2009-02-17

お産も子供も、“みんなのもの。”~お産を本気で追求したいその5~

みなさん、こんにちは~
今日は、お産シリーズ第5弾です
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今日は、お産の医学的(産科学的)な知識と、
私たちが教科書にしている『分娩台よ、さようなら』大野明子さん(筆者)の考え方を紹介します
まず、第一弾・・
妊娠初期に病院にかかって、比較的頻度が高く遭遇しそうな以下3点について、扱います
      流産 出生診断 中絶
・・・調べてみて 感じた のは・・・、
現代女性は、当然ある○○を受け入れられなくなっているということ!
何でも、自分の思い通りにしようとしているように感じられたのです!
どういうこと??
それは、なんで??
どうしたらいいの??

一緒に考えていきましょう
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流産
流産の起こる頻度は 全妊娠の約15%
起こる原因は、なんだと思いますか??
よく聞くのが、
「私が、無理に働いていたから・・
「私が、自転車に乗ったから・・ 」など。
自分(お母さん)のせいにして、ノイローゼ やトラウマになってしまうケースもあるそうです。。。
でも実は、原因のほとんどが「赤ちゃん側 」にあります。
主には、静精子卵子の分裂過程中の染色体の異常 のようです。

人間も自然界の生物のひとつ。突然変異や自然淘汰としての異常も一定の割合起こります自然の摂理

出生前診断
妊娠が確定したらば、定期検診 に通うことになります。
そのうちに、病院ではいくつかの検査 をすすめているようです。

トリプル・マーカー・テスト・・・妊娠15~16週までに行う。母親の血液検査 。ダウン症や無脳児、脊髄破裂などの重病が発見できます。

羊水検査・・・妊娠22週までに行う。母親のお腹に針を刺して、羊水を抽出。(破水の危険アリ)染色体の異常がを発見できます。
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超音波検査・・・妊娠20週までに行う。これはみなさんよくご存知の赤ちゃんの体の様子をエコーで見るタイプです。赤ちゃんのカラダを見て、奇形を発見する役割です。
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・・・・お気づきでしょうか??
この3つの診断、赤ちゃんの異常を発見するために行われているのです。。
  だから、期間も、中絶が可能な22週までに行われるのです。
もし、あなたの赤ちゃんに異常が発見されたら、どうしますか??
多くの病院で進められ、多くの妊婦さんが 選択するのが、中絶
しかし、中絶をすることで罪悪感にかられ、塞ぎこんでしまう方も結構いらっしゃるようです。
筆者がすすめるのは、異常が見つかった時も「普通のお産 をすすめています。
それは、「何が何でも産む」ことに意味があるのではなく、「死(異常を持つ赤ちゃんは、当然早い時期に死が訪れます)を受け入れる時間 を作るため」なのだと思います。
というのも、、、、

私たちの生きる自然界では、淘汰の圧力がかかることも、
突然変異や異常が一定の割合で起こることも、あたりまえの現実なのです。

しかし、それを現代女性は、“中絶はだめ ”と固定観念で捉えたり、
“自分の思い通りにいかない”こととして、その『現実』を受け入れられなくなっているのです 😥

固定観念に絡め取られることや、現実を受け入れられないことは、
本人にとってはもちろん、周りにとっても、かなり辛いし苦しいことだと思います
翻って、昔はどうだったか?というと、
お産も、子供も、自分のものではなく、みんなのもの。
だからこそ、“みんなにとってどうか?”
               ・・・というまっとうな判断ができたのです

それが失われた背景には、昔のような共同体(ムラ集団)が解体され、
人の生死が、個人やその家族といった狭い単位の判断(個人的感情)に委ねられたことがあります。
まっとうな判断軸は、みんなで、みんなのために最善の判断を下します。
「みんなのために、これでよかったんだ 。」と思えるので、
そのことによる罪悪感 や“なんで自分だけ… ”といった、苦しい感情は生起しません。
生きとし生けるものは、その生も死も、
全ては、外圧状況によってや、みんなにとってどうか?で、必然的に決まるもの。

それもまた、自然の摂理なのです
生も死も、その喜び や悲しみ も、全て“みんなの中”にある。
みんなで一緒に、共有していくことで、喜びをふくらませ、悲しみを分け合える

だからこそ、そのまっとうな判断軸をみんなで再生していくことが求められていると感じます。
みんなで、考えていきましょう

List    投稿者 yamazun | 2009-02-17 | Posted in M01.身体の自然環境8 Comments » 

