2012-08-21

【『熱中症』は『本物の塩』(微量ミネラル)摂取不足】科学を身近に☆NewStream

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こんにちは!
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
まだまだ暑い日々が続きますね。本日のNHKニュースによると、まだまだ熱中症被害は続いているようです。

連日、厳しい暑さが続いていますが、先月以降、熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人は3万3000人を超えました。
ことしに入って熱中症とみられる症状で亡くなった人は少なくとも103人に上り、総務省消防庁などでは引き続き熱中症への注意を呼びかけています。
総務省消防庁の速報値によりますと、先月から19日までに熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人は全国で合わせて3万3244人となり、去年の同じ時期をおよそ400人上回りました。
熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人は、先月は、統計があるこの5年間で最も多い、およそ2万1000人に達していました。
今月に入ってからは、いったん減っていましたが、先週から再び増加に転じ、19日までの1週間だけで、およそ4100人に上っています。
また、NHKが各地の消防や警察に取材したところ、ことしに入って熱中症とみられる症状で亡くなった人は全国で少なくとも103人となっています。
年齢が判明した人のほぼ4分の3が65歳以上の高齢者でした。
総務省消防庁などでは、急に気温が高くなる日などは熱中症に特に注意し、こまめに水分を補給したり、室温が28度を超えないようにエアコンや扇風機をうまく使ったりして予防を心がけてほしいと呼びかけています。

「こまめに水分補給を」と呼びかけていますが、そもそも、熱中症って水分不足で起こるのでしょうか?
熱中症の真の原因を指摘した、『熱中症』は『本物の塩』(微量ミネラル)摂取不足。という記事を紹介します。
熱中症対策のためにも、身体に関する自然の摂理に学びましょう 😀

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■私達の身体(生命維持)は多種類の元素(ミネラル)で出来上がっています。
「主要元素」は、H(水素)・O(酸素)・C(炭素)・N(窒素)の4つで
96~97%を占めています。
次に「準主要元素」が、Ca(カルシウム)P(リン)S(硫黄)Na(ナトリウム)Cl(塩素)K(カリウム)Mg(マグネシウム)で約3%です。
そして「微量元素」(微量ミネラル)が、上記の7つを除く元素などで成り立っています。量は人体の0.02%です。
例えば、体重60Kgの人でわずか12グラムしかありません。さらにその中の3~4グラムがFe(血清鉄分)です。その鉄の元素が、呼吸で得た酸素をとらえて血液中に送っているから人は生きています。
そしてその他のまさに微量なミネラル(全部でも約8g)も身体の中で、それぞれ「生命維持」に「不可欠」な働きをしていて、その中の一つでも少なくなると「病気」になり、さらに完全に無くなることが「死」を意味するのです。
血液中の微量ミネラルの減少を促す大きな要因が「発汗」です。
ところが発汗は、皮膚から水分を出してそれが乾燥するとき「気化熱」を奪い体温を下げて一定の『体温調節』をしているので、汗が出なければ体温は上昇し危険になります。
そして、ある程度(少量)の発汗では、水分が乾燥する前に微量ミネラルはまた体内に戻っていく作用をしています。しかし多量の発汗ではそれが追いつかず流れ出してしまいます。それが長時間続いた場合、微量ミネラル減少に陥り意識不明、死に至ることにもなります。それはもちろん一年中を通じてですが、特に夏に多いのを、近年「熱中症」と呼ばれています。
しかし、それは「本物の塩」を摂取することでかなり予防が出来ます。
約35億年前、地球に「海」が出来たことで「生命体」が発生したのですから、当然現在も「海から採った本物の塩」(何も足さない、引かない)でなければ生命は維持していけません。
ところが、昭和38年頃から、専売公社が安価な外国産塩を輸入して、各種微量ミネラルを抽出し、それらを工業(例えば人間に非常に重要な役目をしているモリブデンはタイヤを作るのに必要とのこと)、医薬品製造などへ販売し、国民には「NaCl」=ただ辛いだけの塩化ナトリウム99.99%を販売してきました。しかしそれを国民が知ったとしても民間製造販売は違法で、その塩を食べざるを得なかったのです。
結果10数年後、ガン・脳卒中・アトピーなど急激に増え始め、(旧)厚生省はあわてて?「塩分取り過ぎ注意」を宣言しました。しかし、その「塩」の実態は明かさなかったのです。人間、いや生物にとって欠かすことのできない自然の海から採った「本当の塩」の説明(教育)も塩の大切さも未だに明かしません。%E5%A1%A9.bmp
ただし、製塩・販売の自由化にしました。それは少しずつ国民が気付いてきたからか、または責任逃れの可能性も考えられます。どちらにせよ今は、国民は本当の塩を選択できるのです。
しかし、多くの国民は今もなお「塩分取り過ぎ注意」を根強く守っているのです。なぜなら、未だにその「真の意味」を明かさないからです。特にお年寄りは根強いです。だから熱中症で亡くなる人も多いのです。
マスコミもただ「記録的な暑さ」とか「異常気象」によるものと決め付けたように?言いますが、本当の要因は「塩」だと確信しています。
「自然塩」(天日結晶塩)と言われる、海水から採った塩を約1%(水1リットルに対し10グラム)溶かしたものを、夏とは限らずちょくちょく飲むことでバランスの良い微量ミネラルが補給できます。(夏場は多少濃いめでも良い)
昔(私が子供時代)誰もこんな病気は聞いたことが無かったのは、当時は「粗塩(天然塩)」だったし、どんどん補給していたからでしょう。
ちなみに、海水の中には次のような元素が含まれています。
1000ppm以上 Na(ナトリウム)・Cl(塩素)
100ppm以上 Ca(カルシウム)Mg(マグネシウム)K(カリウム)S(硫黄)
10ppm以上 Br(臭素)
1ppm以上 B(ホウ素)Si(ケイ素)Sr(ストロンチウム)Ni(ニッケル)
1ppm以下(57元素)
Ag(銀)Al(アルミニウム)As(ヒ素)Au(金)Ba(バリウム)Be(ベリリウム)Bi(ビスマス)Cd(カドニウム)Ce(セリウム)Co(コバルト)Cr(クロム)Cu(銅)Dy(ジスプロシウム)Er(エルビウム)Eu(ユウロビウム)Fe(鉄)Ga(ガリウム)Ge(ゲルマニウム)Gd(ガドリニウム)Hf(ハフニウム)Hg(水銀)Ho(ホルニウム)I(ヨウ素)In(インジウム)Ir(イリジウム)La(ランタン)Li(リチウム)Lu(ルテチウム)Mo(モリブデン)Mn(マンガン)Nd(ネオジム)Os(オスニウム)P(リン)Pb(鉛)Pd(バラジウム)Pt(白金)Pr(プラセオジム)Re(レニウム)Rh(ロジウム)Ru(ルテニウム)Sb(アンチモン)Sc(スカンジウム)Se(セレン)Sm(キュリウム)Sn(スズ)Ta(タンタル)Tb(テルビウム)Te(テルル)Ti(チタン)Tl(タリウム)Tm(ツリウム)V(バナジウム)W(タングステン)Y(イットリウム)Yb(イッテルビウム)Zn(亜鉛)Zr(ジルコニウム)
言い替えると、これらが元になって人体(生命)が出来ています。
もちろん各種食品にも含まれていますが、なかなかこれだけの種類をバランスよく摂取できません。特に夏場は食欲も減退し、ついついあっさりしたものになり、これらの中のひとつでも『無くなる』事が『死』を意味するのですから、いかに『塩』が大切かです。

