2011-08-27

素人が創る科学の世界~【光 子】3~『カタカムナ説を紐解く』

 これまでに扱った『2重スリット実験から見る量子論の不思議』を通じて、量子力学上存在する、様々な解釈論の背景にある原理(前提条件)と、その思考性が見えてきました。

この前提となるのが、電子くらいの大きさになると、それがどこにあってどのような運動をするのかについて、両方同時に測定できないという測定限界理論です。これを『不確定性原理』といって、今の人間の技術力や認識力の限界を素直に受け入れた理論です。
これをそのまま受け入れて、分からない部分はあるが、何かの実態はあることを前提に謙虚に論理構築すればいいのですが、この原理にこだわりすぎて、強引に『観測される前は波であり、観測されると粒子になる』というようなあまり根拠の無い論理にしてしまったのかなぁと感じてしまいます。

(リンク)
 このように、普通の人にとっては理解に苦しむ論理が量子力学の世界で成立してしまう背景には、要素還元主義から来る矛盾を、要素還元主義で説明しようとする思考矛盾≒物事の全体性を捨象した思考方法があります。素人にとっては難解極まりない解釈論の数々。しかし、『これが分からないのは専門知識がないからだ』と断ずるのであれば、それは科学者達の放漫ではないでしょうか。
 近代科学的思考では超えられない壁に、私たちは直面しているのかもしれません。”世界をどのように見るのか”というモデルそのものの創造が、今求められています。
 そこで、【光 子】シリーズ3回目となる今回は、近代科学が陥った閉塞を突破するための新たな仮説・認識をひとつ、ご紹介したいと思います。

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  投稿者 taka | 2011-08-27 | Posted in C02.素粒子(量子・光子)No Comments »