2009-01-19
水資源の危機どうする?(番外編)~海水淡水化(3)
写真:世界最大の淡水化プラント_アルジュベール 森本組から引用
ヨルダンのアンマンで4月に開催された水知識会議で、イスラエルとパレスチナの技術者や経済学者、政治学者は、淡水化の環境的、地政学的、および社会的な影響に関して疑問を提起した。世界が化石燃料への依存を減らす方向へと進んでいる中で、限りある資源に頼る淡水化プラントの存在は微妙だ。
淡水化の改善技術として、化石燃料に代わって集中型太陽光発電を利用することも検討されている。しかし、アンマンでの水会議の席上、イスラエルとパレスチナの参加者は、淡水化とその潜在的な影響については未研究の部分が多いため、淡水化は水不足に対する多角的な長期対策の一部にとどめるべきだという点で一致した。
‘08/05/22ナショナルジオグラフィックニュースから抜粋引用
水資源開発の突破口のように喧伝される一方、深刻な水不足に悩む中東でも、海水淡水化には必ずしも諸手を上げて賛成という訳ではないようです。
2回に渡って海水淡水化の概要を押えましたが、今回は水資源の危機どうする?(本編)で扱った水資源の危機と照らし合わせて見てみます。
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