2013-08-28

【気候と食】『梅』で低体温を改善☆~実験編~

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今回の実験で飲んだ梅しょう番茶

みなさんこんにちは☆
前回は、梅の歴史・効用から梅が夏にぴったりなことをご紹介しました^^
今回は、梅をさっそく摂ってみて、実際に身体に変化があるのか調べてみました。

ただ、梅を毎日摂るのは大変だと思います><
そこで、梅を手軽に摂れる「梅しょう番茶」を作って実験してみました☆

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【実験内容】
梅しょう番茶を毎日飲んで、体温は上昇するのか?
会社の女子4人で実験してみました♪

①毎日、空腹時の夕食前に「梅しょう番茶」を飲む

◆「梅しょう番茶」の作り方



<材料>
・すっぱい梅干(はちみつ漬けとかの甘いものではなく)1個
・醤油
・おろし生姜(チューブでも可)
・番茶(緑茶)

<作り方>
1.梅干の種を取って、湯飲みに入れてつぶし、よく練ります。
2.そこに醤油を少々、おろし生姜を入れてさらに練ります。
 →おろし生姜はチューブで大丈夫です☆
3.番茶(緑茶)を入れ、よく混ぜてできあがりです。

②毎日の体温を測る
毎日体温を測って記録。
※基礎体温計測に則ってできるだけ起床時に計測。

結果はこうなりました☆
   

 

変動が大きいメンバーもいますが、大きくは体温が上昇しています!!
また、あまり変わらなかったメンバーも体温が高い日が増えています。

他にも体温だけで無く・・

◆飲んだ後は身体が中からポカポカした
◆体調がいつもよりいい
◆お通じが良くなった
◆長時間の冷房もつらくなくなった!
◆実験後も体温が割りと高めなのを維持してる

という声も・・・♪

今回は、まずなぜ体温が上がるのか、調べてみました^^

 

◆◆体温上昇の構造~塩(ミネラル)が体温上昇に必須~◆◆

私たちは、食べ物に含まれる糖質からエネルギーや熱を作り、体温を保っています。
食べ物に含まれる糖質は、体内で消化され、ブドウ糖として吸収されます。
ブドウ糖は、人間に備わる酵素の働きでATP(≒エネルギーや熱)に変化します。
こうした体の仕組みによって、私たちの体温は保たれています。


ATPイメージ

そして、ミネラル・ビタミンがこの仕組において、とても重要になってきます。
まず、ブドウ糖は、消化酵素によって分解されます。
分解されたからといって、ATPになるわけではありません。
加工して様々な物質に変化する必要があります。その加工に必要なのが、亜鉛・セレン・鉄・マグネシウムといったミネラルやビタミンB1・B2などのビタミンなのです。

参考:酵素ダイエットの仕方


エネルギー(ATP)ができるまで
 

つまり、、ミネラル・ビタミンが不足してしまうと、食べ物からATP(エネルギーや熱)を作ることができず、体温が上がらなくなり、低体温になってしまうのです。
しかも最近の食事の傾向として、加工精製食品に頼った食事をしているため、タンパク質・脂肪・糖分を過剰に摂取している反面、ミネラル・ビタミンは不足傾向にあり、さらに食べない系ダイエットといった無理なダイエットをしてしまうと、ますますミネラル・ビタミンは不足してしまいます。
こうした食生活の乱れや無理なダイエットによるミネラル・ビタミンの不足が、低体温を引き起こす重要な原因になっているのです。
体温を上げて、低体温を改善するためにも、ミネラル・ビタミンを豊富に含んだ食事をする必要があるんですね。

参考:【体温が保たれる仕組み】より

◆◆梅(クエン酸)と一緒に摂ることで吸収率UP!◆◆

実は、ミネラルを摂っていても、そのまま身体に吸収されるわけではありません!
ミネラル・ビタミンは酸化に弱く、酸素に触れると吸収率が悪くなります。
そこで重要になってくるのが、梅にも含まれる(クエン酸)なのです!
ミネラルがクエン酸などと結合する状態をキレート(ギリシャ語で「つかむ」と言う意味)といいます。
キレート作用でクエン酸は、体内に入ったカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを挟み込み、酸化されにくくすることで体内に吸収しやすくするのです。

 
つまりミネラルを吸収するためには、クエン酸が必要☆
ミネラルとクエン酸を同時に摂れる梅干しは、それだけでミネラルをしっかりと吸収できる優れものなんですね。
(最近では、サプリメントの中にもこのキレートを謳い文句にした商品が出回っています。梅干は天然のサプリメントなんですね☆)

クエン酸が必要なのは、ミネラル吸収のためだけではありません。
ATP生成そのものにも関わっています。
図の様に、、ATPを作り出す仕組みそのものが、クエン酸回路といい、
元々体内で作りだしていたもの
だったんです!

 

クエン酸回路によるATPの生成

ではなぜ、体内にあるクエン酸を、わざわざ摂ることが必要なのでしょうか。
後編で追求してみたいと思います☆

参考:http://www.nutweb.sakura.ne.jp/iframe/03_ippan/10eiyoukouza/sinwa.html

List    投稿者 staff | 2013-08-28 | Posted in N.健康・医療・食品No Comments » 

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