2012-07-26
【アトピーの原因と界面活性剤】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
アトピー性皮膚炎は合成洗剤が原因だった!という記事があったので紹介します★
アトピーは20代でも1割の人が発症しているアレルギー。
~以下飄(つむじ風)より引用~
合成洗剤は、河川の汚染とも相まって、環境汚染の大きな問題を提起した。合成洗剤は河川を泡まみれにすると共に、目に見えないが人間の内部河川であるところの血液まで汚してきたと考えられる。アトピーは根本原因は内部の問題が存在するだろう。
事実、そのことから原因不明の皮膚病が増えてきたのである。原因不明・特定不明だから、アトピーと名付けられたと言われている。それにしても人知れず、悩んでいる人々が如何に多いことか!
昨今、世間を騒がしている『茶のしずく石けん』問題がある。これなども同じ次元・根源の問題だろう。
界面活性剤は、石鹸も含めて化学的作用を持つ物質で、生分解性や毒性を別にすれば基本的に同じである。つまり、洗浄の際、皮膚のバリヤーである油脂膜を分解して、バリヤーを破壊して浸透力を発揮することは同じだ。
それに加水分解コムギという小麦由来のタンパク質を保湿剤として混入していたために、体内の取り込まれて、小麦アレルギーを発症したものと推定されている。特定はこれからだが、これなどは、少なくとも石けんであれ、界面活性剤は皮膚から体内に物質を取り込むことが出来る有意性と、危険性を持っていることは窺い知れる。
体内に取り込まれなければ、アレルギーは発症しない。化粧品も同じで、真皮に栄養分を・・等と謳っているものは、必ず、界面活性剤を含んでいるのだろう。考えてみれば、これほど恐ろしいことはない。無闇に皮膚から体内に異物を取り込む危険性にさらされるのだ。
たまたま保湿性(コラーゲン等)の物質であったり、一見、良い結果をもたらすように見えても、本来の皮膚のバリヤーを破壊する作用は変わりがない。言ってみれば、ことごとくアレルギー予備軍を産出している可能性がある。『茶のしずく石鹸』問題はそれを暗示しているのである。
極端な話であるが、昔オウム真理教事件で、VXガス殺傷事件があったが、どのようにして行われるか詳細は知らないが、皮膚から吸収させる方法である。経口毒も危険なことは間違いないが、皮膚を経由する毒はもっと直接的で恐ろしい。これを造語だが、『経皮毒』と呼称される。
日常的に界面活性剤にはその危険性を孕(はら)んでいる。石けんを含む合成洗剤はその代表的なものだし、とりわけ、石油系合成界面活性剤は強い毒性を伴う。それが巷にあふれている現状は、実は、何人(なにびと)も、いつ何時(なんどき)にアトピー性皮膚炎に悩まされる日が来ないとも分からないのである。
さてさて…「うちは石鹸を使っているから界面活性剤とは無縁だ」と仰る方もいらっしゃいますが、石鹸は界面活性剤とは無縁なのでしょうか?
これについても興味深い記事があったのでご紹介します。
~以下石けんと合成洗剤の違い その2より引用~
界面活性剤というと、合成洗剤の原料で危険なもののように思われがちです。そして石けんは界面活性剤ではないと思っている人も多いのですが、石けんも立派な界面活性剤です。陰イオン系界面活性剤と呼ばれ、水に溶けたとき液性が弱アルカリ性になります。
界面活性剤の一種としての石けんは、化学的には脂肪酸ナトリウム、または脂肪酸カリウムを指します。このような化学物質の名前になるようなものですから、石油から石けんを作ることも可能です。どうせ売れないでしょうから作っているメーカーはありませんが、やろうと思えば可能です。
石けんは通常、植物や動物の油脂を使って作ります。油を加熱し、苛性ソーダで中和することで作ります。
よく石けんを天然の物だと考えている人がいますが、石けんも立派な化学物質です。油を加熱して中和し、ケン化させることで作られるものです。「天然」というなら、植物や動物の体の中に石けんがなければいけません。でも、地球上のどんな生物の体の中にも石けんはありません。人工的に化学反応を起こさなければ、石けんは作ることはできないのです。
確かに自然の物であれば体内に石鹸を持つ生物がいてもおかしくはありません。しかし、石鹸すらも化学物質故にそれは存在しません。
シャンプーじゃなく、石鹸だから安全だということが言えないのです。
実際に「脱・界面活性剤」でアトピーがここまで良くなった事例があります。
画像がこちらからお借りしました