電磁波って危険!?その3~電磁波がもたらす影響って?
今回で第3回目の「電磁波って危険!?シリーズ」です!
①電磁波って危険!?その1~便利になったけど・・未知なる電磁波
②電磁波って危険!?その2~電磁波って何?
過去に学校の勉強で少しふれた波の性質や電磁波の種類や特徴などが少しずつわかってきましたね そして、電子レンジの問題でも出てきましたが、電磁波がもたらす影響が私達の日常生活の中で知らないうちにあちらこちらに潜んでいたんです
【電磁波がもたらす2つの問題】
●電磁干渉
テレビの映りが悪くなったり、医療機器や心臓のペースメーカー、航空機の機器類等々の電子機器に
誤作動が起きたりすると聞いたことがありますよね。ある機器から出た不要な電磁波がノイズとなって、他の機器に誤作動をもたらすこの問題を「電磁干渉」といいます。
●人体への影響
気になるのが人体への影響。大きく3つあると言われています。
一つ目が「刺激作用」。低周波領域で体内に誘導電流が発生し、神経や筋を刺激する作用。
二つ目が「熱作用」と言って、人体にあたると全身や局所の体温を上昇させる発熱効果のこと。
三つ目が「非熱作用」。極めて低レベルの電磁波で細胞からカルシウムイオンが流出したり、ホルモン分泌を抑制したり染色体に異常をきたすことがあり、ガンや白血病の原因ではないかと言われています。
人体への影響も懸念される電磁波ですが、身近にその電磁波を常に浴び続けることになるのが『携帯電話 』の使用です。その危険に迫ってみたいと思います。
【携帯電話と電磁波】
★電磁波には、低周波(家電製品や高圧送電線で使っている50Hz ・60Hzの商用周波数の超低周波を含む)と高周波(いわゆる電波を含む)があります。携帯電話は電波を使っているので高周波に属します。
携帯電話が使用する周波数は、800MHz(メガヘルツ)、1.5GHz(ギガヘルツ)、あるいは第三世代携帯になりますと2.1GHzあたりの周波数を使っています。これらは、前回出てきたマイクロ波と呼ばれる周波数帯に相当します。
【携帯電話が通話できるのはなんで?】
携帯電話って、相手と話をするとき、相手の携帯電話に直接電波を送って話をすると思っていたのですが、そうではなかったんです!!携帯電話の電波は2kmくらいしか届かないので別の仕組みになっています。実は、携帯電話同士で話をするときにも、途中では普通の電話と同じような電話回線が使われています。無線電波が使われているのは、携帯電話と基地局の間だけなのです。
携帯電話では声を電波に変えて基地局まで送って、基地局からは電気信号にして電話回線を通して送ります。
画像はこちらからお借りしました。
【携帯電話から発せられる電磁波の頻度って?】
携帯電話が発する電磁波は、声を電波に変えて通話中に発生しているのに加え、電源が入っているだけで、位置確認のため3~5秒に1回のペースで電波を発し続けているんです
どういうことかというと、そもそも携帯電話から発信する電波はまず、基地局というところに送られます。この基地局は、送られてくる電波によって、携帯電話がどこの位置にいるのかを判断します。また、携帯電話が通話中か、電波が届くところにいるか、電源がはいっているか、ということも把握しています。それは、常に携帯電話から位置確認の電波が基地局へ発せられているからなのです。
この基地局は、どこにいても携帯電話が使え、さらに何台の携帯電話が同時に使われてもいいように多くの場所に設置されています。住宅街の中に所狭しと立っているのを見たことありますよね。
ちなみに、電波は金属ではじくため金属の箱物の中では、重複・反射して電子レンジ状態。移動する乗り物の中では、基地局が移っていくのに合わせて通話中と同じ強さの電波を出しながら移動することになります。圏外になろうものなら、出力をあげるため、高速で移動する乗り物の中では、通話していないくても強い電磁波がたくさん行き交うことになるんです。
【携帯電話が危険なのはなんで?】
携帯電話の電磁波が危険な理由は、3つ。
一つは、携帯電話から発せられる電磁波は電子レンジと同じ「マイクロ波」で、その特徴はホットスポットができること。例えば、耳に当てて使っている場合に、頭部のある箇所にエネルギーが集中して、局所的に熱が上がる現象が起きています。これは、冒頭に挙げた「熱作用」にあたります。
二つ目は、使っている電波は、デジタル波で人口の波であること。自然界には存在しないものなので、人体への影響はまだ充分に研究されていないのが現状なんです。なのに、どんどん普及している。。。
三つ目は、携帯電話が普及して人体が電磁波を浴び続けるという経験は、人類にとっていまだかつてない初めての経験。2010年4月段階で、日本での携帯電話の普及率は90%にも上ります。たくさんの人が頻繁に使う携帯電話だからこそ、その影響は計り知れないのです。
生活の中に潜む電磁波の危険性が少しずつ見えてきましたね
不要な時、長時間繋がらないことが分かっている時に電源を切っておいたり、体から離しておくなど、その危険性を知ることで、できることはいろいろありそうですね
最後まで読んでくださってありがとうございます
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