【「砂糖税」を導入すべき、米研究者ら】科学を身近に☆NewStream
みなさん、こんばんは☆
本日からはじまりました、科学を身近に☆NewStreamです。
毎週火曜日に、注目の科学ニュースを紹介します。
甘いものって目の無い人もたくさんいますよね。甘いものの代表格といえば「砂糖」です。実はこの「砂糖」って結構危険なのです。アメリカでは砂糖に税金を導入するという流れがあるようです。
「砂糖税」を導入すべき、米研究者ら
米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の小児肥満症の専門家や健康政策の研究者ら3人が執筆した論文によると、国民の健康を守るためタバコやアルコールを規制している政府は多いが、「世界的な健康危機をもたらしている主犯格の1つは野放しだ」と指摘。飲食物に添加される糖類への課税を提言している。
砂糖の習慣的な摂取が、高血圧や糖尿病などのメタボリック症候群においてゆっくりと、複雑ながら破滅的な役割を果たすことは数々の研究で明らかになっている。米国ではメタボリック症候群のため年間650億ドル(約5兆円)分も生産性が下がり、医療費は1500億ドル(約11兆円)にも上っていると論文は述べている。(2/3 AFP)
【ポイント】
砂糖は生きるために不必要である。逆に摂りすぎると、血糖値の異常な上昇で大量のインシュリンを消費して糖尿病の原因となり、また代謝にカルシウム、ビタミンを大量に消費するために視神経の障害、筋力低下、骨粗しょう症などを引き起こす。
(参考記事)
塩・砂糖が危ない(るいネット)
日刊NewStream(路上で発信 なんで屋)
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【地震のメカニズム】7.熱移送説~地震は熱エネルギー移動が起こす~
画像はこちらからお借りしました。
これまでに紹介してきたプレートテクトニクス理論(以下プレート説)は、地震の発生メカニズムを一定解明しているように思われますが、この理論に基づく地震予測は成功していません。ずっと観測強化地域に指定されていた南関東地域が、2004年に観測強化地域から外されたり、さほど警戒されていなかった地域で大地震(阪神淡路大震災1995年、東北地方太平洋沖大地震2011年)が起きたことが象徴的です。
「そもそもプレート活動が地震発生の原因なのか?」と疑問を掲げ、プレート説とは異なる仮説も多く提起されています。
今回は、その仮説の一つで、埼玉大学名誉教授である角田史雄氏が提唱している「熱移送説」を紹介します。
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【自然災害の予知シリーズ】-13- 日本の先端地震予知研究はなぜ潰されたのか?
【自然災害の予知シリーズ】もいよいよ大詰めです。
このシリーズで扱ってきたように、地震予知は電磁波や、地電流、ラドン濃度測定や地表面温度測定など様々な切り口でアプローチが可能であり、各々の方法で得手不得手はあるもののどれも可能性があるものでした。
(写真はコチラからお借りしました)
しかし気象庁をはじめとする、地震予知・地震予報の研究は、昨年の東日本大震災を受けて地震学者が口を揃えて言った「想定外」という言葉が象徴しているように、一向に進んでいません。なぜこのような事になっているのでしょう?
まず、これまでの地震研究とはどんなものがあったのかを見ていきたいと思います。
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風がふくのはなんで?(4)~貿易風や偏西風が生まれる構造~
前回の記事では、日本を取り巻く2つの気団(揚子江気団、オホーツク気団)の形成を左右する要因として、ヒマラヤ山脈と偏西風に着目しながら追求を試みました。
もっとも日本の季節風と日本を取り巻く気団群の影響は不可分の関係ですが、中でも気団の構成に大きな影響を与えている要素が「偏西風」である、という点が明確になったのではないかと思います。
ここで今一度、偏西風とは何か?ざっとおさらいしてみたいと思います。
偏西風と呼ばれるのは、赤道上で暖められて北上した空気が温帯付近で急降下する際に、コリオリの力を受けることで、西向きに針路を歪められるからです。
風がふくのはなんで?(3)~日本の四季に影響を与えているヒマラヤ山脈と偏西風より引用
引用文より、偏西風は地球規模の大気の大循環によって生じていることが理解できます。
偏西風は超上空では時速数百キロの速度を誇るジェット気流に姿を変えていることは過去に取り上げましたが、このような偏西風や、或いは貿易風といった地球規模の「風」は一体どのような原理で生じているのか?
