2008-07-01

食物アレルギーを調べたら母乳に行き着いた

はじめまして みかん です
小さい頃からアトピーや食物アレルギーに悩まされてきたのですが、最近アレルギーが治っていたことが判明
アレルギーって不思議だなぁ
ということで最近アレルギーについて色々調べています
さてさて
乳幼児の食物アレルギーの5大アレルゲン(アレルギーの原因)は
、牛乳 、小麦 、大豆 、米
です。
この5つに共通していることは・・・
とその前に1ぽちお願いしまぁす

 にほんブログ村 環境ブログへ


引き続きお付き合いくださり、ありがとうございます
5大アレルゲンに共通するのは高たんぱく、高栄養価ということなんです
高たんぱくって乳幼児にどんな影響をあたえているんでしょうかね
たんぱく質は体内に入るとアミノ酸に分解されて体に吸収されます。
ただし乳児の場合は代謝機能が未熟であるために多量の栄養やたんぱく質は分解されないうえに、内蔵の負担にもなってしまうんです
赤ちゃんって早く成長する為にたんぱく質やらたくさんの栄養が必要なのに 、それらが分解できないなら何を糧に成長するんでしょうね 🙄
哺乳動物の赤ちゃんは母乳を飲んで成長します。
哺乳類の母乳成分の比較すると、
8d863s000000q6lw.gif
表を見ると、ヒトの母乳中のたんぱく質は極端に少ない事がわかります。
ところが、糖質になると逆で、人間の母乳には、牛乳の1.6倍、イヌ乳の2.3倍、ウサギ乳の3.5倍、イルカ乳の8倍もあります
なんでだろう
たんぱく質は肉や骨となり、運動能力の発達になければならない栄養分です。
ヒト以外の他の哺乳動物の母乳にたんぱく質が多いというのは、運動機能に必要な筋肉や骨格を早く発達させるためと言えます。それは弱肉強食の自然界の中で生きるために生まれてすぐに動けるような体をつくる必要があるからなんです。
糖質は脳のエネルギー源として重要な栄養分です。
人間の母乳に糖質が多いのは、運動機能に必要な骨格や肉体の発達よりも、脳の神経形成に必要なエネルギーを供給することを目的としているからだと言えます。
まとめて考えると
体よりも、より脳を進化させてきたヒトは、生まれてから脳を先に成長させていくため、糖は吸収します。しかし、多くのたんぱく質は代謝機能が後から発達するために、分解・吸収できずなんらかの仕組みでアレルギー反応を引き起こしてしまうと言えそうですね
吸収できないたんぱく質がアレルギー反応を引き起こしてしまう詳しいメカニズムは後々解明できたらなぁ
以上みかんでした

List    投稿者 042125 | 2008-07-01 | Posted in Z01.アレルギーが増えるのはなんで?3 Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2008/07/342.html/trackback


コメント3件

 y.suzuki | 2008.11.11 15:41

 この図解で、環境問題だけに視点を当てていても解決しないことが明確にわかります。
 つまり技術論を超えた社会問題として環境問題があり、本質的な原因にさかのぼらないと解決していかないということですね。
 あらゆるものを金儲けの手段に変えていく市場原理は、極論すればだましの手法。はじめから全体のバランスなり統合なりを想定していません。少なくとも、生物に備わっている(獲得した)本能機能は種の保存が組み込まれていることと比べると、自然の摂理に反していることは間違いありません。
 

 chang | 2008.11.13 20:04

水資源の危機シリーズ大変勉強になりました。
生きていく上で必需のものを市場原理に委ねるということが、いかに危険で狂っているかということですね。
やはり、信任関係で結ばれたネットワークのようなものの中で、やり取りしていく必要を感じました。

 basha | 2008.11.18 12:41

y.suzukiさん、changさん、コメントありがとうございます!
水問題は、現時点でそれ程困っていない日本人からすると、知らなければ危機感も抱かない問題です。
しかし、最近の金融破たんで、実体から乖離しすぎた市場に疑問を抱く意識や、実体経済への影響から過剰な消費は抑える意識も顕在化し始めています。
厳しい状況ではありますが、市場拡大第一では解決しないような問題群を根本から考え直すいい時期だと思います。
これからも宜しくお願いします。

Comment



Comment