2011-02-05
『次代を担うエネルギー・資源』火力発電の可能性6~「日本の電力の中核的企業が外資に狙われている」~
前回、『火力発電の可能性5~「知らないうちに日本の電力が外資に乗っ取られる!?~」』では、電力会社の経営、特に資本構成を見てみました。そして、電力業界全体の大株主上位には、すでにロックフェラー系、ロスチャイルド系の企業が名を連ねており、外資による乗っ取りの危険性が明らかになりました。今回は、さらに具体的に個別の電力企業への買収リスクについて調べてみたいと思います。
◆日本の電力の中核的企業が外資に狙われている
実際に、2008年にイギリスのヘッジファンドによって電源開発(J-POWER)が買い占められそうになった事件もありました。
『日本政府、英ファンドの電源開発株取得に中止勧告』 2008年04月16日
【4月16日 AFP】(一部更新)政府は16日、英ヘッジファンド「ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(The Children’s Investment Fund、TCI)」に対し、電力卸大手、電源開発(Jパワー、Electric Power Development、 J-Power)株の追加取得の中止を勧告した。
TCIは1月に、9.9%を保有する電源開発株を20%まで買い増す計画を発表していた。
外国為替及び外国貿易法(外為法)は、外資が国の安全や公の秩序にとって不可欠な電力などの株を10%以上取得する場合に政府の認可を義務づけている。
額賀福志郎(Fukushiro Nukaga)財務相と甘利明(Akira Amari)経済産業相は公式の声明を発表し、追加投資計画の全面中止を勧告した。TCIが勧告に応じない場合、政府は「中止命令」に踏み切るとみられている。
AFPBB Newsより引用
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