今回記事では地球規模の風の特性について追求していきたいと思います。
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【地震のメカニズム】6.地球内部の物質循環に着目したプレートダイナミクス(大陸動力学)理論
前回の記事(12月4日)からずいぶん間があいてしまいましたが、【地震のメカニズム】を考えるシリーズを再開したいとおもいます。
前回の記事は、「プレートテクトニクスによる地震動の発生メカニズム」というタイトルで、プレートテクトニクス(大陸移動)理論の紹介をしました。
この理論は現在の地震学の基礎となっており、理論そのものも塗り重ねられ、新たな調査結果や仮説を組み合わせながらプレートが移動するメカニズムの解明がすすんでいます。
本日紹介する記事は、 巽 好幸氏は発表した 「地球内部のダイナミクスと環境大変動」
という論文で、地球内部のメカニズムを解明しようとするものです。
内容的にはプレートテクトニクス(プレートの水平移動)とプルームテクトニクス(地球の中心から表面に向かう垂直移動)を組み合わせ、熱の移動に着目した最新の論文です。
添付してある手書きの図解と見比べながら本文を読んでみてください。
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【自然災害の予知シリーズ】-12- 地震の前になぜ電磁気的変化が発生するのか?
これまで地震予知の可能性を、宏観現象、地電流、VHF、VLF、ULF、ラドン濃度、地表温度、と色々と見てきました。その中で、様々な電磁気的な現象があり、これらの観測に予知の可能性があることが判って来ました。地電流、VHF、VLF、ULF~これらの変化は何が原因で起こるのでしょうか?
今回は、これら電磁気的な現象がなぜ起こるのか?です。
ある、一つの原因に依るのか?複数の原因があるのか?
図は 大地震に備える さんからお借りしました。地震前の地球上のさまざまな電磁気的変化を示しています。
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自然の摂理ML selection☆*:・°~水の不思議☆1、2~
昨日、珍しく大阪にも雪が降りました
私は営業職なのですが、そのときはたまたま社内での事務 。
吹雪いている外の様子を見て、こんなときでもお客さんの為にあちこち飛び回っている他のメンバーに、感謝 の波動を送りたくなりました
さて、毎週1回、女性メンバーから当ブログやその他サイトの「時事情報 」や「おすすめ記事 」の紹介を毎週発信しているメーリングリスト
今日も、その中からのおすすめの記事 の紹介です
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【自然災害の予知シリーズ】-11-地震発生前のマグマの熱移送による「地表温度の上昇」を観測するリモートセンシング
みなさん、こんにちは
当シリーズでも「VLF電波」「ULF電波」「ラドン濃度」など、日本においても可能性のありそうな地震予知の方法が見えてきました。今回も引き続き、可能性探索です!
今回は、地震発生のメカニズムから、直接的な地震観測により地震予知する手法を探索します。
電磁波やラドンといった電気・化学的反応以外で、直接地震の前兆現象を押える方法を探っていきます。そのためにも、まずは、地震の起こるメカニズムから押えていきましょう。
地震といえば、プレートテクトニクス説が定説でしたが、地球の内部の様子が明らかになるにつれて、様々な矛盾(プレート説では説明がつかない事例etc)があることが、分かってきました。
では、実際に地球内部はどうなっているのでしょうか?
