【電磁波】電子レンジで湧かした水で育てた、もやしの腐食実験
【電磁波】実験シリーズ第二弾です!!
前回の実験、
【電磁波】電子レンジで湧かした水での発芽実験~プレ実験編→リンク
【電磁波】電子レンジで湧かした水での発芽実験~プレ実験編2→リンク
は、たくさんの人に読んでいただき、ありがとうございました
発芽実験は、普通の水、やかんで沸かした水、電子レンジで湧かした水のそれぞれを使って、かいわれ・もやしを育ててみました。
結果、水の違いによって種の成長に差が見られました!
今回は、以前このブログで紹介した、『野菜の腐食実験』にならって、発芽実験で育てた「もやし」を腐食実験してみることにしました。
☆前回の腐食実験記事
野菜は、「腐るの?枯れるの?」 腐敗実験開始します!!→リンク
前回実験では、栽培方法の異なる野菜(ピーマン)を使って腐食状況を観察しています。
実験の結果、一般栽培の野菜は腐り、有機栽培・自然栽培の野菜は枯れるという違いが出ました!
発芽実験で育てた「もやし」も、腐食実験をしたら・・・
・電子レンジで沸かしたお水で育てたもやし→腐る
・普通のお水・ガスで沸かしたお水で育てたもやし→枯れる
なんて、結果が出るのかな
育てる水の違いによって何らかの違いが出ることは予想されます!
それでは、【電磁波】シリーズ実験第二弾をお送りします
ワンクリック お願いします☆
いつも応援ありがとうございます
☆1☆実験の方法
発芽実験で育てた3種類の「もやし」を収穫して、それぞれをビンに入れてフタをし、枯れるor腐るまで観察を行います
発芽実験で育てたもやしは、つぎの3種類のお水を使って水栽培したものです。
A. 普通の水
B. ガスで湧かした水
C. 電子レンジで湧かした水
☆2☆実験道具
・ガラスビン:ジャムビンくらいの大きさです。もやしを入れる前に煮沸消毒をしました。
☆3☆観察の方法
観察期間:2011/10/11~2011/11/01
実験場所:常温で直射日光があたらない室内
一日一回、ビンの中身を観察して、写真撮影を行う
実験最終日には、ビンを開封して匂いも確認!
発芽20日目のもやしの様子です。
発芽実験終了以降も葉の数は双葉から増えず、ヒョロヒョロと茎が伸び続けました。
(かいわれも一緒に育てましたが、写真では見えにくくなっています・・ちょうど食べ頃くらいに成長している頃です。かいわれに比べて、もやしの方が葉も茎も生長していて腐食状況などを観察しやすいので、実験にはもやしを使うことにしました。)
・もやしをハサミでチョキチョキ収穫して、ビンに収まるくらいの長さに切ります。
・A,B,Cのマークをつけたビンにそれぞれのもやしを入れます。
果たして、違いはどのように出るのでしょうか?電磁波の影響は見られるのでしょうか?
(発芽実験終了後、根元に落ちた種殻からカビが生え始めてしまいました。ですが、芽の生長に影響はなく根や上部の茎・葉は元気だったので、カビが及ばない長さでもやしを収穫し、腐食実験に使いました。)
② 1日経過~ビンがうっすら曇る
ビンの中のもやしは、まだピンピンしています!
切断した茎から水分が出てきているのか、ビンの内側がうっすら曇り始めました。
③ 2日経過~変化はまだなし
昨日と比べてさらにビンの内側が曇り出しましたが、もやし自体はまだまだ元気です!
④ 8日経過~とうとうカビが!
この日、とうとうBとCのもやしからカビが発生しました
カビが生えているのは、主に茎の部分で、白くてフワフワしたカビです。
対してAのもやしは、なんと切断した茎の部分から新たに根が生え始めているのを発見!(植木の挿し木と同じ要領ですね)すごい生命力!!
ビンの内側の曇りは、大きな水滴になり出していました。Aのもやしは、その生命力と自ら発した水分で、根っこを伸ばしているのでしょうか
思わぬ展開になってきました!:roll:
⑤ 10日経過~Aにも遅れてカビ発生
10日経過して、根が生え出したAのもやしにもカビが生え始めました。しかし、根はどんどん伸び続けています!!
ビンを並べて見てみると、まだ元気なAに比べて、BとCはしんなりとしてかさも減ってきています。また、カビは葉には生えないようですが、葉は茶色く変色して、腐ってきていました。
⑥ 16日経過~カビも消えた!?
先にカビの発生したBとCは、なんとカビが見えなくなってしまいました!!さらに、腐食が進んで葉や茎の色が透けてきています。ビンの中に黄色い液体も溜まり始めました。
BとCは、カビが死んでしまったのでしょうか?
