2013-03-30
【地球のしくみ】22~大気編(8)~生物の多様な適応放散には、「酸素呼吸」の進化が深く関わっている
36億年前の光合成生物の登場以降、生物は「呼吸システム」の進化に大転換します。
光合成生物により環境に酸素濃度が高まり、“呼吸”という高効率の代謝機能を獲得した生物は、外圧に適応して進化する上で、猛毒である酸素から身を守りつつ、いかにしてこの高エネルギーの酸素をさらに効率よく細胞に送りこむか、というのが大きな課題となりました。
そして他の生物よりも効率的な呼吸システムを獲得した生物が、進化を遂げその時代時代の制覇種となっていきます。
今回は、その呼吸システムの進化の歴史を扱います。