2012-05-29

【甘い物を食べ過ぎると頭が鈍くなる!?】科学を身近に☆NewStream

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旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。

夏も近づき、清涼飲料やアイスなど、甘いものが食べたくなる季節
そんな甘いもの好きなみなさんに警告です~><;

甘い物を食べているとウエストが緩んでくることはご存知の通りですが、なんと頭も緩んでくるらしいことが実験でわかったみたいですよ~><;

以下、「甘い物を食べ過ぎると頭が鈍くなる/ナショナルジオグラフィック」から引用します。

実験に使われたマウスは、甘い飲み物で記憶が混乱し、学習が妨げられた。研究を率いたカリフォルニア大学ロサンゼルス校の神経科学者フェルナンド・ゴメス・ピニーリャ(Fernando Gomez-Pinilla)氏は、甘い食べ物が人間に及ぼす影響も「非常に心配だ」と話す。

ゴメス・ピニーリャ氏の研究チームは、まず5日間ラットを訓練して、迷路を通り抜けられるようにした。その間、ラットには水と標準的な餌だけを与えた。その後6週間は、水の代わりに15%の果糖溶液を与えた。

「たいていの炭酸飲料には12%程度の糖分が入っている。つまり、水の代わりに砂糖を加えた炭酸飲料を飲んだと考えてもらえばいい」とゴメス・ピニーリャ氏は説明する。

その6週間の間に、半数のラットには、果糖溶液と共にオメガ3脂肪酸の豊富な亜麻仁油と魚油も合わせて与えた。これまでの研究から、オメガ3脂肪酸には抗酸化作用があり、シナプスと呼ばれる脳神経の化学的接続部分を保護するらしいことがわかっている。

果糖溶液を6週間与えた後、すべてのラットで迷路の通り抜けが遅くなった。しかし、オメガ3脂肪酸を合わせて与えたラットは、与えなかったラットよりもわずかに速かった。

実験に使ったラットの脳を切断して調べたところ、高濃度の果糖を摂ったせいで、学習のカギを握るシナプスの可塑性が抑えられていたことがわかった。また、ラットでも人間でも記憶の形成に働くことが知られている海馬と呼ばれる脳領域で、糖分を調整するタンパク質のインシュリンの働きが妨害されていたこともわかった。

「こうした食べ物が脳に与える影響がどれほど大きいかを知って衝撃を受けた。人間でも、食べる物が気分や認知に影響を及ぼす可能性が非常に心配だ」とゴメス・ピニーリャ氏は話す。

Q.でも“糖”はエネルギー源のはず。何故、糖分を取り過ぎてはいけないのでしょうか?

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人の体内メカニズムは砂糖過剰摂取に対処するようにできていない

糖分を取ると血糖値が上がります。血糖値が上がるとすい臓からインスリンというホルモンが体内に分泌されます。インスリンは血糖値を下げ糖を細胞内に運搬し蓄える機能があります。糖を摂取し高血糖になった場合、血糖値を下げるにはインスリンを分泌するしかありません。逆に、低血糖に対しては4重の制御システムをもっている。

現在は豊かで食べ物に困らない生活を送っていますが、人類は歴史のほとんどの期間が飢えとの闘いで、食べ物がない状態=低血糖をいかに乗り越えるかが最重要課題でした。ですから、4重もの制御システムを持っているのです。

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現在の飽食=高血糖は人体にとって想定外の状況です。ですから、高血糖に対する制御システムはインスリン一つしかありません。このインスリンが機能不全を起すと、次の制御システムはなく、血の中が糖であふれ尿として排出される糖尿病となるのです。インスリンが出なくなると細胞にエネルギーが行かなくなり、様々な病気を誘発します。

以上のように、砂糖を(大量)摂取すると、体内メカニズムが正常に働かなくなり、身体の機能不全を引き起こします。ですから、脳に及ぼす影響もリンクしているに違いありません。

こうして人体の適応過程と体内メカニズムを合わせて見ていくと、砂糖の大量摂取は、自然の摂理に反しているとさえ言えるのではないでしょうか。

多くの人が日々何気に砂糖を大量摂取してしまって(させられて)いるこの市場の中で、人々が目先の便利さ、おいしさに流れること、また、企業が利益第一でそこに付込んできたことが原因です。ですから、個人個人が甘いものを控えるなどの小手先の方法を考えても根本解決には辿り着けません。

食を安全なもの(自然の摂理にかなったもの)にする為には、どのように市場システムを制御していくのかという課題になってくると思います。

List    投稿者 tutinori | 2012-05-29 | Posted in W.科学NewStreamNo Comments » 

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