【原発関連情報】福島第一の作業員状況
今日は原発関連情報について紹介します!
東電と政府の原発収束方針には限界がでてきているようだ。
原発の収束にむけた実現可能な方針をつくりあげていくことが急務である。
◆役員が作業員に線量計に鉛カバーをつけるように指示、人員が足りていないのは明らかだ。
線量計に鉛板、東電下請けが指示 原発作業で被曝偽装http://www.asahi.com/national/update/0721/TKY201207200768.html
朝日新聞電子版(2012年7月21日付)に、福島第一の作業員が被曝線量の偽装をしているという記事が出た。記事には、線量偽装を指示した会社役員が、「年間50ミリシーベルトまでいいというのは、原発(で仕事を)やっている人はみんな知っている。いっぱい線量浴びちゃうと、年間なんてもたない。3カ月、4カ月でなくなる。自分で自分の線量守んないと1年間原発で生活していけない。原発の仕事ができなかったらどっかで働くというわけにはいかねえ」と説明するくだりが報じられている。
◆福島第一の作業員を放置する東電と政府~深刻な人員不足が見えてきた?
http://kinoryu.cocolog-nifty.com/go_kinoryu/2012/07/post-97cc.html
年間の線量限度と原発作業員の雇用の問題は、事故直後から指摘されていた。国会事故調の作業員アンケートにも、福島第一の作業で線量限度を超えて他の原発で働けなくなるなどの不安が複数の作業員から出ている。廃炉に向けた数十年間、作業員をどう確保するかは、技術的課題とともに最大の壁のひとつといっていい。
ところが政府も東電も、これまでとくだんの対策を講じていない。また、将来的に作業員がどのくらい必要なのか、どのていどの被曝が予想されるのかなど、具体的な数字をまったく公表していない。これまで何度も作業員数の将来予測を質問したことがあるが、そういったものはないという回答が続いていた。
例えば東電と政府が昨年4月に工程表を発表したとき、工程表なら必要な人員数が入っていてしかるべきだと質問したことがある。しかし政府や東電は、そういったものはないと回答した。
必要人員の入っていない工程表などあるわけがない。工程表には作業員の人数や工数(課題ごとにわけた作業数)が不可欠なのだ。目的達成のために必要な作業を選定し、完成までの日数などを計画し、それに必要な人数や予算を入れ込み、そのひとつひとつを積み上げていくと、工程表になる。完成時期の目標から逆算するなら、それに応じた人数と予算が必要なので、やはり作業員数は必要になる。
【まとめ】
・人員が記載されていない収束工程表は実現基盤(必要な作業員工数)が成立していないことを意味します。
その状態で原発を再稼働を進めていけば(=原発作業員がさらに必要)、
よっていつまでたっても収束しない事は明らかです。
・こんな状況においてもこんな発想になるのは現実を見れていない、見ようとしていないからなのではないか。
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いよいよ始まりましたね。他力本願で申し訳ないのですが、興味あるテーマなのでたいへん期待しています。