2010-04-05

『次代を担う、エネルギー・資源』水生圏の可能性 4.藻が生産する成分を丸ごと活用するのが理に適っている!

前回までは、石油の代替物として藻類から油脂成分を取り出そうとする先端の動きを追い、3万種ある藻類の中から、油脂成分を貯蔵する特定の種だけを選別して培養し、油脂成分のみを抽出する競争をしていることを紹介しました。
 
kasanori.bmp
*茎長が5~7cm、カサの直径が1~1.5cm. の巨大な単細胞緑藻のカサノリです。藻類には多種多様な種があるのですね。
「藻類画像データ(筑波大学生物科学系植物系統分類学研究室)」より借用させていただきました。
 
ところが、藻類も植物であり、自然の摂理の観点からは無駄なところは何もないはずで、特定の必要成分を活用するばかりではなく、藻を丸ごと活用するほうが理に適っていると言えます。
 
そこで、今回は、
1 藻類の2つの活用戦略
2 藻類をどのように丸ごと活用するのか。
3 丸ごと活用に向けての課題

を考えていきます。
応援をよろしくお願いします。

(さらに…)

  投稿者 mamayo | 2010-04-05 | Posted in E04.水生圏の可能性No Comments »