【ポイント】
・私達の身体(生命維持)は多種類の元素(ミネラル)で出来上がっている。
・その中の一つでも少なくなると「病気」になり、さらに完全に無くなることが「死」を意味するが、特に夏に長時間の発汗が続きミネラル不足になって起こるのが「熱中症」。
・現代人がミネラル不足(熱中症)に陥るのは、専売公社によって工業用と同じ「ただのNaCl」を「塩」として食べるようになったから。
・「自然塩」(天日結晶塩)を溶かしたものを、ちょくちょく飲むことで、バランスの良い微量ミネラルが補給できる。

List    投稿者 kayama | 2012-08-21 | Posted in M01.身体の自然環境2 Comments » 

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コメント2件

 天変地異 | 2013.10.08 1:26

掲載の花粉や、花粉管のカラー写真がすごく綺麗ですね。一目瞭然と言っていい程の、大変分り易く、面白い研究です。ただ、驚いたのは、在来種が外来種に駆逐されて行くしくみが、こんなにシンプルなものであったのか、と言う事と、こうした研究を今まで誰もやっていなかったのだろうか?と言う点です。
イチョウの精子が発見されたのがもう、随分昔の話なので、今ではタンポポのDNA配列なんかもすっかり明らかになっていて、分子レベルでの解析が進んでいるのかと思っていたのですが、現在でもこんな素朴な実験が行われているのですね(失礼な言い方で済みません、素人なもので・・・)。
と言うよりは、参考リンクにもあったように、植物と昆虫との共生関係であるとか、植物同士の繁殖戦略と言った、生態系に係わる分野はまだまだ黎明期に近い、と言う事なのかも知れませんね。
いずれにしても、とても興味深い分野だと言う事がよく分りました。これからも楽しみにしています。有り難うございました。

 のむのむ | 2013.11.10 15:53

生活史が異なる、生育環境が在来種(トウカイ・カントウ)と外来種に違いがあることには触れないんですね。

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