2011-03-09

人の寿命ってなんだろう?その2~人類の歩みと寿命・仮説~

みなさん、こんにちは
いよいよ、寿命シリーズ第2弾です
今回は、これまでの人類の歩み を振り返りながら、寿命について考えてみたいと思います
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考える軸は、前回の投稿の

「周りの役に立ち、活力をもって、充足して生きる
>これが、“人々の寿命”と、定義できるのなら、
その限界はどのくらいなのでしょうか?
どうすれば、それを少しでも長くできるのでしょうか?

…です
以下は、現段階で、私たちが考えている仮説です
続きに行く前に、いつもの お願いします
ありがとうございます

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<寿命の変化に対する仮説>

想像を絶する外圧状況の極限時代はいうまでも無く、採取生産の縄文時代も自然外圧は厳しく、人類の生存率は相当低く寿命は短かった。
そして、約5000年前に私権時代に突入して以降の古代は、戦争による死亡を別にすれば、農業生産の発見そして戦争による科学技術の進歩→生産力の向上により、生存率は上がったと想像する(人口の増加)。しかし、それでも生存圧力はまだまだ厳しく現在に比べれば低かったであろう。
つまり、極限時代から(近代に入り市場拡大⇒工業生産前の)農業生産時代までの人類の寿命は、生産力の上昇に見合う割合で緩やかに向上したと想定する。
(※ただ、農業生産は自然を加工するという意味で採取生産より過酷な労働様式と捉えれば、生産力の上昇⇔労働様式の過酷さ、の綱引きが寿命にどう影響しているか?)

次に、工業生産時代に入り急激な生産性の上昇がなされたことで、人口は急激に増加する。
しかしながら一方で、化石燃料の急激な使用による自然環境の破壊、人工物質の氾濫、そして工場生産の労働疎外(共認充足の低下)があり、一概に生産性の上昇が成人の寿命を延ばしたとは言いきれない。
(※人口の増加は、都市化=核家族の増加=婚姻の拡散による出生率の上昇による影響が大きいという面がある)

そして、‘70年頃に貧困(≒生存圧力)を克服し豊かになると、物質的豊かさを享受し、労働時間が短縮するとともに、医学の発達もあり、厚生省など公的機関の発表では一貫して寿命が延びている(世界トップ?)。
たしかに、医療の発達で出産の安全性が向上し乳幼児の死亡率は確実に減少している。また、生命維持装置により老人の延命も増している。また結核など菌・ウィルスに対する医療・薬の対応は向上している。
しかしながら、薬服用の増加は、有機化学物質(人工物質)を体内に入れ蓄積させていくことを意味する。また、豊かさ実現以降も車の増加=排気ガスによる環境汚染、そしてそれ以上に農薬・肥料や工業塩や防腐剤や添加物など農作物・食べ物への人工物質の混在度は異常なほど増している。

また、生産様式は工業生産から意識生産に転換し、肉体の疲労より脳の活動による疲労度が増した生産様式になっている。

上記の仮説から、たくさんの 疑問(本当は、どうなんだろう?)が生まれます。
それが今後の追求ポイントとなります
寿命に関連する事柄は、大きくは、生産様式の変化がベースにあります。
そして、それによってもたらされた人々の生活様式の変化(医療、食べ物・人工物質、排気ガス・電磁波)による影響が2段階目にあります。

◆生産様式の変化
採取生産 ⇒ 農業生産 ⇒ 工業生産 ⇒ 意識生産
それぞれの転換において、寿命は延びたのだろうか?
工業生産以降の人口は異常に急増していることは事実であるが、人々が最も知りたい成人の寿命が、本当に現在的に延びているのだろうか?
肉体疲労は、寿命に関連しているか?
意識生産における脳の疲労は、寿命と関連しているか?(ストレス、精神病、自殺等)

◆医療
医療の発達による延命措置や寝たきりの状態は、「生きている」と言えるのか?
病気の種類や病気人口は医療の発達とともに増えているように感じるが、そのような健康状態で「生きている(みんなの役に立ち、活力を持って充足する)」と言えるのか?

◆食べ物・人工物質
戦前(農村での比較的豊かな自給自足の時代)と戦後(貧しい食料難の時代)、70年以降(人工物質にまみれた食生活の時代)では、体を作る幼少期に摂取したものがまったく異なるが、それが、それぞれ肉体にどのような違いとして現れているのか?
薬や農薬等の人口物質は、人体にどのような影響を与えているのか?アレルギー、免疫機能への影響は?また、それによる寿命への影響は?

◆排気ガス・電磁波
工業化によって豊かさが実現し、車、TV、パソコン、携帯電話等が普及したが、排気ガスや電磁波の人体への影響は?

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今後、このような疑問を紐解いていきたいと思います

次回は、現在使われている平均寿命(男性79.59歳、女性86.44歳)について、考えます 🙄
「私たちの感覚とこの平均寿命って、合ってる気がしない
そんな疑問から、平均寿命の算出方法 や、その考え方 を調べてみました

では、次回もお楽しみに・・

List    投稿者 staff | 2011-03-09 | Posted in M01.身体の自然環境2 Comments » 

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コメント2件

 ふらわぁ☆ | 2012.02.09 22:25

>特に、岩石への圧力のような地震前兆現象からよりも、地震の原因そのものから発生している変化に注目する方が、予知としては期待されるのだと思います。
確かに!
地震や地球のメカニズムがもっとわかったら、どこを押えたら予知できるのかがわかりますもんね。
未だ解明されていませんが、追求していきたいですね☆

 hihi | 2012.02.16 22:47

そうですね。
地球内部のことは目に見えないので、どうにも考えるネタが少ないです。
でも専門家の言うことを鵜呑みにするのも危険なので、色々考えるのですが、想像力が追いつかない感じです。難しいですね。

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