【「隕石で死ぬ確率」は落雷より高い】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
~WIREDより引用~
2月15日(米国時間)にロシアに落ちた隕石は、この100年強で最大のものだった。
40億年の歴史を通して、地球には無数の小惑星が衝突してきた。その多くは、直径が1kmを超え、広範囲にわたって大災害をもたらす力があった。
だが小惑星衝突のほとんどは、地球の歴史の初期に生じたものだ。当時は、太陽系が誕生して間もないころで、隕石はいまよりもずっとありふれたものだった。最近では、かなり大きな衝突は数百万年に1回以上は起きないと見られている。
現在、隕石で人間に被害が及ぶ確率はどんなものだろうか。
米国テューレーン大学の資料によると、任意の1年で隕石の落下で死亡する確率は、最大で250,000分の1だ。地震(130,000分の1)や竜巻(60,000分の1)、洪水(30,000分の1)、飛行機の墜落事故(30,000分の1)、自動車の衝突事故(90分の1)で死亡する確率のほうがはるかに高い。
ただし、米国海洋大気庁(NOAA)の落雷情報サイトによると、落雷で死亡する確率は、隕石よりも低いそうだ(リンク先によると、任意の1年で雷に打たれる確率は775,000分の1から100万分の1。ただし、あるひとりの人生(80歳)のなかで雷に打たれる確率は10,000分の1、誰かの落雷に巻き込まれる可能性は1,000分の1。なお、LiveScinceによると、米国では、あるひとりの人生における死亡確率は、落雷が83,930分の1、隕石小惑星が200,000分の1、津波が500,000分の1)。
地球が衝突する隕石等の大きさと頻度、影響を以下にまとめてみた。
※チクシュルーブ・クレーターは、メキシコのユカタン半島にある約6,550万年前の小惑星衝突跡。直径は約160Km。既知の地球上のクレーター(隕石衝突跡)では3番目の規模。恐竜を含む大型爬虫類をはじめとする多くの生物が絶滅した白亜紀末の大量絶滅(K-T境界)の、最も有力な原因と考えられている。小惑星の大きさは直径10-15km、衝突速度は約20km/s、衝突時のエネルギーは広島型原子爆弾の約10億倍、衝突地点付近で発生した地震の規模はマグニチュード11以上、生じた津波は高さ約300mと推定されている。
~引用終わり~
◆◆◆まとめ
隕石は惑星の構成物質等、地球の内部の状態を調査する上で、重要なものです。
地球上の生物は太陽風、宇宙線等、宇宙からの影響を受けているため、地球上だけでなく、地球内部から宇宙にまで、普段目を向けないところにも注目して行きたいですね☆
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