2014-04-29

【GW特別企画】るいネット秀作紹介1「原核生物の超適応戦略~あらゆる生命のDNA情報を活用する~」

 皆さんこんにちは。本日からゴールデンウィークですがいかがお過ごしでしょうか?

当ブログでは、本日4月29日から5月6日まで、計8日間に渡り、ゴールデンウィーク特別企画として、るいネットの環境系の秀作投稿を紹介していきたいと思います。

>ニジマスの全ゲノム塩基配列の解読結果について報告する論文が、今週掲載される。この研究では、約1億年前に起こったゲノムの倍加というまれな事象の後のニジマスの遺伝子の進化速度が解明された。

全ゲノム重複は、ゲノムが突然倍加する事象のことで、脊椎動物の進化に重大な結果をもたらしているが、これまでに知られている全ゲノム重複事象の大部分が大昔に起こっているため、その解明はほとんど進んでいない。その中で、ニジマス(Oncorhynchus mykiss)は、全ゲノム重複が比較的最近起こっているため、ゲノムの倍加が進化にもたらす影響を研究するためのユニークな素材となっている。 ネイチャージャパン(リンク

上記の記事のように、生物の進化については、遺伝子分野において日々研究が進んでいますが、その手がかりとして注目されているのがDNA情報です。DNA情報を解き明かせば、過去から現在までの生物の進化過程が解明できると考えられています。

DNAは個々の生物種が固有に持つ物というのが常識でした。しかしその常識を大きく覆す記事を紹介したいと思います。

 るいネットの秀作記事原核生物の超適応戦略~あらゆる生命のDNA情報を活用する~を紹介します

生物を細胞核の有無で分類すると、細胞に核を持たない原核生物(細菌)と真核生物(菌類・植物・動物)に大きく2分されます。

進化系統樹 

この細菌と呼ばれる原核生物たちは、原始的かつシンプルな生物であると思われていますが、原始的かつシンプルがゆえに、大きな外圧変化に適応する為に「遺伝子の水平移動」という、種を超えたDNA情報のネットワーク機能を既に手に入れているようです。

それでは、まず原核生物の生き残り戦略から見て行きましょう。

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  投稿者 daichi | 2014-04-29 | Posted in A.史的構造認識から紐解く環境, A05.時代認識No Comments »