2022-08-16

持続というリズムが生み出す螺旋。ループするリズムは、物理的な空間の中で差異を取り込みながら稼働しつづける。

木と人・生命との親和性の根源を探る続編です。

これまで、ミクロの視点から木をはじめとした植物が、細胞レベルで刻まれている螺旋構造の追求。

”螺旋構造”をもつ”電磁波・波動”が生命を統合しているのではないかという視点から、木のゆらぎが人間のゆらぎと共振共鳴して快感覚を刺激している!?
といった仮説を立ててきました。

その螺旋構造による電磁波・波動とゆらぎはどう連関していっているのか、を今回は探っていきます。

画像はコチラからお借りしました。

宇宙を貫く基本波動の存在と、宇宙のエネルギーと同期して、それと同じ渦構造と相似形の対数螺旋構造が組みこまれている多くの現在の生物が存在する
ように、

たとえばアサガオのつるの先の幹と葉の伸び方は左巻きの螺旋状、人間も出産の時、胎児が螺旋状に回りながら出てくるという(またへその緒も螺旋を形成している)。

画像はコチラからお借りしました。

木も一見、まっすぐ伸びているように見えるが、幹をよく見てみると、ねじれ(螺旋を描き)ながら伸びている様子や、細胞レベルで刻まれている螺旋構造からも明らか。

 生命現象を貫く要素のもう一つがリズムで、すべての生物は生体リズムを刻む時計を体内にもっていて、生命を維持している。そのリズムは何を根拠につくられているかというと、サーカディアン・リズム。日本語では概日リズムと言われている。これは太陽の動きを基準としたもの。

この螺旋とリズムの相互関係とはどういったところにあるのでしょうか。

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「持続がリズムを持つ、もしくは持続というリズム」
螺旋とリズムは、相互に関係しているように思われる。螺旋が形成される際には時間軸をともなうが、そこにリズムが関わるのではないか。むしろリズムによって螺旋が生まれるのではないか。たとえば心臓の鼓動は、平静な状態では規則的に感じられるが、毎回揺らぎがあり同じものは一度としてない。生命は生きていて、カオスの中に秩序が、秩序の中にカオスを潜ませながら循環している。心臓は血液を送り出し、その流れにも螺旋が存在しているだろう。

螺旋が形成される際には時間軸をともなうが、そこにリズムが関わるのではないか。むしろリズムによって螺旋が生まれるのではないか。たとえば心臓の鼓動は、平静な状態では規則的に感じられるが、毎回揺らぎがあり同じものは一度としてない。生命は生きていて、カオスの中に秩序が、秩序の中にカオスを潜ませながら循環している。心臓は血液を送り出し、その流れにも螺旋が存在しているだろう。宇宙の始原から、私たちが想像できないほどの時間や空間スケールで起きている作用は、人間を含む動植物の生成変化にまで至っている。その背後には、一種のプログラムが見出せる。

ループするリズムは、物理的な空間の中で差異を取り込みながら稼働しつづける。ミクロやマクロスケールで起きる螺旋は、絡まり合うことで新たな螺旋へと発展したり、減衰しながら新たな螺旋へとつながっていく(そして私たちもその只中にいる)。ドイツの哲学者ルートウィヒ・クラーゲスはかつて「拍子は反復し、リズムは更新する」と述べたが、世界で生起している螺旋も反復ではなく、更新なのではないだろうか。
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ゆらぐということは、同じことの繰り返しではないということ。

拍子は反復(繰り返し)だが、リズムは途切れることなく連続していくということ。
つまり、連続するリズムというプロセスから生み出される螺旋。宇宙にある太古からの螺旋の流れの中にある大小の螺旋が、ゆらぎを形成しているとも捉えられるのではないでしょうか。

 

 

List    投稿者 tutizawa | 2022-08-16 | Posted in A.史的構造認識から紐解く環境No Comments » 

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