2011-02-19

次代を照らす太陽エネルギー1 ~プロローグ~

%E6%97%A5%E3%81%AE%E5%87%BA.jpg
次代のエネルギー追求の発表会報告♪3~各グループの追求テーマ・その2)で紹介していただいた、 太陽グループ です :D
前回のシリーズではマグネシウムエネルギーの可能性について検証しました。マグネシウムの酸化反応からエネルギーを取り出し、酸化したマグネシウムは太陽光励起レーザーを使って還元させマグネシウムを循環させるという技術で、元になるエネルギーは太陽エネルギーなので、無尽蔵に使えるというものでした。(マグネシウムも海中には無尽蔵ある)
太陽のエネルギーをマグネシウムを媒介にして利用する面白い発想だったのですが、太陽光からの変換効率の悪さから、還元のための励起レーザーや集光施設の規模が非現実的なオーダーになり、困難であろうと結論つけました。 :-(

しかし、太陽エネルギーの利用は、次代のエネルギーをどうする?という課題を考えていくうえで、主軸になると思います。それは、このブログで掲げている3つのコンセプト【Ⅰ.自然の摂理に則っているか】【Ⅱ.自給自足できるか】【Ⅲ.共認充足とセットで実現できるか】に適うと思うからです。次代のエネルギー追求の発表会報告♪①~充足いっぱいで追求しよう☆.:*・゚~もご覧ください

 にほんブログ村 環境ブログへ


【Ⅰ.自然の摂理に則っているか】

人類さらには生命が、これまでどんなエネルギーを基にして生命活動を営んできたのかを大雑把に振り返ると、太陽のエネルギーと地熱(地球そのもの)のエネルギーに行き着きます。大気の運動や海洋循環といった地球環境の形成から、植物の光合成やそれを捕食する動物、またその凝縮とも言われている化石燃料まで、太陽から受けるエネルギーを基にして形成されてきたと言えます。(ちなみに、地熱エネルギーの利用は、『次代を担う、エネルギー・水資源』水生圏の可能性、水力エネルギーの活用<番外・予告編>.火山列島・火の国日本の可能性~高温岩体発電・マグマ発電が国産エネルギー資源の切り札!~ によると、とてつもないポテンシャルをもっていそうですね☆)
従って、地球誕生から恩恵を受けてきた太陽のエネルギーを今後も活用していくことは、自然の摂理に則ったエネルギーの最もシンプルな形のように思います。それは、太陽光発電や太陽熱発電といった技術だけでなく、太陽の明るさ、暖かさを利用するというパッシブな面も含めて。

【Ⅱ.自給自足できるか】
太陽のエネルギーは、地域差はあるものの均質に降り注いでいる特徴があります。エネルギー密度が薄いため、大きなエネルギーを作り出すには不向きかも知れませんが、末端家庭で消費するエネルギーを自給自足でまかなうには、案外と理に適ったエネルギーのような気もします。また、移動距離の少ない車などなら、ボンネットに太陽光パネルを乗せて本当に自給自足できないのか?なんてことも考えられそうです。いずれにせよ、日本ならどの地域にも使いやすいという特徴を活かした、地産地消のエネルギー源として期待できる気がします。

【Ⅲ.共認充足とセットで実現できるか】
やっぱり太陽って身近な存在っていうのがあって、暖かくて明るくて、なくてはならない充足存在です。いろんな科学技術に囲まれた現代人は、太陽の有り難さをあまり実感できなくなっているのかもしれませんが、きっと電気もなかった時代には、太陽を活用した先人の知恵と充足空間がたくさんあったのではないかと思います。
そんな先人たちの知恵を知り、現代にも活用していければ、現代には無くなってしまった共認充足空間の再生にも繋がるのではないかと期待しています。意外と電気を使わなくても太陽でまかなえる事って多い?

そんな視点で今回のシリーズでは、「次代を照らす太陽エネルギー」 と題して、太陽エネルギーを利用した様々な取組みの検証や、どんな開発が進められているのか。また、各々の科学技術がどの分野にどの程度活用可能なのかを見定めていきたいと思います。また、それを見定める為にも、そもそも太陽エネルギーって何なのか?どのようにして地球に到達しているのか?などの基礎的な(しかし一番難しい)部分を考察することで、より本質的な見通しが立てられればと思います。
シリーズのお題構成は以下のように考えていますので、皆さんのアドバイスや指摘、よろしくお願いいたします☆

