2012-12-29

もっと科学を身近に☆NewStream 「食」を考える1~市場に絡めとられ不自然な方向に向かっている現代の「食」

 旬の話題から自然の摂理が学べる!もっと科学を身近に☆NewStreamです。

 
 近年、がんによる死亡率の上昇や糖尿病、高脂血症やメタボリックシンドロームのような生活習慣病患者の急増。また原発事故による、農作物、海産物の放射能汚染より、食の安全への期待が高まっています。
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 一方、我々の身近な「食」はというと外食やコンビニ弁当など、便利なものが増えてきました。これらの多くは、「安い、早い、美味い」をウリにしており、ついつい食べ過ぎてしまうのも事実です。
 その結果、気付けばブクブクと太ってしまうということも・・・。
 そこで今回は年末年始特別企画として隔日で計6投稿の「食」を考えるシリーズをお贈りしたいと思います。
 何かと食べ過ぎてしまう、年末年始。このシリーズを通じて、改めて「食」と向き合ってみませんか?
 それでは、始まります。続きを読む前に応援クリックよろしくです☆

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スーパーマーケットに行ってみれば、様々な食品が並んでいます。また居酒屋に入ると、たくさんのメニューが、注文すればすぐ運ばれてきます。
そして最近は280円均一の居酒屋に代表されるように、どの料理もとても安い。
 
そもそもこれらの食品はなぜこんなに「安く、早く、美味い」のでしょうか?
 
 
◆ ◆ ◆ 食品添加物=クスリによって、安く、大量に「おいしく感じる」ものを作り出す 
 
 安くておいしい食品たち。この秘密はあるモノにあったのです。それは「食品添加物」。実は安くておいしい食品、は添加物まみれの食品だったのです!
 

>●明太子
・明太子はタラコを原料としてつくられる。柔らかくて色の悪い低級品のタラコも添加物の液に一晩漬けるだけで、たちまち透き通ってつやつや、身も締まって、しっかりした硬いタラコになる。その際に必要な添加物は通常13種類。合成着色料、ポリリン酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン酸アミド、亜硝酸ナトリウム・・・、と続く。
・要するに(程度の差はあるが)少なくとも10種類以上の「白い粉」で明太子はつくられている。みんなが「おいしい」と言って喜ぶタラコや明太子、それは化学調味料の味ということになる。
●練り物、ハム・ソーセージ
・業界には「プリンハム」なる用語がある。水を肉の中で固めたハムのことで、絞れば水が出るくらい水を含んでいるので、別名「雑巾ハム」。水をそのまま入れ込んだのでは肉がグチャグチャになってどうしようもないので、加熱すると固まる「ぜりー」を使用する。
・作り方。それ専用に作られた肉用ゼリー液を、100本くらいの注射器で、豚肉の塊に一斉に打ち込む。注入後はゼリー液が肉の組織に均等に行き渡るよう揉み込む。この段階で肉はブヨブヨ。それをなんとか成形して加熱すると、ゼリー液が熱によって固まり、最終的にちゃんとハムらしい形になる。
・この肉用ゼリーの原料は主に大豆や卵白だが、乳たんぱくや海藻抽出物なども使われ、「固まればなんでもOK」という世界。増量した分だけ、色や弾力を持たせるために、添加物も余計にいれることになる。なんでもぶち込んで固められた肉、安売り競争に生き残るためだけの増量作戦。豚肉や大豆タンパク、卵白以外に13種類の添加物が混入している。
●漬物
・日本人の食生活に欠かせない漬物だが、20~30年ほど前から塩分の過剰摂取の原因として槍玉にあがるようになった。そこで登場したのが、低塩漬物。低塩でも長期保存が効くように使われたのが添加物。アルコール、調味料(アミノ酸等)、PH調整剤、ステビア、サッカリン、酸化防止剤、ソルビン酸、着色料、リン酸塩、増粘多糖類、甘草・・・。低塩の代償は大量の添加物摂取ということになる。
・食感がポリポリ、しゃきしゃきしているのは、これは実は、昔ながらのおばあちゃんのてづくりたくあんでは出ない感触。添加物でつくりあげた食感だ。だけど、袋には「おばあちゃんの真心の味」「昔ながらの製造法で手間隙かけてつくりました」などというキャッチフレーズが躍っていることもしばしば。
るいネット(リンク

 このように「クスリ」を使って手早く、安く「美味しく感じる」食品を作っているのです。
ではなぜ「クスリ」をつかってまで、添加物まみれの食品を生産する必要があるのでしょうか?
 
