なぜワンウェイ容器がふえつづけるの?
みなさんが家庭で飲むビールは缶ビールが多いですが、
今でも旅館などに行けば
びんビールを出してくれますよね。 😛
このビールびん(633ml)、
今でも1本5円で小売店が引き取り、
洗浄してまた利用しています。(=リターナブル)
1本10円で引き取っていた時代もあったそうです。
企業側からすれば
新しいびんを利用するより
リターナブルびんを利用した方が
コストも安くつきました。 😀
また、お酒のびんは30円で引き取っていた時代もあったようですが
最近は、どうでしょうか
自身の生活を見てもわかるように
ビールびん以外のリターナブルびんは
なくなりつつありますね。。。 🙁
なんでなくなっちゃったんだろう??
気になる方は、ぽちっとおしてね。
『なぜ、ワンウェイ容器が増えつづけるのか?!』
◆市場原理と環境保全の矛盾◆
【企業】 【消費者】
↓ ┌─────┐ ↓
↓ │ガラスビン│ ↓
↓ └─────┘ ↓
┌────────┐ ↓ ┌────────┐
│資源を安価に入手 │ 高度経済成長 │安心・安全の志向 │
│加工コストの低下 (科学技術の向上+自由貿易)│ 利便性の追求 │
└────────┘ ↓ └────────┘
↓ ┌───────┐ ↓
└→→→→→→│ワンウェイ容器 │ ←←←←←←┘
└───────┘
消費者であるわたしたちからみると 🙄
例えば飲み物を入れる容器だったら…
もちはこびは軽いほうがいい!
落としても割れない方がいい! 🙂
保存できるほうが便利!
リユースだと、前の人がマナーを守ってるかわからない。安全な方がいい! 😛
…とついつい
便利!
安全!
清潔!
手軽!
…に飛びついちゃうんだよね
だからついついビンよりペットボトルを選んじゃう。
一方、そんな私たちの要望に応えようとする企業側からみると… 🙄
やっぱり利益重視!消費者にとっても安い方がいいでしょ。
そりゃ~ペットボトルをリターナブルできるのが一番いいけど、
においがつきやすいし、洗っても落ちないし。 🙁
強烈な 香り つけて消すのもねぇ。
ビンをリターナブルしてもいいけど、重いからなぁ。。 🙁
回収するのにもコストがかかるし。
他企業との競争に負けちゃったら意味ないし。
それだったら、ワンウェイでいけるペットボトルや小型ビンのほうが断然イイ!
需要もあるし、なんてったって売れる 8) !!
…と、いうわけで。
リサイクルに反して、企業側の思い と消費者の思い が
ワンウェイ容器の方向へと市場を動かしてしまってるんですね 。。
…とはいっても
リサイクルも世間では盛んやん
リサイクル出来てるから問題な~し
と思っている皆さん、リサイクルの実態をしってますか
ここでは紙パックを例に…
紙パックが生産されて 飲料メーカーへ。そして 市場に出回っているのですが
そのぜ~んぶの量が事業系・家庭系を合わせて
204,600t!!
そして、リサイクルするため回収 するのですが
家庭系に出回った181,100tのうち
回収されたのはたったの44,300tで
回収率24.5%
紙パックって・・
今いろんなスーパーで回収したりとかで
日常の中でもかなりリサイクルとして
定着しているとおもっていたのに・・・ 🙁
紙パック全体での回収率が34.3%なことから考えると、
家庭での消費量が一番多い割には、
全体の回収率の足を引っ張っているってこと
でも問題は率では無いんです。。
204600tのうち155400tは
市町村等廃棄物処理されているっていう事実なんです
つまり回収されずにゴミとされていってこと
なんと76%
・・・
牛乳パック4本のうち3本はゴミ ??
…なんでー 😡
そういえば。
回収された紙パックは古紙業者へと集められるんやけど
業者の倉庫に山済みにされて放置されている紙パックの写真を見たことがある。。。 😥
どうしよう 🙁
いろいろ探して
「リサイクル幻想」という本を見つけたのですが、
その本の中で著者の武田邦彦氏は
こんなことをいってました。
手間がかかるゴミ処理方法は結局新たなゴミを産む。
ゴミ処理はなるべく手間のかからない方法を取るべき。
つまり、ただ集めて焼却すれば良い
そして、焼却の際にはできるだけ熱エネルギーの回収に努めるべき 。
次に、焼却後の灰は一箇所に集めて「人口鉱山」を作るという案も・・・
焼却後の灰には人間に有用な金属類が多く含まれている。
だったら将来のリサイクルのためにはできるだけ一箇所に集めておいたほうがいい
これは人工の鉱山をつくるイメージ。
今の科学技術ではそれらをうまく分別する方法は無いけれど
将来的には可能になるかもしれない :blush:
人口鉱山の周りには鉱毒の問題が発生する危険 もあるかもしれないけれど、
その危険を我々は受け入れなければならないってことも同時にかかれていました。
やはり根本的には、
自分の都合第一の考え方から
本当にみんなに役に立つものへと意識を転換していかないと
いつまでたっても解決しない
ってことなんですね 🙁
BYたれい
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2007/02/101.html/trackback
コメント6件
トヨタハイブリッドカープリウス オーナーの部屋 | 2007.04.12 23:02
ハイブリッドは地球温暖化に効果有り?
地球に優しいような振りをしている、ハイブリッドカー・プリウス オーナーの総代です。これまでも書いてきたように、私がハイブリッドカーを買ったのは地球のためで…
サンケイスポーツ情報 | 2007.05.08 9:51
地球温暖化を考える・・危険な今
丸裸になっていく熱帯雨林。進む温暖化・・・このままでは生き残れない!10年後も笑顔でいられるために!あなたにいまできること。【植林小冊子(無料レ…
きまぐれネネのブラックニュース | 2007.05.27 7:50
温暖化現象。
真夏のような日もあれば、冬に逆戻りしたような日もあって、体調崩れっぱなし。この異常気象はこれからもずっと続いてくのだろうか?そんなことばかり考えて夜も眠れ…
匿名 | 2008.08.20 14:07
素晴らしいですね!レポートの資料に使わせていただきます!!
匿名 | 2008.08.20 14:09
素晴らしいですね!レポートの資料に使わせていただきます!!
Financial Journal | 2007.04.10 17:13
京都議定書を達成すれば環境問題を解決できる?
京都議定書を巡って、様々な動きが出ている。最近の二つのニュースから、環境問題につ…