2010-12-24
環境問題のパラダイム転換2 ~『二酸化炭素による地球温暖化仮説』から導き出された政策をどう評価するのか? 日本編~
地球温暖化に本気で取り組んでいる国なんて、日本も含めてないのではないかと感じます。
取り組んでいたとしても、それはパフォーマンスであって本音は“経済拡大>温暖化抑制”だと思います。今の地球温暖化論はビジネスのネタであって、地球温暖化なんて起こらないという説もありますが、本当のところはどう思われますか?
☆☆☆地球温暖化対策の政策への違和感
この質問が表しているように、多くの人々は、工業生産を活性化させ消費を促進する「経済対策」と、環境破壊を食い止めるための「環境対策」が同時に成り立つのか?という、違和感を持っています。
日本は、2020年までにCO2排出量を1990年比で25%削減する目標を明記した「地球温暖化対策基本法」を制定しようとする一方で、CO2の排出量を削減するために、主に以下のような政策を進めています。
①グリーン家電(地上デジタル放送対応テレビ、冷蔵庫、エアコン)、ハイブリッド車などのエコカー、太陽光発電設備などの省エネ製品の普及を目的とした補助金制度
②CO2を排出しないとされる原子力発電・太陽光発電などの開発促進
③環境対策の財源確保のため、環境税の導入
例えば自動車の生産を取ってみると、環境にやさしいという触れ込みで、エコカーやハイブリッドカーの売り上げを大きく伸ばしていました。最近では、エコポイントなどの補助金政策もそれを助長しています。これは、薄型テレビも同じです。その結果はどうだったのでしょう?
『環境問題のパラダイム転換1 ~CO2地球温暖化仮設を題材にして』に続き、今回は日本で取られている地球温暖化対策について、具体的な政策の実態を見ていきます。
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