 
◆ ◆ ◆ 「豊か」になった現代人に「ムリヤリ食べさせる」ため 
 
 現代は「モノ」に溢れかえっています。お店に行けば、お金さえ払えば、ありとあらゆる商品が手に入ります。現代は物的には本当に「豊か」な時代です。
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 このグラフを見てください。「3種の神器」と呼ばれる冷蔵庫、洗濯機、白黒TVの普及率は、1970年には90%を超えています。これは日本国民が「豊か」になったことを示します。
一方それから増え続けているのは、「国の借金」。
 
 豊かになったため、消費欲求が落ちているのを、カンフル剤として国の借金を投入し、公共事業などを行い、むりやりGDPを上げているのが1970年以降の日本経済なのです。
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 次にこのグラフを見てください。ここからわかるように豊かになった1970年以降、特に男性の肥満は増え続けています。
 
 この「肥満」というのはどういう状況なのでしょうか?食欲は本来、空腹が充たされればおさまるはずの欲求です。

>ところが、人工物質は、この特性を狂わせる働きをします。例えば甘いという感覚を作り出す人工物質は、単純に化学的合成されたのもので、今まで人類が食してきた生物由来の食物などとはまったく無関係です。そして、刺激も強く微妙な差は無視され、代表的な味覚も人工物質のみで判断するようになります。その結果、それまで体が欲していた食物と同じ代表的な一部の味覚を刺激され、人類が適応してきた食と味覚の関係を無視した、食生活が始まるのです。
るいネット(リンク

 ここからもわかるように、「食品添加物」でむりやり「美味しく感じる」ように造られた食品は、味覚に直接訴えかけるため、満腹でも食欲が充たされないという状況を作り出すのです。
 
 その結果、食品は売れ、食品市場は拡大していきます。
 
 つまり「食品添加物」とは、「国の借金」同様、ムリヤリ市場を拡大させるためのカンフル剤といえます。
ではそうやって食べすぎた結果、現代人はどうなったのでしょうか?
 
 
◆ ◆ ◆ がん、生活習慣病の死亡者は増加
 
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 このグラフを見てみるとわかるように、がん、生活習慣病の死亡者は1970年から上昇し続けています。
 これは少なくとも、食品添加物による過食の影響です。また食品添加物自体にも発がん性物質が多くあるのも事実です。
 

>がんを発生させる三大要因は、化学物質、ウイルス、放射線です。
今や化学物質は、私たちの生活の中に数え切れないほどあります。
そして、数百種類の化学物質が、がんを発生させると証明されています。
当然、食品添加物の中にも、がんを発生されるものがあり、がん増加の要因になっているのです。
食品添加物の問題点(リンク

 
 このような状況をうけ、現代ではダイエットブームやジョギングブームからもわかるように、健康志向は高まっています。
 
ではこの健康志向の結果、どのようなことになっているのでしょうか?
 
 
◆ ◆ ◆ サプリメントの消費量は増加し、特保市場は5000億円市場に
 
 このように健康志向の人々が向かった先はどこなのでしょうか?それがサプリメントをはじめとする、健康食品だったのです。
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 このデータからもわかるようにサプリメントの市場は、上昇しています。サプリメントも、ビタミンや鉄分といった栄養素を人工的に高濃度化した、人工物質です。
体にいいかというと、サプリメント市場は拡大しているにも関わらず、生活習慣病、がん患者が増えていることからもわかるように、まったく効果が無いのです。
 
 それどころか、サプリメント自体かなり危険なもののようです。
 

>「医薬品は危険、サプリメントは安全」などという、業者に都合の良い情念的な思い込みなどは、早く捨てて下さい。リスクとベネフィットは、どちらにも同じように存在するのです。
 異なるのは、医薬品はリスク(副作用)もベネフィット(効果効能)も実験と統計によって明確にされ、危険な過剰量も分かっていてそれらが科学的な裏付けと共に公表されているのに対し、サプリメントではリスクもベネフィットも科学的な裏付けを得られる実験が行われているものはほとんど無く、リスクは隠蔽されベネフィット面だけが情緒的に信じられないほど誇張されている、という点です。
ビタミンやサプリメントの驚くべき10の危険性(リンク

 ここからもわかるように、サプリメントは法的にその「副作用」を公開する義務が無いのです。
 
 そしてサプリメント市場=特定保健用食品は2006年に3000億円市場だったものが、2011年
には5000億円市場とほぼ1.7倍になっているのです!

 
 市場の拡大のために生まれた「食品添加物」によって不健康となった人々は、健康になるために「サプリメント」「特定保健用食品」という新たな市場に絡めとられ、結局は人工物質漬けとなっているのです。

  
 やはりこのような不自然は方向に「食」が向かっていること自体、違和感を感じます。
 よってこの年末年始、本当の「食」を考えていきたいと思います。

List    投稿者 daichi | 2012-12-29 | Posted in W.科学NewStreamNo Comments » 

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