2022-01-14

プラズマの乱流が螺旋構造を通じて生命にエネルギーを与える源ではないか

チャクラや経穴に代表されるように、生命は何かしらの波動エネルギーを享受していると考えられます。
これまでの追求で、エネルギー授受の媒体となっているのは体内の構造水=プラズマであり、プラズマ自身がDNAと同じ螺旋構造を形成し、その情報を伝達する力があることが分かってきています。
体内の構造水=プラズマは「無機的な生命」として分裂や分岐、進化をしている

そこで今回は、自然の摂理にも通じる螺旋構造を、プラズマはどのようにして形成しているのか、について調査しました。
調査の中で見えてきたのは、プラズマは、
イオンと電子が互いに影響し合うことで、エネルギーを放出しながら螺旋構造を維持し続けている
ということです。

核融合によるエネルギー創出の世界でもプラズマは注目されており「トカマク方式核融合炉」では、磁力線に螺旋状に巻きつくプラズマの特性(ラーマ―運動)を利用して、ドーナツ状の磁力にプラズマを閉じ込める手法を取っています。

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以下、「HPCI」引用

■プラズマ中で起こる乱流の物理的なメカニズムをシミュレーションで解き明かす
(前略)
【プラズマ乱流とは?】
磁場でプラズマを閉じ込められるのはどうしてでしょうか。プラズマ中のイオンと電子は電荷をもっているので、(図3)のように磁力線の周りを旋回しながら進みます。この原理により、プラズマをドーナツ型の磁場の中に閉じ込めることができるのです。しかし、このプラズマにはもともと不安定性が伴っていることが、理論研究からわかっています。プラズマの中心(ドーナツの断面の円の中心)は高温・高密度ですが、周囲は低温・低密度です。曲がった磁場に沿ってイオンや電子が動くと遠心力(ドーナツ断面の円の中心から外に向かう力)が加わるため、ちょうど高密度の液体を低密度の液体の上に置いたときに重力によって垂れ下がり、指の形のようなパターンをつくりながら2つの液体が入り交じっていくのと同じように、中心と周囲のプラズマは磁力線を横切りながら、次第に入り交じっていきます。

「入り交じり」による流れが徐々に強くなると、流れが乱れ始め、「乱流」状態になります。このとき、イオンや電子が旋回しながら磁力線とは異なる方向に進みます。


(中略)

「イオンと電子の乱流を別々に計算したこれまでの研究では、イオンの乱流も電子の乱流も同程度に起こっているという結果でしたが、私たちのシミュレーションでは、最初に生まれた電子の乱流が、次第にイオンの乱流に打ち消されていくことがわかりました(図5)。この意外とも言える結果は、イオンと電子を同時にシミュレーションしたからこそ得られたものです」。

さらに、前山さんたちは、このときに様々なサイズの乱流渦の間で起こるエネルギーのやりとりを詳しく解析しました。その結果、電子のつくる小さな渦が、イオンのつくる大きな渦によって引きちぎられることで電子の乱流が抑えられていることがわかりました。大が小を打ち負かすことが、シミュレーションと理論研究で確かめられたのです。

(中略)

続いて前山さんたちは、プラズマの周辺部を対象として、マルチスケールシミュレーションを行いました。この領域ではマイクロティアリングモード(MTM)と呼ばれる不安定性が乱流を発生させることが知られています。「MTMはイオンの乱流と同程度のスケールで、微細なシート状の電流によって磁力線のつなぎ替えを引き起こすため、つなぎ替えられた磁力線に沿ってプラズマの入り交じりが生じます。シート状の電流はきっと電子の乱流の影響を受けるだろうと考え、MTMと電子の乱流の同時計算に取りかかりました」と前山さん。

「京」を使って計算した結果、小さいもの(電子の乱流)が大きいもの(MTM)を抑えるという、前回とは逆の結果が得られました(図6)。前山さんたちは、前回と同様に、この結果をもたらした物理現象も詳しく解析し、電子の乱流により電流が乱され、MTM特有のシート状電流構造を維持できなくなることを明らかにしました。

(後略)
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螺旋構造となったプラズマは、螺旋の遠心力でイオンと電子が乱流を起こします。その際に核融合のエネルギーを外に持ち出しますが、それぞれの乱流は、プラズマの中心と周辺部で性質は違いながらも相互に打ち消し合って共振していく関係にあることが分かりました。

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以下、「東北大学 大学院理学研究科 地球物理学専攻 研究内容」引用(https://www.gp.tohoku.ac.jp/research/topics/20211022203213.html)

■理論とシミュレーションで解き明かす宇宙プラズマの乱流加熱
(前略)
乱流の重要な性質の一つがプラズマを加熱することです。乱流の中には大小様々な渦がありますが、大きい渦はシステムが持つ自由エネルギー(例えば重力ポテンシャル)によって作られます。そして大きい渦が小さい渦にどんどん分裂していき、最終的に粒子の熱エネルギーへと変化します。すなわち乱流は大きいスケールに存在する自由エネルギーをミクロな熱エネルギーへと変える”変換器”として働きます。このため、宇宙空間の中でプラズマがどれだけ高温になれるかは、乱流というエネルギー変換器の性能によって決まっていると考えることができるわけです。

しかし先程述べたように、乱流の挙動は複雑であり、エネルギー変換としてどのような性質を持っているか謎に包まれています。特に「乱流がプラズマ中のイオンと電子のどちらをより加熱するか?」という問題は宇宙物理学において数十年以上未解決の大問題で、現在も世界中で競って研究が行われています。

具体例としては、人工衛星観測から太陽から吹き出る太陽風においてイオンが電子より高温になっていることが分かっています。もっと遠い天体に目を向けると、ブラックホールの周りを回っているプラズマの流れである降着円盤においてもイオンが電子より高温になることがしばしばあると考えられています。この2つの例のいずれにおいても乱流がイオンを選択的に加熱しているのではないか、という予測がされています。
(後略)
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プラズマは熱エネルギーを生む変換器と言われており、その中心的な存在としてイオンが挙げられています。
HPCIのシミュレーションから考察すると、イオンの乱流が支配的になるのは螺旋構造のプラズマの中心部になります。

おさらいになりますが、磁力さえあれば、プラズマは螺旋構造を形成します。さらに螺旋構造で生まれるイオンと電子の乱流は熱エネルギーを生み出す変換器とされています。
これらから、プラズマこそが、螺旋構造を通じて生命に生きるエネルギーを与えているのではないでしょうか。
イオンと電子の乱流が相互に影響し合って秩序化されていくように、乱流こそが螺旋の秩序化に貢献していると考えることもできそうです。

List    投稿者 二鳥土入 | 2022-01-14 | Posted in W.科学NewStreamNo Comments » 

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