2012-07-03
【地震予知は学者ではなく漁師に聞け!】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
海洋生物の異常行動は地震の前兆現象であることはよく耳にします。特に深海に生息する魚は、地震前の環境変化に敏感であるようです。
漁師が証言する大地震の前兆「サガミザメのオスが揚がったら要注意」(2012年04月12日12時57分 週プレNEWS)
※こちらのブログでの紹介より↓↓
「地震予知は学者ではなく漁師に聞け!~地震直前の深海海洋生物に着目」(非線形なつぶやき)
ここ最近、東京・築地市場で不穏な動きがあるという。仲卸業者A氏が浮かない表情でこう話す。
「岩礁帯に生息し、普段はそう多く揚がらない“根魚(ねざかな)”が異常に多く競(せ)り場に並ぶんだ。アイナメ、ドンコ、深さ100mほどの海底にいるメヌケ……」
大漁でめでたいんじゃないのか? 「実は……」と、A氏が小声でさらに続ける。
「去年もそうだった。3月11日の1ヵ月ほど前から、三陸産の根魚が異常なほど入ったんだ。最初は『なんだ?』と思う程度だったが、水揚げが日に日に増えるにつれて“嫌な予感”がしてきた。そして、あの巨大地震だ。ここ数日、根魚の入りは少し落ち着いているが、仲間内でとりあえずガソリンは備蓄しとけ!』なんて言い合ってるよ」
つまり、地震を察知した大量の根魚が、網に入る層まで浮上して“避難”していると? その漁場はどこなのか?
「ひとつは相模湾を漁場にする三浦半島の佐島(さじま)。そして、より多いのは駿河湾を漁場にする静岡県の焼津(やいづ)あたりだな」(A氏)
駿河湾といえば、いつ起きてもおかしくないとされる東海地震の想定震源域。そこでは、根魚以外にもさまざまな形で“異変”が起きていた。焼津市の漁師B氏の話。
「商売あがったりだ……。今シーズンはスルメイカがまったく獲れない。例年、70kgから100kgは毎日獲れるのに、今年はよくて10kg程度。この道30年だが、こんな状況は初めてだよ」