2014-02-07

【抗酸化剤は癌の成長を早める?】科学を身近に☆NewStream

旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
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今週の科学ニュースを紹介します。

多くの現代人が健康に気を遣った生活を送っている中、現在は不健康な食事があふれています。
とくに活性酸素による酸化ストレスは細胞にダメージを蓄積させるため、これらを補う為に抗酸化剤のサプリメントが摂られています。

しかし、なんとこれらの“抗酸化剤が癌の成長を早めている”という研究結果が出たのです。

画像はコチラからお借りしました。

以下、抗酸化剤は癌の成長を早める?/科学ニュースより引用します。

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☆ ☆ ☆ 抗酸化剤は癌の成長を早める?

これまで抗酸化剤と癌については様々な研究が行われているが、明確な結果は出されていない。例えば動物実験や小規模な臨床試験では、抗酸化剤は癌を防ぐという結果が出るが、大規模で注意深くコントロールされた試験では、同様の結果にはならない。例えば29133人の喫煙者を対象とした1994年の調査では、抗酸化剤の1つβカロテンのサプリメントを摂る人々は肺癌に罹患しやすいという結果となった。

この度、スウェーデンはヨーテボリ大学のMartin Bergo博士やPer Lindahl博士らによって、ビタミンEやNACは肺癌細胞の成長を早めてしまうことが分かった。この結果は、遺伝的に肺癌を患うように操作したマウス と、マウスやヒトの培養された肺癌細胞株を利用することで導き出された。

通常のビタミンEサプリメントは1日推奨量の4~20倍のビタミンEを含むことから、マウスに相当する推奨量の5~50倍のビタミンEかNACを与えたところ、これらの抗酸化剤を与えなかったマウスに比べて、肺癌細胞の成長速度が3倍になり、2倍早く死亡するようになってしまった。

また培養されたヒトの肺癌細胞やマウスの肺癌細胞モデルを利用しても、同様に成長が早くなることが示された。これは、抗酸化剤がDNAへのダメージを減らすことで、癌細胞を守ってしまっていることが原因であるとみられる。通常DNAへのダメージが蓄積すると、ゲノムの守護者とも呼ばれるp53というタンパク質が発現するが、抗酸化剤がDNAへのダメージを減らしてしまうことでp53の発現を減らし、結果として癌細胞を守ることになってしまうようだ。

Lindahl博士によると、実験の多くはマウスを利用して行われたため、ヒトにも同様の悪影響を及ぼすのかどうかはまだ分からないという。またこの研究で示されたことは、すでに存在する癌細胞の成長が早くなるという結果であり、癌細胞の発生リスクが高まるという結果ではないことに注意が必要であるという。

(引用終わり)

☆ ☆ ☆ ガン腫とは“非常の排毒機能”
 

抗酸化剤が癌の成長を早めることの原因として、元記事では、「抗酸化剤がDNAへのダメージを減らすことで、癌細胞を守ってしまっている」という分析がされています。

しかし、上記のような分析では不十分ではないかと考えます。なぜなら、身体には元々備わっている排毒機能というものがあるからです。

ここで、以前当ブログで追求した論点「ガン腫とは元々身体に備わっている非常の排毒機能である」という認識を加えてみます。

“ガン細胞は抗毒素を分泌している”という事実は、ガン細胞ができるのは、血液が汚れてきたのを浄化する目的であることの証拠です。
血液が汚れてしまって、このままではどうしようもないという時に、ガン腫ができて血液をきれいにする働きをしてくれており、ガン腫は“浄血装置”であり、毒素、細菌、ウィルスから人の自然の免疫・排毒機能が働かなくなるときの“非常の排毒機能”なのです。

主に摂取する食品によって、体内に毒素は蓄積していく。
それゆえ、人が生まれてからこれまで何を食べてきたか、それ以前、胎児であったときに母親が何を食べたかによって、どんな病気になるか決まるといってもいい。
食べ物の中に毒素が少量であれば、分解して処理するか毒素として体内に蓄積され、最終的に通常排出もしくは病気の形をとってある時期になると溶けて体外へ流れ出る。このように、人体は自然の排毒機能が働く。
しかし、許容を超えた毒物を摂取し続けていると、自然の排毒機能では納まらず、体内の毒素を一ヶ所に集めるガン腫が形成され、そのガンはどんどん大きくなっていく。

(引用終わり)

つまり、身体の許容を超えた抗酸化剤(サプリメント)を摂取し続けた為、自然の排毒機能では納まらず、毒素を体内の一ヶ所に集めるガン腫を成長させる。これが根本的な原因構造なのではないかと思います。

☆ ☆ ☆ 近代医学の要素還元的発想の誤り

これまで、近代医学は様々な薬を創り出してきましたが、一向に病気は減ることは無く、次々と新しい病気が生み出され、その原因は人工物質が多く含まれた食生活そのものや、薬そのものによるものが多く含まれています。

※薬の実害の参考事例
ワクチンは生命機構を誤作動させ、自閉症さえ引き起こす・・・自然の摂理を踏み外した近代西洋医学の終焉
なぜ、がん治療は命を縮めるのか?
薬の犠牲、薬害をまき散らす医師
ワクチンの危険性 医師が情報公開法を提訴し、衝撃的真実が明らかに

たしかに活性酸素による身体への悪影響については、ほぼ明らかになっていますが、上記の身体の排毒機能から考えても、今回の結果は、「酸化することそのものを部分的に捉え、対処療法的に薬で酸化部分に抗う」という、いわば近代医学の要素還元的な捉え方に問題があると捉えた方が良いと思います。

要するに、“病気の原因を、全身的なものではなく、どこかの臓器の故障に還元してしまう考え方。悪くなったところをなおせばいい。治らなければ切除してしまおう。”という考え方そのものを捉え直さないと、根本的な解決には至らないのではないでしょうか。

List    投稿者 tutinori | 2014-02-07 | Posted in W.科学NewStreamNo Comments » 

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