2009-01-22
資本主義を正当化するための「優生学」
【「持続可能な開発」とは(2)】では、“国連主導の 「持続可能な開発」とは 、先進国と発展途上国の一部の裕福な人だけが成長を維持する権利を獲得するための開発であり、無秩序な最貧国の発展は許さない。その為には、増え続ける開発途上国の人口を抑制し、限られた人のみが生き残れる社会をつくること” と説明されています。
このように、資本主義の考え方を正当化するための思想として、「優生学」という学問があります。
文字の通り、優れたものだけが生き残るという考え方です。
一般的には、ナチスドイツのユダヤ人の虐殺に代表される、人種差別などと重ね合わせて考えられています。しかし実は、ドイツのみならず、世界中で現在に至るまでその思想の影響を受けているのです。
例えば、現在の人種差別、白人主義というのは優生学の概念です。
この思想について、「優生学と人間社会」(米本昌平・松原洋子・市野川容孝ほか:講談社)より紹介します。
気になる方は・・・
投稿者 kumakei | 2009-01-22 | Posted in A.史的構造認識から紐解く環境, A01.環境問題の背後にある思想, G.市場に絡めとられる環境問題 | No Comments »