2008-07-08

減少するものは補給すればいい!これってホント??~健康ブームってどうなん?その3~

こんにちは~ 😀
「にがり」「牛乳」と続いている「健康ブームってどうなん?」
その3は「コエンザイムQ10」についてです
疲れにくくなる・シワがなくなる・集中力が増す・足のむくみが取れる・風邪を引かなくなるetc.様々な効果がうたわれ、サプリメント や化粧品 で流行のコエンザイムQ10、その一番の売り文句は、・・・そう、アンチエイジング!!「摂取すればみるみる 若返る なんて言われていたりもします。
では、コエンザイムQ10が若返りに効くといわれている理由は何なのでしょうか?
それは・・・、

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コエンザイムQ10を売り出しているサプリや化粧品メーカーは こんな風 に説明しています。

コエンザイムQ10は細胞の中にあるミトコンドリア内で、エネルギーの源となるATPを作っています。しかし体内のコエンザイムQ10の量は年齢とともに減っていくので、それにともなって細胞でのエネルギー生産が減少してしまいます。これが、身体の老化につながっていると考えられています。

つまり、
老化が進むのはコエンザイムQ10が減少するから
  ↓
減少するコエンザイムQ10を補給すれば老化が止められる
  ↓
若返る!

という論法です。
でも、でも、これってよく考えるとおかしいと思いませんか
だって、年齢とともに体内で減少していくのはコエンザイムQ10だけではありませんよね。
体内の水分 も食欲 もピークを迎えた後は、自然現象で年齢とともに減少します。上記のような論法が成立するなら、水をたくさん飲んだり、いつまでも若いときと同じ量の食事を摂っていれば老化を防げるってことになりますよね
そんなことは、ありえません
人間の成長期に細胞が必要とするエネルギー量と、成長が停止してからの時期に必要とするエネルギー量違って当然です。人間のエネルギー生産の源になっているコエンザイムQ10が、加齢とともに減少する理由は、「必要がないから」ということではないでしょうか。
コエンザイムQ10の減少についてこのように書いてあるサイトもありました。

「年とともにコエンザイムQ10が減少する」のはどういう合理性があるのでしょうか。あくまで推測ですが、基礎代謝を下げるためと考えると納得がいきます。人間が生活するために必要な最低限のエネルギーを基礎代謝と言います。年齢とともに運動量が減り、エネルギー必要量も減ります。省エネ体質になるのです。(そのため若い時と同じカロリーを取れば「中年太り」になります。)これは必要以上のエネルギーを作るときに必然的に生まれる「活性酸素」の害から、生体を守ろうという生体防御の仕組みではないでしょうか。

確かに。納得です。
このように考えると、コエンザイムQ10だけではなく、年齢と共に減少するものには、「減少する必然性」があると見る方が自然です。
「減少するのはよくないこと」「減少するものは補給すればいい、補給しなければ」と短絡的に考えることは、「自然の摂理」に反しているのではないでしょうか。

安易にブームに流されず、必要なものを必要なだけ摂取していきたいなと思います 😀
最後まで読んでくれてありがとう  のりでした

List    投稿者 sakanori | 2008-07-08 | Posted in N.健康・医療・食品No Comments » 

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