2013-09-03
【「戦いは人間の本質ではなかった」:研究結果】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
人間のなかにある好戦的な気質が、実は比較的新しいものだと示唆する新たな研究結果が発表されました。ふたりの文化人類学者は、人間における集団による暴力は異常なことであり、暴力が人間の本質に関わるとは言いがたいとしています。
それでは、WIRED.JPより引用します。
人類は実に長い間、激しい暴力の歴史を積み重ねてきた。戦争が人間の本質に根ざすものと考えるのは容易いことだ。しかし、人間のなかにあるそんな好戦的な気質が、実は比較的新しいものであると示唆する新たな研究結果が発表された。
この研究は、有史以前の狩猟採集社会における人間の生活に関するもので、その結果によれば、当時から人間に暴力的な面はあったものの、人が人を殺すことは激しい怒りや個人同士の確執の結果として生じたものがほとんどで、集団同士の争いから生じたものではなかったという。