2013-08-15
食はグローバル化するものではない
当ブログはTPPに反対しています。
それは、法体系をアメリカの下に組み込み、日本を米資本のさらなる草刈り場と化すことが目的で、根本的に日本のコミュニティーを破壊する可能性を持つからであり、マスコミの言う、貿易の儲かる儲からないのレベルではありません。
しかし、当然、TPPに参加すれば日本の農業は世界と競争させられることになります。それは、マスコミが言うように我々にとって良いことなのでしょうか?
過去の記事で、今読むと古い部分もあるのですが、食に関する記事を紹介します。
るいネット 聖域なんてない! TPPの不都合な真実!!① より
食材を自ら加工する術を失った民族が生き残れるか?
みなさん、お正月どうでした?おいしいおせちをいっぱい食べましたか?
そろそろ、さっぱりとしたものが食べたいんじゃないでしょうか。やっぱり、和食ですね。
日本料理はヘルシーと言われますが、米と魚と野菜だからでしょうか?
もうひとつ油の使い方があると思います。
日本料理は基本的に鍋で作ります。油はさほど必要ありません。油を使うのは揚げ物。ここでは主に加熱媒体として使われています。水分を蒸発させ、素材のうまみを凝縮します。だから、素材を守るために衣を付けます。
しかし、フレンチではフライパン、中華では中華なべ、必ず油を必要とします。そして、加熱媒体としてだけではなく、調味料、食材そのものとして使われます。フレンチのテリーヌの原型は食材を脂で固め保存食としたものです。
最も違うのが味覚の媒体の差だと思います。
フレンチも中華も料理の中の旨みは油分に染み出ています。油が旨みの媒体となって舌に届きます。
日本料理では、旨みは水分に染み出ています。
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