2008-05-02
地球の誕生
【微惑星の誕生】
一方、原始太陽の赤道面にはガスや塵からなる円盤が形成されます。これが原始太陽系星雲です。
地球をはじめ太陽の周りを回る惑星、衛星は、原始太陽系星雲で誕生した無数の微惑星が衝突しあって、徐々に成長することで形成されました(シュミットによる微惑星説)。
微惑星とは直径が数キロメートルも小天体を言います。
微惑星の数は太陽系全体で100億個にも達したと考えられています。
この微惑星は、原始太陽に近い方は岩石と金属鉄主体のものが、遠い方は温度が低いため氷(水やメタン、アンモニアの個体)主体のものが形成され、原始太陽のまわりをほぼ同じ平面の上で円をえがいてまわっていました。
それら微惑星は、やがてお互いの引力(重力)によって軌道を乱し合い、衝突しては合体し次第に大きくなっていきます。
その一つが地球です。
徒然なるままに『12.太陽系と地球の誕生』より |
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