2011-01-13

のぞいてみよう!昭和39年の暮らしから学ぶ、共同体♪5~農村の暮らしにも当時最新の電化製品が・・・~

こんばんは
『のぞいてみよう!昭和39年の暮らしから学ぶ、共同体♪』シリーズ、最終回です
これまでは、水の再利用・ゴミの出ない暮らし、お風呂・・・など当時の知恵を活かした生活をご紹介してきました
のぞいてみよう!昭和39年の暮らしから学ぶ、共同体♪1~過剰なエネルギー消費を見直そう~
のぞいてみよう!昭和39年の暮らしから学ぶ、共同体♪2~ごみの出ない暮らし~
のぞいてみよう!昭和39年の暮らしから学ぶ、共同体♪3~みんなの資源、みんなの中での役割~
のぞいてみよう!昭和39年の暮らしから学ぶ、共同体♪4~お風呂から感じる肯定視~
今回は、茶の間に置かれていたテレビと当時最新の洗濯機から見た、昭和39年の暮らしをご紹介します
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昭和39年の富江さんの家 から、まずは茶の間をご紹介します
家族団らんで食事をする茶の間 は、カマドとよばれていたそうです
料理の煮炊きをするおクドさんの横にありました
この部屋には、当時の食事のようすが再現されていました。
どの料理の食材も、この家の畑でとれたものであり、魚 も近くの川でとれたものです。豆腐などは、村のなかの商店から購入していました 😀
そんな茶の間には、白黒テレビも1台
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そのテレビで流れていたのは、なんと当時の海外のホームドラマ

>「正力松太郎によるテレビの導入」「街頭テレビ」「プロ野球やプロレスの中継」「アメリカ製テレビホームドラマの放映」・・・が、我々日本国民を、反米感情を持たないように、むしろ親米感情を持つように仕組まれていたことを知るべきである、と思う。そして、現実に、テレビの普及と共に、つまり60年安保を最後に、反米的な国民運動は盛り上がらなくなっていくのである。
それは、日本にはるかにおくれたとはいえ、同じようにアメリカ方式のテレビを導入し、アメリカ大衆文化を娯楽として受け入れることを選択させられた韓国、台湾、フィリピンの、いわゆる反共の防波堤としての「太平洋ネットワーク」を形成する各国でも同様だった。共産主義勢力の拡大を防止すること、反米感情を押さえ込むこと、等を目的として導入されたテレビ、つまり日本テレビは、確実に成功したメディアといえる。
るいネットより)

農村の暮らしであっても、こうして海外(主にアメリカ)の日常生活を流すことによって、アメリカなどの生活スタイルの憧れを形成したりしていたんですね
また、当時最新の電自動洗濯機 も置かれていました
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カワヤと言われる洗い場に置かれていたのですが、あまりに普通に置かれていたので、なんでこんなところに電化製品 と不思議な感じがしましたが…
洗濯の水も川から引いてきたり、昔ながらの知恵を活かした生活の一方で、工業生産品が自給的な生活に浸透し始めた様子がうかがえますね
             
これまで、小学校の頃にいった社会見学といえば、ジュースや食品工場だったり、科学の発達の歴史だったり…大量生産や技術がいかに発達してきたかがメインだった気がします
こうして、大量生産・消費前の自給的な生活を振り返ったり、今も活かせる技術があるんじゃないかなぁと感じる博物館の見学はいいですね
何より、博物館に来ていた子どもたちがキラキラした目で、当時の生活を見て、体験して楽しんでいる姿が印象的でした
昭和39年当時の暮らしには、当時の人々の暮らしの想いや循環型の生活や知恵がたくさんつまっていました
当時の人たちは、自然・食べ物・人…あらゆるものに対して感謝という気持ちを持っているからこそ、循環型の生活ができているのだと思います
当時の知恵を借りつつ、感謝の気持ちを生かした生活をしていきたいと感じました

List    投稿者 tanitti | 2011-01-13 | Posted in I02.循環型社会ってなに?No Comments » 

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