2013-10-25

電磁気の流れからオーロラ発生の仕組みを考える ~上空6万キロにある大発電機

◆◆◆オーロラはどうして光る?

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 極地方の夜空を彩る「オーロラ」。その名前は、ローマ神話の暁の女神アウロラ(Aurora)に由来します。

昔から、神や悪魔と結びつけられるほど壮大で美しい自然現象とされていますが、オーロラが発生する仕組みには、実はいまだに定説と呼べるものがありません。(オーロラが発光する仕組みについては判明しています。原理については過去記事 http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/04/001066.html を参照))

昨年の記事(http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/04/001066.html)では、「太陽風が運ぶ電子やプラズマが何らかの原因で磁気圏内に侵入し、加速されて大気の酸素分子、窒素分子などを励起させて発光するもの」と書かれていますが、この説にも謎は多いのです。

そもそも、太陽風は地磁気でブロックされているはずであり、太陽風で運ばれた電子がどのように磁気圏内に入るか、不明なままだからです。また、太陽から放出される電子のエネルギーでは地上数百キロの高さで止まってしまいますが、地球に入り込んだ電子がどのように加速されているのかについても分かっていません。

そこで、着目したいのが、赤祖父俊一氏が提起する「自然の大発電機」説です。

(さらに…)

  投稿者 sztk | 2013-10-25 | Posted in D04.電磁波No Comments »