【花王ヘルシアの高濃度茶カテキンで有害報告続々、「空腹時は飲むな、女性は注意」】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
スーパーやCMでよく見かけるヘルシア緑茶
なんとその中に含まれるカテキンによって有害報告がいくつも挙がっています
一般的にお茶に含まれるカテキンは抗ガン作用や脂肪燃焼効果など健康に良いとされています
1日4杯以上の緑茶を飲んでいる人は、そうでない人に比べて非常に健康であるという結果もでているほどです。
これは緑茶の中に含まれるポリフェノールやカテキンが強力な抗酸化物質だからです
ではなぜ体にいいはずのカテキンを多く含むヘルシア緑茶によって有害報告が起こっているのでしょうか?
花王ヘルシアの高濃度茶カテキンで有害報告続々、「空腹時は飲むな、女性は注意」日米欧研究より引用
2007年にカナダで肝障害を起こしたサプリに含まれていた「茶カテキン」は、花王ヘルシアに含まれるものと同一であることが分かった。
同サプリはカナダではリコールされ販売停止。アメリカでは注意書き付きで販売されている。2009年にはイタリアでの研究で、茶カテキンが原因と疑われる肝障害34件に関して再分析した論文が発表され、因果関係は「ほぼ確実」と判断された。
2008年の日本での動物実験による研究では、ヘルシア一本でヒトの許容摂取量を超えることも判明。
2011年のアメリカ食品医薬品局の研究者による論文では「空腹時に飲むと有害影響が出やすい、男性より女性に被害事例が多い」などが指摘された。
それでも皆さんは高濃度カテキン緑茶を飲むのか?
この他にもフランス、スペインでも12件の肝臓障害が報告されており、販売禁止措置もとられています
このようにある一つの成分の取りすぎは体に悪影響を及ぼします。それはヘルシア緑茶に限らず、サプリメントなどにも当てはまる話です
健康を商売にするやつは信用するなより引用
○サプリメントで死亡率上昇?
デンマークのコペンハーゲン大学が医学誌で発表。
23万人のデータでサプリメント摂取している人の方が、摂取していない人より5%死亡率が高かった。
そもそも人の体は長い長い歴史の中で自然環境に適応してできています
長い歴史の中で適応してきた体は様々なバランスの上に成り立っています。
不足しがちな栄養素は数多くありますが、良い影響を及ぼすからといって、ある一つの成分を局所的に摂取しても自然界に適応してきた体のバランスを崩すだけです
これからは健康という売り文句一つに惑わさせられずに、自然の摂理に照らしあわせて、本当に健康にいいのかを消費者自身で判断する必要がありますね
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