近代(現代)科学はもう旧い!物質世界に傾斜した近代(現代)科学に替わる新たな”ポスト物理(質)主義科学”とは?
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昨年末に 現代科学の終焉⇒”素人”の創造が未来を切り拓く というエントリーをしたばかりですが、どうやら現代科学の思考の問題性を、”科学者自身が”総括し、新たな科学への可能性を模索する動きが出てきているようです。
それを提唱し出したのがアメリカの科学者、ゲイリー・シュワルツ教授。これまで物質至上主義の現代科学を根底から見直す必要があるとの総括から「ポスト物理(質)主義科学」というのを提唱しています。今回はこの「ポスト物理(質)主義科学」とは何なのか?可能性はあるのか?見ていきたいと思います。
★ ★ ★ 「物質は意識から生まれる」「意識は脳活動ではない」世界中の学者が賛同! 人類最大の科学革命をもたらす”ポスト物質主義科学”とは?
以下、るいネットさんより
* * * * *
これまでの現代科学は物質至上主義だった。しかし、現在世界中で、物質だけではなく”意識”との関連性も含めた「ポスト物理(質)主義科学」というのが注目されてるらしい。
市場経済(≒経済学)でも既に破綻し、やっと科学の世界でもパラダイムシフトする動きが見られるようだ。
日本の科学界では、未だに教科書に書かれている近代観念、近代科学が信じられており、最も遅れているが、この世界的な動きについていかなければ、日本の本来の科学認識力=事実追求力が失われていくに違いない。
~中略~
■過去最大の科学革命は“意識”からはじまる
その大きな要因が“意識”の問題だ。意識とは一体何なのだろうか? 意識はどこから来たのだろうか? 物質世界と意識にはどんな関係があるのだろうか? これらの質問に既存の科学は答える術を持たない。なぜなら、自然科学は“物質”を対象にすることがその前提にあるからだ。
そんな中、この大前提に異議を唱える科学者が徐々に増えつつある。かつてトカナでもお伝えした、米アリゾナ大学ゲイリー・シュワルツ教授も、既存の科学に替わる「ポスト物質主義科学」へのパラダイムシフトを訴えている。
■世界中の科学者がポスト物質主義科学に賛同を表明科学界を敵にまわす過激な発言だが、シュワルツ教授に共感する科学者は後を絶たないようだ。昨年10月にオンラインで公開された、ポスト物質主義科学を扱った映画「Expanding Reality The Movie」のトレーラー映像を見てみると、カナダ人の神経科学者マリオ・ボーリガード博士、フューチャリストのスティーブン・シュワルツ氏、米・純粋知性科学研究所の庁心理学者ディーン・レイディン博士、米コロンビア大学の心理学者リサ・ミラー博士、米アリゾナ大学の心理学者ゲイリー・シュワルツ博士、米オレゴン大学の神経科学者マージョリー・ウーラコット博士、瞑想指導者のマイケル・パスカル氏、神経精神科医のダイアン・パウウェル博士など、錚々たる面々がポスト物質主義科学に賛同している。
次に、「ポスト物質主義科学」を提唱しているシュワルツ教授による、「ポスト物質主義科学マニフェスト18条」の中身を見てみよう。現代科学のもつ弱点を科学者でありながら、自ら総括し、本来の科学的思考への立ち位置を明確にしているところからも、真っ当な思考スタンスであることがわかると思います。
★ ★ ★ ポスト物質主義科学マニフェスト18条
以下、TOCANAさんより
シュワルツ教授らが起草した「ポスト物質主義科学マニフェスト18条」によると、ポスト物質主義とは、量子力学や臨死体験の研究の発展に伴い、従来の物質至上主義では説明できない現象に対処するため、意識を物質には還元できない世界の構成要素の重要な一部として認めるという立場である。
~中略~
「ポスト物質主義科学マニフェスト18条」(抄訳)
・1条
近代科学の世界観は物質主義や還元主義に則っている。・2条
19世紀にこれらの前提は科学的物質主義というドグマになり、精神は脳の物質的活動に帰され、思考は脳や身体など物質世界に影響することがないとされた。・3条
20世紀には科学的物質主義がアカデミズムの常識となり、多くの科学者が世界の物質的理解のみが合理的な思考だと信じるようになった。・4条
科学的物質主義は自然の理解に大きな進歩をもたらすのみならず、科学技術の発展を通して自然の抑制や自由を人類にもたらした。・5条
