2009-04-24

【人口問題】4~共認態サルの増加は、「自然の摂理」を超えた繁殖といえるのだろうか?(2)

 前回の【人口問題】3~共認態サルの増加は、「自然の摂理」を超えた繁殖といえるのだろうか?(1)~に引き続き、サル編第2弾に続きます。
 さて、原猿段階で首雄の縄張り周辺に追い出され、極度の飢えにさいなまれていた弱雄たち。まずは、その原猿から真猿への移行期の図解を見てみたいと思います。
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【図解】実現論 第一部:前史 ホ.サル時代の雌雄分化(ブログ:実現論勉強会よりお借りしました)
 図の左下にある原猿集団形態のオレンジ色の縄張り(首雄+雌たちの単雄複雌婚)の外にバラバラといるのが性闘争に負けても死ねないでいる弱オス達なのですね。まさに首雄達の縄張りの隙間でかろうじて生きている状態という感じがします。
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 では、この弱オス達はどのように進化していったのでしょうか。

■ニ.サル時代の同類闘争と共認機能(実現論 前史より引用)
・かくして、樹上逃避機能を獲得したが故に死なずに、かといって縄張りもなく中途半端に生き残ることになった原猿たちは、本能が混濁して終う。しかも彼らは、絶えざる縄張り侵犯による過剰な緊張や怯えや飢えの苦痛など、全ゆる不全感に恒常的に苦しめられることになる。同じ性闘争本能を持つ肉食動物や草食動物がぶつかったのは本能の適応不足=限界であり、それは全ての生き物の本能が孕んでいる限界と同質のものであるが故に、彼らの限界も他の生物と同様に、無自覚のDNA変異によって克服されていった。しかし、原猿がぶつかったのは単なる本能の限界ではなく、絶えず生存の危機に晒され不全感覚が刺激され続けるという意識的な極限状態であり、しかも本能そのものが混濁するという本能の不全(縄張り闘争には勝てないのに、死なずに辛うじて生きている)故に、本能ではどうにもならない(従って本能を超え出るしかない)という未明課題だったのである。
不全課題を抱えて依存収束した弱オスたちは、依存し合う中から、「どうする?」⇒「どうにかならないか?」と可能性を相手に求め、互いに相手に期待収束してゆく。こうして、依存収束⇒期待収束し、互いに相手を注視し続ける内に、遂に相手も同じく依存し期待している事を発見し(探り当て)、互いに相手の課題=期待を自己の課題=期待と同一視して理解し合うに至った。
・原猿弱者たちは、この+回路によって怖れや怯えや危機逃避をマヒさせ=捨象し、仲間+縄張り闘争+へと+共認収束することによって、遂に闘争集団を形成し、縄張りを確保する事が可能になった。(これは、麻薬で怖さをマヒさせて闘いに打って出るのと同じである。人類に見られる闘いの前の踊りも、同じ効果を期待したものである。)こうして約3000万年前、遂に同類闘争(縄張り闘争)を第一義課題とする真猿集団が形成された。親和収束⇒+収束を母胎にして、より上位の闘争系・集団系の課題を共認し、その闘争共認に従って役割を共認し規範を共認してゆく、この第三の統合様式たる闘争系の共認統合こそ、サル・人類集団を維持させている主要な統合様式である。

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【図解】実現論 第一部:前史 ニ、サル時代の同類闘争と共認機能(ブログ:実現論勉強会よりお借りしました)
 原猿段階において環境限界(食と生殖の縄張り限界)まで繁殖した結果、他の本能動物(本能態)とは違い、原猿は性闘争(縄張り闘争)の末に死ねないという本能そのものが混濁する本能不全に陥ってしまう。であるが故に本能を超え出るしかない。その結果、「極度の不全(飢えや怯え)=本能混濁(未明課題)⇒(相手への)依存収束⇒(相手への)期待収束⇒同類闘争集団の形成(共認統合)」という本能態(原猿初期)から共感態(原猿後期)へ、そして、共認態(真猿)への進化を遂げた。この共認態(真猿)は、新たに獲得した共認機能によって闘争集団を形成することができるようになったのです。
 こうして、集団で環境に適応していけるようになった真猿は再度、繁殖(個体数増加)していくことが可能になります。なお、進化段階での原猿と真猿との繁殖力(個体数増加)を比較する意味で、現在の世界における分布状況をおさえてみたいと思います。

・原猿類はアフリカ、アジアに生息する最も原始的なサルで、それほど知能は発達していません。キツネザルやメガネザルの仲間で6科、50種が知られています。また、マダガスカルには原猿類のみが生息しています。
・新世界ザルは南米に住むサルの仲間です。マーモセットやオマキザルの仲間で2科、50種が知られています。
・旧世界ザルはサルの仲間では現在最も繁栄しているグループです。日本でもなじみのニホンザルがこのグループです。オナガザル1科、60種が知られています。
・類人猿は、チンパンジーやゴリラ、オランウータンなど、ヒトに最も近い仲間です。というより、ヒトもこの中に含まれる動物です。2科、12種が知られています。かつては旧世界ザルよりも繁栄していましたが、現在はヒトを除いて衰退し、絶滅寸前の種が多くなっています。

「サルがサルになった日」
さんよりお借りしました

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 つまり、集団を組めるようになった真猿は他の原猿類を圧倒し、各地で繁殖していったのだといえます。では、真猿になってからの個体数増加の要因は何か?共認機能を獲得したことが個体数増加にどのように影響しているのか?これは次回のサル編第3弾にご期待ください。

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コメント1件

 コバヤシ | 2009.12.08 19:39

私権闘争圧力が強い時代では、肩書きは単なる順番付けではなく、私権闘争の役割(=責任)を示すものでもあったと思います。
私権闘争が衰弱するにつれ、その役割も見えなくなり、新しい社会圧力下では、全く魅力のないものになってしまったと思われます。
どんな組織でもリーダーは必要。それはみんなが感じている新しい圧力に応える存在であり、そこに人が集まっていくのでしょう。圧力を捉えることが重要だと感じました。

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