Aにはまだフワフワのカビが生えています。
根の成長はさすがに止まってしましましたが、カビの及んでいない上の方は、まだ茎がピンピンしていました。
特に腐食状況がひどいのはCで、ビンの中のかさ(写真の点線)を比べてみると、ぺしゃんこになっている状況が見られます。
⑦ 20日経過~実験最終日
14日目以降は、Aのもやしはカビが生えたまま腐食が進んで行き、カビの消えたBとCはさらに腐食が進んでドロドロになってしまいました。
結局、BとCはカビも生きられないくらいの状況になってしまったということでしょうか??
これ以上、腐食状況の差に大きな変化はなさそうなので、ここで観察終了です
◎ 匂いをかいでみる
観察最終日は、いよいよ匂いを確認してみました!
見た目は、どれも臭そうですが ・・心してビンの蓋に手を掛けます・・
まずは、A(普通の水)のビンをパカっ!
「くっ、臭い…(゚◇゚)」
その臭いを例えると、のりの佃煮の様な甘いにおいがしています。カビの臭いでしょうか?
次に、B(ガスで湧かした水)のビンをパカっ!
「う~さらに臭い…(゜ロ゜)」
Bのビンは、Aとは違った臭さで、酸っぱい腐敗臭がしています。わずかに青臭さもあります。
最後に、C(電子レンジで湧かした水)のビンをパカっ!!
「゚ ゚ ( ロ )!!…」
Bと似た腐敗臭ですが、さらに臭い!!特に酸っぱい臭いが強くなっていて、吐き気がするほどです。
3種類の匂いを比較すると、Cのもやしが最も臭く、Bはその次くらい、Aの匂いは比較的ましでした。
Cが最も臭かったのは、電磁波の影響が出ているからなのでしょうか・・?
一緒に匂いをかいでくれた追求仲間のみなさん、とっても臭くて1人では心折れそうでした。みんなのおかげで臭さに負けず分析までする事が出来ました!ありがとうございます
☆5☆結果分析
◎ 腐食状況の違い
全てのもやしで、カビが生え、腐りました。
カビは、種殻に生えていたカビ菌が入り込んだ可能性もありますが、カビの生え始める時間が明らかに違いました。
8日目でまずB・Cにカビが生えてきて、遅れて10日目にAに生えてきました。
また、Aには、カビが生える前に切断部分から根が生え出し、強い生命力が見られました。
では、AとB・Cの大きな違いは何かというと、B・Cは「お水を湧かしている」ということです。発芽実験でも、一度湧かしたお水で育てたBとCは、湧かしていないAよりも成長が早く進んだ、という違いが出ました。
つまり、B・CはAよりも早く成長が進んだことで、細胞膜の形成も弱いままになってしまい、その結果、カビの発生も腐食も早く進んだのではないでしょうか。
普通の水で育てたAは、細胞膜の形成をしっかりとしながら成長をしていったので、生命力が強く、収穫したあとも切断部分から根っこが生えてきて、B・Cよりも遅くカビが生えてきたと思われます。
◎ 匂いの違い
どれもとっても臭かったのですが・・
AとB・Cでは明らかに臭いの種類が違いました。Aはカビの臭い、BとCは腐敗臭です。さらに、BとCではCの方がより臭く、酸っぱい臭いが強くなっていました。
☆6☆今後の課題
今回、もやしが枯れる様子は見られませんでしたが、AとB・Cで大きく差が出たことから、水の“溶存酸素量”に大きく関係していそうなことが分かりました
このことを踏まえて、改めて『電磁波の影響を見るための発芽実験』を行うにあたり、もう一度課題を整理してみます。
発芽プレ実験・腐食実験の結果に表れた1番の大きな違いは、お水を湧かしたことによるものでした。
お水を湧かすことによって変化する、生物の成長に関わる様な大きな要素は、溶存酸素と思われます。
電磁波の影響を知るためには、まずお水の溶存酸素量を同じにして実験をすること!
☆☆次回発芽実験に向けての改善ポイント
◎ 溶存酸素量を測定して、同量の酸素量の水を使う
沸騰させた水の溶存酸素が、通常量に戻るまでにどの位の時間がかかるのかを調査するための予備実験を行おうと思います!!
今回も、最後まで読んでくださってありがとうございました
次回実験もどんな結果が出るか??楽しみですね
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コメント2件
通りすがり | 2019.10.01 7:44
これはね、実験手法と結果の評価は一旦置いといて、弱い電磁界が水の性質を変えるんです。少しだけ具体的に言うと、水分子の中の水素結合に変化が起きるんですね。これは地磁気の強度で水の沸騰温度がわずかですが変わったり、それに水素結合が関与してることを示す研究もずっと前からあります。こういう弱い電磁界の曝露の効果は、誘電緩和という効果に基づいて、曝露後も一定期間その影響が続いたりします。電子レンジのマイクロ波でダイポール型極性分子である水分子がゆさぶられ、巨視的な熱を起こす誘電分散の効果と同じ理屈です。上の記事の最後の指摘にある溶存酸素への影響は詳しく知りませんが、その背後に水素結合への影響が関わってることが関係してるかもしれません。
匿名 | 2014.05.30 0:33
これ、ミネラルウォーター煮沸したら、それぞれの成分組成(割合)変わるよね・・・?水分子関係ないやん・・・