1.太陽と地球の関係
(1) 太陽はどのようにして生まれたか ~宇宙はどのように秩序化されているか~
(2) 太陽はどんな活動をしているか ~太陽エネルギーの源とは~ 
(3) 太陽エネルギーはどのように地球に到達しているか ~宇宙空間を伝わる仕組みとは~
(4) 太陽を基にしてつくられる地球環境の仕組み ~大気運動や海流など~
2.太陽エネルギーを基にした生命の営みと歴史
(1) 生命はどのようにして太陽エネルギーを利用しているか ~生命の仕組みから学べることは~
(2) ご先祖様から学ぶ太陽エネルギーの活用方法 ~太陽とともにした生活から学べることは~
3.太陽エネルギーの活用について
(1) 太陽エネルギーの活用技術と、その可能性・課題
  ①.太陽光発電
  ②.太陽炉・太陽熱発電
  ③.光触媒を使った資源創出
  ④.宇宙太陽光発電
(2) 日本の気候風土に適した活用方法とは
(3) 太陽エネルギーは、どの分野にどれだけ賄えるか
4.まとめ

以上、合計12回(3ヶ月程度)のシリーズでお届けします。お楽しみに

List    投稿者 nannoki | 2011-02-19 | Posted in E09.太陽エネルギー6 Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2011/02/839.html/trackback


コメント6件

 みつこ | 2012.01.05 0:05

>「自然の秘密もまた、技術によって苦しめられるとき、よりいっそうその正体を現す」
「私が元素の混合によって生ずるといわれている諸物体そのものを試験し、それらを拷問にかけてその構成原質を白状させるために忍耐強く努力したとき」
「自然は、より穏やかな挑発では明かすことのできないその秘められた部分を、巧みに操られた火の暴力によって自白する」
読んでいて、びっくり@0@でした。
まさに、彼らがどのように自然(対象)を捉えていたのかがよくわかる言葉ですね。
そのように白状させるものだから、自分の都合のいいことだけを白状させればいいんですね。
どこかで聞いた取り調べのようです。
科学がどこで道を誤ったか?、これまででもいくつかの結節点が見えてきたように感じています。シリーズを通したらどんなことがさらに見えてくるんだろう?と楽しみです(^^)/  
いつもありがとうございます!

 ふじ | 2012.01.05 22:22

>当時の科学者達が、本質を解明できない以前に解明しようとしなかったのはなぜでしょうか?
 
それは、彼らにとって一番重要なことは、自分たちのパトロンである金貸しの欲求(=私権獲得)に応えることであったからです。
ゆえに、彼らが取り組む科学にとっての最重要課題も目先の私権獲得の道具となることでした。
なるほど~と目から鱗でした。
振り返って原発の御用学者たちも同じように、安全安全といいながら、背後には私権獲得が目的化されているのだろうとも思いました。
歴史を遡ると、より構造が見えてスッキリしますね。
ありがとうございます。

 2U | 2012.01.05 23:55

>当時の科学者達が、本質を解明できない以前に解明しようとしなかったのはなぜでしょうか?
この問いかけは非常に根源的な問いかけだとおもいます。原発事故をはじめとする、現代科学技術の暴走と破壊をもたらした出発点であるようにおもいます。
一方でわたしたち自身が思考している立脚点も、本質の解明より、目先の改良にあると痛感しています。
このように科学史を振り返ってみると現代の思考(観念)がどのようにして形成されたのかわかってきます。非常に勉強になります。続きの記事が本当に楽しみです。

 aironGst | 2012.01.09 0:30

>みつこさん
コメントありがとうございます。
近代科学の祖と呼ばれる人達は多くが熱心なキリスト教信者であり、思考や物の見方において多分にキリスト教の影響を受けています。
創造主(神)の創りし完璧なる世界という絶対的な答えが先にあり、その証明を行うというスタンスでした。
結論や前提を疑うことができない思考回路では、自然の摂理から逸脱しても軌道修正できないのは必然だったのかもしれません。
そして、現代において、軌道修正を行うのは科学者以外の人たちからの圧力であるように思います。

 aironGst | 2012.01.09 0:42

>ふじさん
コメントありがとうございます。
原発事故の際に見られた科学者の思考回路も、全く同じだというのはその通りですね。
このことは、近代以降、科学者は「課題の矮小化→捨象→目先の私権獲得(自己保身)」というスタンスから全く転換できていない事を示していると言えます。
まずは、この現実を庶民が受け止めて、“科学信仰”から目を覚ます必要があると思っています。

 aironGst | 2012.01.09 0:49

>2Uさん
コメントありがとうございます。
仰る通り、科学を生業とする人々だけでなく、私たち庶民の問題と認識することが重要です。
私たちが“科学技術中毒”症状であったことを自省し、自然の摂理に則った生活を模索し移行することを、社会の期待として形成していくことで、初めて次のターニングポイントを創り出せるのだと思います。

Comment



Comment


*