2012-08-22
【気象シリーズ】日本の局地気候と農業 ~福井・若狭における伝統野菜の可能性 その3~
前回までの「福井・若狭における伝統野菜の可能性 その1、その2」で見えてきたこのエリアの環境特性としては、
😀 暖流・対馬海流の影響で、暖かい
😀 背後に高い山がないため、雪がそれほど多くない
😀 植生分布の境にあるため、多様な植生が見られる
以上の3つが挙げられます。
この特性には、自然界に存在する「水」「気(風)」「土」「木」などの要素が見て取れますが、農業=自然の営みに欠かせない重要な要素がもう一つあります。それが「火」です。
※環境学としての風水からお借りしました
今回のシリーズその3、4では、福井・若狭の伝統野菜、中でも「火」を使った焼畑農法で有名な「河内赤カブラ」にスポットをあてて、今後の農業の可能性を探ってみようと思います。