昔の人は「にがり」を食さない!!~健康ブームってどうなん?その1~
みなさん、コンバンワ タマゴ丸 です
やまずんさんの健康ブームは、病気ブーム!?~「病人」にされる健康な人々~に引き続き、今日も巷の健康ブーム のお話
ダイエットができる!
癌がなおる!
お肌がきれいになる!
冷え性がなおる!
の、うたい文句・・・・
(まぁ、まぁ、どの健康法でも同じことうたっていますけどね・・・ )
今日はずばり、にがりのお話です
「あ、実家にあった・・・・ 」
「今、手元にある・・・ 」
「ふーん・・・ 🙁 」
と、どなた様も、ぜひ、読んでみてくださいネ
ありがとうございます
まず、「にがり」とは、みなさまご存知のように、トーフを作る際に、凝固材として使われているモノです。
某テレビ 番組で、「ダイエットに効果がある!」と言って、実は単なる下剤効果であった というのは、割と有名な話ですネ
ダイエットに関わらず、これ以外のうたい文句にしても、効果の程は怪しい・・・
いやいや、それどころかなんと、
昔の人は、にがりを直接食すことはなかったのです
にがりとは、海水塩の製造過程ででる潮解水のことです。。
江戸時代以降、次の方法でにがりを得た。
海水から得られた塩をカマスに詰め、縁の下でスノコに載せて夏の間寝かしておくと、湿気の多い季節のため、塩の中に含まれる塩化マグネシウムなどが空気中の水分を吸って潮解する。
さらに吸湿がすすむと、液体としてしたたり出てくるものがにがりである。
このにがり成分をしたたり出させる工程を「枯らし」という。
よく枯らした食塩は、味がまろやかになり、「甘塩」として高価で取引されたという。
ウィキペディア(Wikipedia)より
フムフム、「枯らし」作業・・・これが、とても手間のかかる作業だったみたいです。
しかし、この「枯らし」作業なしには、直接海水を飲むようなものです。
昔から、海水 は
「海水を飲んではいけない」
「海水を料理に使ってはいけない」
と、いいますよね。。海で遭難したときも、海水を飲んでしまうと、死んでしまう危険があります。。
もともと、「枯らし」作業により、にがり成分を出していたのは、先人達はにがりの危険を知っていたと思われます。
昔の人は、にがりを植物性蛋白質にまぜ、凝固させ(トーフになる )直接にがりを摂取はしていませんでした。
(凝固すると、にがり成分≒塩化マグネシウムは、酸化マグネシウムに変化し、人間に害はありません )
ちなみに、岩塩等、山 で取れる塩は、長い年月をかけて自然に「枯らし」作業をおこなっており、にがり成分を含んでいないです。。
それを、いまは、売られている天然塩でさえ、「枯らし」作業なしで、で売られているみたいです!
さらに、「飲用の天然にがり」も売られています。。
先人の知恵を受け継ぐことなしに、市場に出回る
「食す、にがり」
とても、違和感があります 😡
なによりも、生かしていくのは先人の知恵では?
と思うタマゴ丸でした。。。。
最後まで、読んでくれてありがとう
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y.suzuki | 2008.10.15 5:00
食糧、エネルギー、水と続く国際金融資本による資源の寡占はまさに人類の生殺与奪を握っているといっても過言ではないですね。
データから読み取ると、水に関して年間1人あたり、約1万円売り上げていることになってますね。平時で見ると、あまり利益率は高くないようですが、水無しには生きられないという急所を押えられているのが非常に恐ろしいことだと思います。