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コメント8件

 hihi | 2009.10.13 21:03

「味の素が危険」というのはアメリカ食品業界の陰謀だと私は踏んでいます。
るいネットmsg:127591 msg:128744 msg:128752 をどうぞ。

 kasahara | 2009.10.14 1:02

hihiさん、コメントありがとうございます!
ご紹介のるいネット投稿も今回の記事作成にあたっては(hihiさんの投稿も含めて)事前に参考にさせて頂いてますよ☆ただ、この自然の摂理ブログでは自然の摂理の視点からあらためてこの問題を捉えなおしております。
食品に混入される純粋物質=人工物質の中のグルタミン酸ナトリウム「だけ」が危険とするならば、仰るように陰謀論の土俵です。しかし、他のアミノ酸や砂糖や塩等を含めた純粋物質=自然界には存在しない物質につきましては、やはり構造的に人間の体の摂理(進化適応の塗り重ね)に反して多量に摂取され、長期的には問題をひき起こす可能性の高い構造を持つ物質であるという認識は重要だと考えております。
昨今の自然食ブームや有機農法・自然農法の追求ベクトルは、現代の食性活に非充足を感じ、人の摂理・自然の摂理への回帰=充足可能性を皆が潜在思念で感じているからなのではないでしょうか。
(手間はかかりますが、やっぱりダシは天然の昆布やカツオ節やシイタケでしっかり取る方が、料理は断然おいしいですよね☆)

 リンゴヨーグルト | 2009.10.15 20:33

問題の本質を考えていく上で、グルタミン酸ナトリウムを摂取するとなぜ、人間の味覚はそれをおいしいと感じ取るのかかがずっと疑問でした。
今回の記事でスッキリデス!。
純粋な物質は自然界になないという事実は、いまある塩や砂糖の持つ危険性にも共通していますね。
次回のシリーズも楽しみにしています!。

 kasahara | 2009.10.19 22:33

リンゴヨーグルトさん、コメントありがとうございます!
>純粋な物質は自然界にないという事実は、いまある塩や砂糖の持つ危険性にも共通していますね。
自然界にない人工物質というは、食品系の問題はもとより大きな意味では人体の問題を大きく超えて、自然の生態系や循環をも狂わせるという意味において、本質的には自然の摂理に反するが故の問題なのだと思います。
引き続き、シリーズで人工物質を扱っていきますので、これからもよろしくお願いします!

 leonrosa | 2009.10.20 18:50

少し遅れたコメントです。
グルタミン酸は脳細胞の「神経伝達物質」です。アミノ酸やアミンは、神経伝達物質の一群です。
その点に注目したレポートが、2006年に報告されています。
>神経生物学者のスティーブン・ローズは、
>「一般にアミノ酸のグルタミン酸は脳における神経伝達物質である。…それと同時にグルタミン酸は特に中華料理や日本料理の風味をつかさどっている。しかし、そういう食事を大量に摂ることで大脳のグルタミン酸興奮性シナプスの過剰興奮が発生し神経毒として作用するかもしれない。」
>という仮説を提言している。
(中華料理店症候群:ウイキペディア)
単体のアミノ酸(グルタミン酸)は、胎内の消化・吸収機構では、即、吸収されてしまう。
だから、大量摂取したグルタミン酸が、大量に脳内に運ばれ、特定の脳神経細胞を過剰に刺激してしまう、そのような危険性があると思います。

 kasahara | 2009.10.24 18:57

leonrosaさん、コメントありがとうございます!
補足コメント痛み入ります。大量の純粋物質を使用する消費者の価値観の元は利便性やおいしさなどの、いわば楽ちんに充足を得たいという快美欠乏です。
そういった価値観がなければ、近代化以前のように別に手間隙かけての自然物質で十分なはずです。
純粋物質そのものの問題もさることながら、この価値観を無条件に良しとする現代人の意識や価値観こそが、自然の摂理から大きく逸脱しているのではないでしょうか。

 匿名 | 2013.07.31 15:21

初めまして!わ、グルタミン酸って怖いですねー。
このブログにびっくりしたので、海外の論文を探して読んでみたのですがマウスでの実験は1mg/g,5mg/gでの実験でした。つまり50kgの人では毎日50g/250gのグルタミン酸を接種、しかも皮下注射でという内容でした。
味の素の小瓶で35g,中瓶で75gでしたので少なくとも日常的に使う量ではないなぁ、なんでこんなに規模が大きい実験するのかなって思いました。
もっと危険性について知りたいので、日常的に摂取しかねない少量での実験をされている論文があれば、ぜひ教えてください><
オルニーさんの研究も25mg/g(125g/50kg)という超大量での実験で、少量の実験の論文を見つけることができなくって困っています。

 non | 2013.08.29 15:52

>だから、大量摂取したグルタミン酸が、大量に脳内に運ばれ、特定の脳神経細胞を過剰に刺激してしまう、そのような危険性があると思います。
へえ、食べたグルタミン酸て、脳に摂取されるんですか。
プリストン大学の分子生物学および神経科学の准教授であるSamuel Wangさん は、嘘を付いているのですかね。さてね。

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