物をエネルギーに変えるために欠かせない成分です。エネルギーとは、人間が生きていく上で必要不可欠であり、エネルギーをつくり出すことができなければ、生きていくことができません。このエネルギーをつくり出す仕組みをクエン酸回路(TCAサイクル)と呼びます。
参考: http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/citric-acid/
ところが現代人は、ストレスや運動不足、または過剰な運動量、生活の乱れなどで、クエン酸回路自体がさびついているのでまともに機能していないのです。そしてその結果、体内はエネルギーでなく乳酸が蓄積され、ますます疲れやすくなっているのです 🙁
また、食生活の変化もクエン酸が欠乏する理由になっています
①粗食だった日本人が、どんどん過食になっていることにより、エネルギーに変えなくてはいけない量が増えていること。
②欧米の肉食生活が取り入れられたことにより、現代の日本人の身体は酸性体質になっています。酸性体質はアルカリ性食品を摂ることで、中性化(あるいは弱アルカリ性化)することができ、身体を健康に保てるのです。
だから酸性体質になっている現代人は、アルカリ性であるクエン酸を摂取する必要があるんですね 😀
◆◆梅はあくまで「薬」。本来の粗食に戻すことが本当の健康◆◆
ここまでお伝えしたとおり、過食・ミネラルが不足している現代人にとっては、梅(クエン酸)を摂ることが、健康にとって有効なのが分かりました。
しかし、前回の記事でもご紹介したとおり、梅は「薬」「高級品」だったもの。
本来なら、摂取は必要が無いものだったんです
健康を意識した生活にし、食事も日本古来の粗食になれば、自然と必要な分だけのクエン酸を自らの作り出すことができる
「梅」を摂らなくても良い身体が、目指すべき本当の健康なのかもしれませんね 😀
それまでは旬の食材の力をお借りする必要がありそうです
忙しい日常でも元気で頑張るために、梅で乗り切りながら、本来の健康な身体作りを心がけていきたいですね
次回は、そろそろ近づいてきた秋の気候にぴったりの食をご紹介したいと思います
お楽しみに
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