人間の共感現象を科学的に考える・・・電磁波受送信の基礎
画像はこちらよりお借りしました
相手との共感による深い充足や、以心伝心など何かを感じて相手の気持ちが解る、こころの琴線に触れる、相手の気配を感じる、オーラを感じる・見るなど、人間として普遍的に存在する感覚がある。しかし、人間の感覚に比べて極めて粗雑な近代科学を信仰するようになって以降は、それらは非科学的なものとして扱われた。
ところが現在、測定技術の進化により、微弱な自然電磁波の様々な観測が精度を上げており、人間もそれらを送受信している可能性が高まってきた。そこで、高周波振動数の電磁波の受発信技術から電磁波受送信の原理を抽出して、そこから先述した人間の共感などの感覚について考えていきたい。
まずは、電磁波の共振により特定周波数だけを選択受信する同調回路(共振回路)についての概観から。
電波は電磁界が振動しながら伝搬する現象。あらゆるものは固有振動数をもつので、外部からの固有振動数と合うと、共振して振幅が大きく高まる増幅という現象が起きる。
この現象は、電磁波を利用する無線機器では極めて重要な役割をはたす。ただし、磁界は測定や利用が難しいため、これら技術は電界→電流を中心に理論化されているため、現象の半分くらいしか見えていない可能性がある。
そして、増幅の基本は、定常波により振幅が増大することにある。定常波は、波長・周期・振幅・速さが同じで、進行方向が互いに逆向きの2つの波が重なり合うことによってできる、波形が進行せずその場に止まって振動しているようにみえる波動のことである。
そのためには、支点間が固有周期の整数倍になる必要がある。また、例えば鉄のような固い棒の固有周期は短いが、プラスチックのような柔らかい棒は固有周期短くなるように物質の硬さや弾性は固有振動数に影響する。それ以外にも、長さ、形状も固有周期に影響する。
次に、共振現象は、離れた場所にエネルギーを伝達する現象でもある。事例としては、共鳴箱に据えた音叉を鳴らすと、同じ大きさの共鳴箱に据えられた離れた音叉を鳴らしたり、発信機が出すTVやラジオの電波と、同じ周波数の電波を選択受信したりする等の現象がある。そのためには、特定の周波数を選択する同調回路が必要になる。
なぜならば、例えば、初期の無線通信は、高圧の火花放電から発する電波を利用するもので、それには様々な周波数成分を含むトン・ツーの2値信号でであった。よって、無線局が増えると混信してしまうような現象がきたため、特定周波数による通信が必要になったという経緯があるからだ。
実際、自然界には様々な周波数の自然現象も含む電磁波がある。これらから選択受信する同調回路に必要な要素が、コンデンサとコイルである。これらは、電流に対して正反対の性質を示す。
コンデンサは直流を通さず、交流は通す。しかも交流の周波数が高くなるほど、リアクタンス(交流における抵抗)は小さくなって流しやすくなる。
他方、コイルは周波数の低い交流は、直流のようにスムーズに流すが、周波数が高くなるにつれ、リアクタンス(交流における抵抗)は大きくなってだんだん流れにくくなる。
このような、コンデンサとコイルを組み合わせて不要な周波数を選択して地面に捨てる回路を作ると、共振周波数より低い周波数の電流はコイルが通過させ地面に捨て、高い周波数の電流はコンデンサが通過させ地面に捨てることにより、共振周波数の電流だけが流れる回路を作ることが出来る。
この二つの抵抗の頂点にあたる周波数(共振周波数)ではインピーダンス(抵抗)が極端に高いために地面側には流れにくく、必要な周波数の電流のみを回路から取り出すことが出来る。
そして、生命体は『生物の自然電磁波エネルギー受信は、体内アンテナ回路内のコンデンサが主役となって実現する』のように、必要な電磁波を選択受信(同調回路)してエネルギーを取得している。当然人間も受信している。
その受信周波数は、オーラなどのも含めて、ラジオの電波などに比べると非常に大きく、高周波と呼ばれる光に近い周波数になる。そこでは、回路図にはない、コイル中のコンデンサ成分や、電線中のコイル成分など、抵抗成分による共振現象がおこる。
これが、通信技術上は厄介な問題として技術革新でこれらを打ち消すように進化しているが、反対に考えると、螺旋形態をとるコイルだけでコンデンサも含めた同調回路が出来るということにもなる。
そして、ソマチッド・DNA・RNA・その他の生体分子の多くは螺旋構造をしており、コイルと近似した形状をしている。かつ、受信する自然電磁波は光に近い高周波なので、コイル中にコンデンサ成分も発現する。
これらからすると、螺旋状の生体分子自体がコンデンサとコイルから出来た同調回路である可能性が高いのではないか?と推測できる。それら回路には、負の誘電率をもつ水分子集団も関係して、受信した微弱な波動エネルギーを更に高めているのではないか?
参考:電気と磁気の?館 No.11 共振・共鳴現象とは?同調(共振)回路の仕組み
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2022/03/6169.html/trackback