2009-09-25

【人口問題】10~人類500万年の99.9%以上を占める洞窟の極限生活のなかで、人口増大につながる観念内容が形成された?!③『新たな逆境:“出産”“育児”

【人口問題】10~人類500万年の99.9%以上を占める洞窟の極限生活のなかで、人口増大につながる観念内容が形成された?!②『脳容量増大に可能性収束』では、観念機能獲得のために、人類がどのように脳容量増大を実現したかをみてきた。
しかし、脳容量増大と引き換えに、人類には新たな問題が起こった。
それが、“出産”“育児”である
 
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“直立二足歩行”と“脳容量増大”が出産・育児を困難なものにした
 
全ての生物は、誰の手伝いもなく、胎児と母体の力だけで出産することが出来る。
また、生まれてきた子供は、牛や馬は数時間、犬や猫は数週間で歩けるようになる。
サルでも一ヶ月あれば、単独で動けるようになる。
 
しかし人類は違う。
母親1人で産むことも出来なければ、子供が1人で歩けるようになるまでは、最低でも1年はかかる。そこから大人の手を離れられるようになるには、さらに数年は必要になる。
 
ヒトは直立二足歩行になったことにより、内蔵を支えるために、他の動物より、ガッシリとした骨盤で、かつ産道が小さく、複雑にねじれた形となった。
サルのように母親が自分で取り上げることが出来なくなった
出産に時間がかかるようになった(サル:1~2時間⇔人類:平均14時間)
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人とサルの骨盤比較より
 
 
脳容量が増大→頭が大きくなる→大人に近い脳容量になってから産むことが出来ない(産道から出てくれなくなる)
脳容量400~500ml前後の(成熟していない)未熟児状態で出産
育児負担が増大した :-(
 
 
困難な出産がもたらしたもの①:オキシトシンとエンドルフィンの増大
出産時に関わるホルモンが、“オキシトシン”と“エンドルフィン”だ。
オキシトシン(親和回路) 出産時の陣痛促進や授乳時に働き、以後の親子間の結びつきを強化させる

動物には本来、自分以外の生きものを恐れる原始的なの本能があります。オキシトシンは、この不安を打ち消して。親子の強い結びつきを出す役割をしていたのです。( るいネット:ドーパミンプラス回路とオキシトシン親和回路の結びつきが、真猿闘争集団を生み出した

エンドルフィン(快感回路) 分娩時の痛みを和らげ、快感を感じさせる

“いい”出産を経験したお母さん達は、“何人産んでもいいよねぇ!”とか、それまで子供に対して差程興味のなかった人でも、“誰の子供でもかわいい!”と共感し合うのも、出産の際のβ-エンドルフィンが今までに経験したことのない(鎮痛→)快感により、「共感回路・共認回路」が太くなったためではないかと思います。( るいネット:β-エンドルフィンは性充足⇔出産の相乗効果により強化された)

このように、人類の出産や育児に時間がかかればかかるほど、これらの物質の分泌量は多くなり、他の動物以上に、親子の結びつきが強くなったり、「たくさん産みたい」「全ての子供はかわいい」といった出産・育児への肯定視が強まっていくのではないだろうか。
 
 
困難な出産がもたらしたもの②:共同体の中での出産・育児
このような困難な出産や、未熟児状態で生まれた子供を成熟するまで何年も手元に置き育てることは、母親1人の力では到底困難である :roll:
それを乗り越えたのが、人類が持つ共同体の力だった。

この本能ではどうにもならない逆境を突破したのが人類の共同性の力です。出産をこれまでの母親一人の課題から、集団全体で母親を助けながら行うみんな課題に転換することで逆境を突破しました。本能を超えた、共認機能による出産の進化です。
仲間が付添い、励まし、介助することは、危険な出産に臨む母親に勇気と安心感を与えただろうし、出産がみんな課題となることで、みんなの子どもとして大切に育てたのだと思います。( るいネット:人類の出産の進化は、共同性の賜物)

 
 
このように、人類の共認機能をもってしても、過酷な生存圧力の中、子供が育つことは奇跡であった

平均寿命は縄文時代(16,500~3,000年前)にはなんと14.6歳と推計されるそうだ。乳幼児までで生命を終わる率が極端に高い。5割以上なのだ。人間の限界出生力(2年に1度)から換算すると、14.6歳は静止人口実現ギリギリの値だそうだ。女は産める年齢(23歳、生存率26%)になると産めるだけ生んで(7人)死ぬ。これでも楽観的な数字だそうだ。大人の死亡率は時代と共に改善された。しかし4-5歳までの死亡率は依然高いままだった。江戸時代の死産率は10-15%と言う。江戸後期で出生児の1歳未満死亡率が20%近い値で、あとはおいおい減少するが、出生児10人の内16歳まで生き延びたのは5-6人という。 ( 人口から読む日本の歴史)

 
 
共認機能では対応出来ない、『子どもの死』という状況にありながらも、自然の中に精霊を措定し、精霊信仰=観念原回路を獲得してきたように、「また子どもをたくさん産みたい」「子どもは大切な存在」といった子宝観念の始まりとなるような信仰が強固に出来てきた。
これこそが、現代の人口増加につながる『子宝観念』の基盤を成すものである。

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コメント1件

 会議にて | 2010.05.20 22:33

問題が起こった時に
まずやってみる事では
目先の事で満足してしまう
実際にそれでは問題が解決しない
という事もその通りだと思います
本当に大切なのは
問題はなんであるか
どうしたら解決できるのか
をしっかり考える事
その考えはみんなが満足する事が
問題解決だと学びました

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