2008-06-28

ビタミンCと書いてあれば体に良いと思っていませんか パート4

またまたビタミンCの続きです。
以前、『純粋精製されたビタミンCと、野菜や果物等の状態で摂取したものとは、直感的にも体に及ぼす効果は違うような気がしますが、このあたりは不明 な様です。』ということがありましたね。
実際のところはどうなのでしょうか。
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ビタミンCの発見者:アルベルト・セント=ジェルジ・ナジラポルト(1893年~1986年) 
ハンガリー出身。1937年、生物学的燃焼過程、特にビタミンCおよびフマル酸の触媒作用に関する研究 にてノーベル賞受賞。
実際に、摂取方法を比較実験して、結果を公表されているページがありました。以下は東邦大学メディアネットセンター「ビタミンCの真実」から。

http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/vitamin/vitamin-c/vc-06.html

ビタミンCの正しい摂取方法
忙しい毎日、どのようにビタミンCを摂取したらよいのでしょうか。私たちは、(1)サプリメント、(2)野菜ジュース、(3)野菜サラダ、(4)ジャガイモからのビタミンCの吸収と排泄について調べてみました。その結果は、次のようになりました。

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(1)ビタミンCを単独で摂取しても、吸収はあまり良いとはいえませんでした。また、尿から直ぐに排泄されてしまいます。
(2)ビタミンC入りの野菜ジュースの摂取では、吸収がよい反面、尿から直ぐに排泄されてしまい、体内には余り留まりませんでした。ジュースは水分ですのでたくさん飲めば、当然トイレに行きたくなりますよね。
(3)野菜サラダからの摂取ではビタミンCの吸収が非常に良く、尿からもほとんど排泄されないため、体内に長く留まっていることが分かりました。これは、野菜に含まれている他の多くの成分とともにビタミンCが腸から吸収され、体内貯蔵庫に運ばれているためと考えられます。
(4)ジャガイモからの摂取でもビタミンCは吸収されます。野菜サラダに比べて吸収速度は遅いですが、尿からの排泄もほとんど見られませんでした。もっと時間が経つと血液中のビタミンC濃度が上昇することが予想されます。
これらの実験結果は、サプリメントや野菜ジュースに頼らず、きちんと食事をしてビタミンCを摂取することが望ましいことを示しています。また、サプリメントからビタミンCを摂取する場合には、食後に取るのが効果的です。

結論、やはり野菜から取るのが一番のようですね。

なお、セント・ジョルジ博士は、ビタミンCを発見すると同時に、単体として取り出したビタミンCが、赤ピーマンの濃縮物の中にあるビタミンCと比較し、その生化学的活性がはるかに劣っていることも発見しました。博士の後輩のアンデイ・シャレー博士は、研究を続けた結果、赤ピーマンに含まれているビタミンCは単体ではなく、成分の一部が粗タンパクと結合しており、これが吸収力の大きな差の原因だったことを突き止めたそうです。(参考:堀泰典博士のホームページ)

人工でも自然のものでも、ビタミンCそのものに違いはないのですが、自然のままの、他の要素と結合した状態で摂ることで、身体に及ぼす効果が違う事がわかりました。

List    投稿者 kz2022 | 2008-06-28 | Posted in N04.人工物質ってどうなん?6 Comments » 

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コメント6件

 hihi | 2008.11.08 18:43

「根」が地上に進出する条件だったということでしょうか。
なんとなく、藻がそのまま地上に上がって苔みたいなのに進化したように思ってました。
確かに、水中と地上では、いかに水を吸い上げるかが決定的に違うのですね。

 うっかりペネロペ | 2008.11.08 22:39

汽水域、淡水域への進出が、進化の上で重要なポイントの一つのように思いました。より外圧の高い状況に置かれたものから、外圧に適応して進化していくということなんですね。
藻類が陸上へ進出していく時の、陸上側の様子は、どんな環境状態だったのでしょうか?水中に比べ、より外圧の高い陸上という場所に広がっていく、植物にとってそれほど魅力的な環境が陸上に備わっていたということなのでしょうか?
次回以降のエントリーに期待大です!!

 leonrosa | 2008.11.09 22:31

hihiさん、いつもコメントありがとう。
確かに、土中から水を吸収するのが大変ですが、空気中の炭酸ガスを取り込み、光合成する機能と水の蒸発を防ぐ機能を両立させる所が焦点のように思います。
分子レベルの炭酸ガスが通過できるということは、分子レベルの水がドンドン逃げていくことですから。

 leonrosa | 2008.11.09 22:41

うっかりペネロペさん、コメントありがとう。
シルル紀、デボン紀の初期の地上は、表面が岩石や土の堆積層です。
太陽光は、何の影もなく地上に降り注いでいた。
また、炭酸ガスの濃度は、現在よりもずっと高い。もちろん、海中よりもずっと炭酸ガスの豊富な環境でした。
水中よりも太陽光のエネルギーが大きく、光合成の材料である炭酸ガスも豊かであった。
地上の外圧に適応できれば、植物にとって、大きな可能性が開かれる環境であったと想像できます。
本文に書こうかとして、つい落としてしまった視点です。
ありがとう!

 ぐりとくま | 2008.11.12 23:30

原始地上植物って棒のようなものばかりなのですね!
>茎状の部分で光合成を行っていた。
ってすごいです!!
なんで葉っぱを作り出す必要があったのでしょうね??
重力に耐えるの大変そうです。
また続きも楽しみにしていまーす☆

 leonrosa | 2008.11.13 15:01

ぐりとくまさん、コメントありがとう。
なんで葉っぱを作り出したのか?
重力に耐えて、上の上に伸びていく地上性植物のお話は、今後の楽しみにとっておきますね。
で、次回は、水中での葉っぱと上へ上へ伸びる話になるかも知れません。

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