2006-11-10

バイオマスってなに? 1 (お題目が一人歩き…)

皆さん、バイオマスってご存知でしょうか?

生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、一般的には「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」をバイオマスと呼んでいます。
 
~・バイオマス情報ヘッドクォーター「バイオマスとは」・~

つまり、家畜排せつ物や生ゴミ、木くずなどの動植物から生まれた有機性資源のことです。
これらのバイオマスから得られるエネルギーをバイオマスエネルギー又はバイオエネルギーと呼びます。
そして、日本におけるバイオマスの利活用技術は、日本の特許出願が世界の特許出願件数の半数を占めており、高いレベルにあるとされています 😮
バイオマスって聞いことあるけど、環境とどう関係するの?
初めて聞いたけど、どんな効果があるの?

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バイオマスの種類ってどんなもの
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難しそうですが、簡単に言えば、人類が昔から活用してきたエネルギーを見直しましょう というものです 😀
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あらためてバイオマスってなに
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バイオマスは有機物であるため、燃焼させると二酸化炭素が排出される。しかしこれに含まれる炭素は、そのバイオマスが成長過程で光合成により大気中から吸収した二酸化炭素に由来する。そのため、バイオマスを使用しても全体として見れば大気中の二酸化炭素量を増加させていないと考えてよいとされています
1990年代以降、バイオマスは二酸化炭素削減(地球温暖化対策)、循環型社会の構築などの取り組みを通じて脚光を浴びています。
そもそも高度成長期以前の日本では、落葉や糞尿を肥料として利用していたほか、里山から得られる薪炭をエネルギーとして利用するなどバイオマスを活用した社会であったと言えます。
ウィキペディア「バイオマス」により抜粋・編集

確かに、薪で風呂を沸かしていたし、農家では糞尿を肥料として使っていました。けど、
何かおかしくないか
特に、『バイオマスを燃焼させても二酸化炭素量の増加につながらない』というところ。
このお題目については多く人から反発すら出てこなし、むしろ、思わず頷いてしまうかもしれませんが、
バイオマスとして木材の活用を推し進めると森林が無くなってしまうのでは と思えますが… 🙁
現在の燃料消費(過剰消費)の是非も考えずに、それ有りきの前提条件ではすぐに破綻してしまいますよね。
このほかにも、食べ残しについても再利用(食べ残し→メタンガスを生成)しよう というのがあるのですが、根本的には食べ残しが出なければ必要ありません
本末転倒していますよね
※るいネットにバイオマスに関する記事『バイオマス市場の影響』『日本はそんな簡単にバイオマスに食いついていいものか』も参考にしてください。
近年、廃棄物処理コストの高騰などから高度利用を模索する自治体が増えているそうですが、殆どが実験な利用に止まっていることが多いようです。
(当たり前といえば当たり前なんですが…
バイオマスの活用が悪いと言っているのではありません。
しかし、根本原因の追求なしに、お題目だけが一人歩きし課題を見えづらくしている=思考停止状態。
これは危険な状態ではないでしょうか
次回はバイオマスという発想がどこから出てきたのか?について調べてみたいと思います

by 村田頼哉

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コメント8件

 にしこ | 2006.11.20 12:10

大量消費されているペットボトル。
処理されないままだと、今ごろ町中ペットボトルのゴミだらけ。
使用済のペットボトルってどうなっているの?

 たれい | 2006.11.20 12:12

日本ではじめてのペットボトル採用が醤油だったなんて・・・知らなかったです。
確かに一升瓶をスーパーから持ち帰りするのは大変!やけど、それだけの理由でこんなにも急拡大するのかな~、とちょっと疑問もあったりして。。

 いま☆ | 2006.11.20 12:24

いつしかPETボトルがあちらこちらに出回りだしたな~と感じていましたが、1996年に自主規制が解禁されたからなんですね。
自主規制されているものは、現在でもホタテガイなどがあり、貝毒か国の基準値を上回ると規制されるようです。PET容器の自主規制はブルボン社をきっかけに解禁されたようですが、規制していたのにはそれなりの理由があるはずなのに、そんな簡単に解禁して良かったのかな~と現在のPETボトルだらけの生活を見て感じました。

 カメ | 2006.11.22 17:10

確かに、ペットボトルってすごい勢いで普及してますよね。
前に、ペットボトルに水を入れておくと、だんだんペットボトルが溶け出すっていうこわーい話を聞いたんですけど、その危険性っていうのも本当にあるんですかね?
気になるー!(>_<)

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 みぃーこ | 2006.11.28 10:24

こんにちは。
初めてコメントさせていただきます。
今年は野菜(特に大根と白菜)の価格がとっても安いそうです。
いいやん!これからナベの季節だし☆☆って思っていたら、市場ってそんなに甘くないんですね。
あまりの豊作に出荷するほうがお金がかかってしまう。
→せっかく丹精込めて作った野菜を交付金(税金)をかけて廃棄処分しているようです(-_-;)
お金を払って野菜を捨てる…需要と供給のバランスを保つ為なんだろうけれど、なんか変な感じ。年によって、出来が変わるのは当たり前なことのように感じるのですが…
とってももったいないなって感じたのですが、しょうがないことなのでしょうか?!
(自然の摂理に反している?と思ったので、コメントさせていただきました。)

 たこ | 2011.11.24 12:55

ためになりました

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