しかし同時に、科学的物質主義は科学を極端に限定し、精神やスピリチュアリティの探求を阻むものとなっている。・6条
本来の科学は観察・実験・理論を通して自然を探求する史上初の非ドグマ的方法である。そして、科学的方法は物質主義とイコールではない。・7条
量子力学の分野では、観察者の意識が物質世界に影響を与えることが判明した。このことで、物質は現実に存在する唯一のものではなくなり、自然の理解は意識への言及なしには不可能であることが完全に理解された。・8条
心理学や精神神経免疫学の分野では、心理的な要素が肉体に多大なる影響を及ぼしていることが判明している。・9条
超心理学の分野では、精神作用が物質に影響を与えることが研究され、異常や例外として排除できないほど頻繁に超自然的現象が起こることが証明されてきた。・10条
心臓発作の数秒後に脳の活動が停止するにもかかわらず、心臓発作に伴う臨死体験や、臨死体験が宗教経験を引き起こす例が頻繁に報告されてきた。・11条
霊能者が故人の情報を正確に言い当てることが、厳密な実験でも明らかになっている。精神は肉体とは別に存在している可能性が示唆されている。・12条
物質主義に寄った科学者や哲学者は、物質的に解明できない現象を否定する。そういった非物質的現象は彼らが持つ排他的な世界認識と相容れない。しかし、これらの現象を否定したり、ポスト物質主義を支持するような科学的発見の公表を差し控えることは、科学的探求の精神に反する。従来の科学の理論や信念に合わないデータが排除されてはならない。そのような態度は科学ではなくイデオロギーである・13条
超能力、臨死体験、霊との通信などが異常に見えるのは、物理主義の観点からのみである。・14条
物理主義は、脳から意識が生まれる仕組みの解明に失敗している。今こそ物理主義の因習から抜け出し、自然世界の概念を拡張し、ポスト物質主義のパラダイムを受け入れるべきである。・15条
a)精神は物質世界と同程度に現実的である。精神は宇宙の基本的要素である(物質に由来せず、物質に還元することもできない)。
b)精神と物質世界には深く相互に結びついている。
c)精神は物質世界の状態に影響を与え、空間的な制約を受けない(脳や体などに精神があるわけではない)。
d)全ての精神はただ1つの精神に包括されている。
e)臨死体験では、脳は精神活動のトランシーバーのような役割を担っている。つまり、精神は脳を通して活動するが、脳から生み出されたわけでない。臨死体験では肉体の死後も意識(精神)が残っていることが分かっている。
f)科学者は、精神や精神的経験の探求を恐れるべきではない。なぜなら、精神は人間存在の中心的側面であるから。・16条
ポスト物質主義科学は、これまでに獲得された科学知識を否定せず、世界の重要な構成要素として物質を包含する。・17条
ポスト物質主義パラダイムは、我々の自己認識を根本から変え、人間として、科学者としての尊厳と権能を取り戻すものである。世界の非物質的理解は古代の宗教伝統や生活実践にも見られてものであり、我々はその事実から目をそむけてきたにすぎない。・18条
物質主義からポスト物質主義への移行は、コペルニクス革命よりも重要なものとなるだろう。
いかがだったでしょうか。個人的には、特に
>・12条
物質主義に寄った科学者や哲学者は、物質的に解明できない現象を否定する。そういった非物質的現象は彼らが持つ排他的な世界認識と相容れない。しかし、これらの現象を否定したり、ポスト物質主義を支持するような科学的発見の公表を差し控えることは、科学的探求の精神に反する。従来の科学の理論や信念に合わないデータが排除されてはならない。そのような態度は科学ではなくイデオロギーである
>・17条
ポスト物質主義パラダイムは、我々の自己認識を根本から変え、人間として、科学者としての尊厳と権能を取り戻すものである。世界の非物質的理解は古代の宗教伝統や生活実践にも見られてものであり、我々はその事実から目をそむけてきたにすぎない。
というのが、非常に共感できる思考スタンスかと思います。
日本では未だに旧い近代(現代)科学を信仰し、学校教育でも当たり前のように教えられていますが、「本来の科学的思考 ⇒ 自然現象への同化」は、縄文体質の日本人は得意とするところのはず。しかし、今の世界の科学界の動きに出遅れているというのが今の日本の現実であることを受け入れて、何をすべきか?そこが問われてくるのだと思います。
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