あたり前の難しさ~お産を本気で追求したいその3~
こんにちは
ikuです
今、お産についてのシリーズでは、「あたりまえに産んで、あたりまえに育てたい」をテーマに、お産って苦しいものなの?~お産を本気で追求したいその1~で紹介した書籍をもとに勉強しています
第3弾では、そのあたり前の難しさについて学びました!
というのも、新生児死亡率や妊産婦死亡率が低下したという話は聞いたことあると思いますが、実際どのくらいか?知っていますか?
参考:http://koretani.blogspot.com/2008/02/blog-post_08.html
新生児死亡率は、
出生1000に対して、
1950年には27.4人死亡していたのが、2005年には1.4人まで減少しています
妊産婦の死亡率について言えば、
出生10万に対して、
1950年には176.1人死亡していたのが、2005年にはなんと5.8人にまで減少しています
昭和30年代を境にして、「お産」が病院へと場を移していくことになります。医療が進歩したため病院へと移動した「お産」は、上記のような進歩を続けています。
しかし、一方でそんな現代の「お産」の抱える問題も明らかになり始めています
続きも読んでくださいね
ありがとうございます
現在の「お産」の抱える問題は、
①医療経済の問題
これは、何かと言うと大きくは保険制度の問題にあたります。
正常な「お産」は、健康保険支払いの対象にはなりません。もちろん分娩費や入院費も全て自費。これに対して帝王切開の場合で出産した場合、異常分娩として扱われ、薬を沢山使い、長く入院するのに、産婦さんが負担する費用は安くて済むそうです。病院の収入も保険から支払われる分が加算され多くなります。
②ルーチンになってしまう医療の問題
「お産」は自然の摂理ですから、本来はいつどう生まれてくるかはコントロールできるものではありません しかし、そうなると「お産」がいつ始まるか分からない状態なので、準備を整え、スタッフも待機していないといけません 重労働のため産科医が減っている現代では、陣痛促進剤を使ったり、帝王切開をするなどしてコントロールすることになってしまいます
そして、いまや医療介入があたり前になってしまった今、「お産」で命を落とすなんてあり得ない!という固定概念がさらなる過剰な医療介入を促進しているとも言えます
③産む側の問題
今では「お産」の場所を『おいしい食事が食べれるから』とか、『無痛分娩で出産できるから』とか、楽チンさや便利さなどの理由で選ぶ妊婦さんも少なくないそうです
これについては、現代の「お産」に対する違和感から、その方法を追求する女性の意識転換が見られます。生まれてくる赤ちゃんのために自然な環境で出産するルボワイエ式出産や、アクティブバースと呼ばれる自由な体制での出産など、女性たちは、かつての「お産」のあり方を追求しています。
これらの問題を見ていると当事者がどこにもいないゾ!!ということが、お分かりになるかと思います。でも、本当はお医者さんも妊婦さんも、みんな新しい誕生を充足という形で迎えたいはず!!
制度や病院というガチガチの場から変えるのは難しいけれど、「お産」に対する女たちの意識から変えていくことはそこまで難しくないんじゃないかと思いました。
そして、このブログでその手助けができたらと思います
これからも、応援宜しくお願いします
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