(※“プレートテクトニクス説のおかしさ”については、こちらをご覧下さい。)
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『科学はどこで道を誤ったのか?』(12)中世初期~近代科学の源流は、キリスト教の世界認識方法~
前回記事では、“観念こそが絶対“とする近代科学の思考パラダイムが、“科学“が道を踏み外した原因であるという提起をしました。
そしてそれは、17世紀のガリレオ・フランシスベーコン・デカルト・ニュートンなど、神の権威付けのための観念的論証能力を有する知的特権階級が活躍した時代でした。
そして、彼らの新しい認識手法は、その時期より少し前に、金貸しの支援で自らの経験的手法(≒実験)を公開し注目を集めていた職人の潜在思念的手法を、知的特権階級である彼らが取り込み、観念を操り再構築することで生まれました。
これにより、潜在思念で対象をありのまま認識することで現実認識を塗り重ねてきた職人の世界から、観念を操り思弁的論証に長けた知的特権階級へと、自然科学に対する実権が移りました。これが観念を絶対視する近代科学のはじまりだと考えています。
そして、彼ら知的特権階級は、中世後期のキリスト教の影響を受けた大学の学者にあたります。彼らはそこで、神の存在証明のための思弁的な学問である神学を中心に観念的論証技術を磨き、その根拠としてギリシア思想の自然科学論理を都合よく改変し取り入れたのです。そして、この知的特権階級のルーツをたどると中世前期のキリスト教教父に行き着きます。
また、シリーズを重ねる中で、17世紀のガリレオ・フランシスベーコン・デカルト・ニュートンとともに近代科学が興ったのは、それまでキリスト教権力に仕えていた知的特権階級としての学者が、キリスト教を凌駕する勢力になってきた金貸しへと、宗主替えを行った結果だと考えています。これにより、キリスト教の『観念を絶対化』する世界認識方法が近代科学に受け継がれたのだと思うようになりました。
これは、近代科学が西欧キリスト教世界のみから生まれたこと、つまり、それ以外の地域では自然は人間を超越しているという世界観を受け入れ、魔術的ではあれども自然に対する超越観を残していたことで、『観念の絶対化』は行われなかった、という歴史にも符合します。
また、キリスト教的な世界認識方法の対極にあるのが、現実世界(自然)は、人間の認識能力をはるかに超えた存在として捉える、精霊信仰です。
そこにあるのは、たとえ完全に同化することは出来なくても、すこしでも近く対象に迫っていくという感覚だけで、その対象に超越性を感じるという謙虚な思考法になってきます。
これは原始人の精霊信仰と同じです。
これらの認識方法と、頭の中の観念だけを絶対化して、超越した自然現象をその観念により逆規定し、かつ矮小化していくという近代科学の認識方法とは180度異なります。このため、このような人類本来の本源的認識方法がどこで改変されてしまったのかも、合わせて追求していきたいと思います。
このような見通しをもとに、中世初期、中世後期、2回に分けて、キリスト教的な世界認識方法の変遷を追ってみたいと思います。その上でシリーズを通してのまとめとして、エピローグをアップとしたいと思います。
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『科学はどこで道を誤ったのか?』(11)~“観念の絶対視”が近代科学技術の根本問題~
いよいよ、『科学はどこで道を誤ったのか?』シリーズも11回目を向かえました。
今回は次回の最終回に向けて、これまでのエントリーのうち、近代科学技術の発展の歴史を扱った(7)、(8)、(9)、(10)を改めて整理し、近代科学技術の歴史を通じた根本問題に迫りたいと思います。
◆ ◆ ◆ “現実と乖離した観念のみ”で体系化されていく過程が近代科学技術の歴史
◆ 現実と乖離した観念(=数学)に自然を置き換え法則化することを優先した時代(17C) (シリーズ7)
近代の科学者たちは自然をあるがままに観るのでは無く、数学的形式にあてはまるように(都合よく)現実には存在しない抽象概念を創出しました。そして、事物の本質の探究よりも、数学的表現を用いて現象の定量的法則の確立を優先させたのです。
自然認識における近代への転換を象徴しているのが、ガリレオの実験であった。
滑らかな斜面を用いることで落下時間を引き延ばして時間の測定を容易にし、かつ空気抵抗の影響を低減させることで自然界には存在しない真空中での落下という理想化状態に人為的に近づけてなされたその実験の目的は、それまでの魔術師による自然の模倣としての驚異の再現や技術者による試行錯誤を通じてのノウハウの改良ではなく、時間と空間の関係としての定量的法則を確立することであった。【ガリレオ】※【福島の原発事故をめぐって 山本義隆著】より引用
ガリレオは、物体は「なぜ」落下するのか、さらには落下のさいに「なぜ」加速されるのか、というそれまでの自然学の設問それ自体を退け、物体は理想と考えられる状況において「どのように」落下するのかという問題-落下の様態の数学的表現の確定- に自然科学の守備範囲を限定したのである。
またニュートンは、万有引力の法則を数学的に定式化したが、重力の本質(なぜ引き合うか)を明らかにせず、自ら棚上げにした。【ニュートン】※【一六世紀文化革命 山本義隆著】より引用
自然認識は近代以前から古今東西に存在しますが、数学による自然の記述に偏向したのは近代に入ってからです。
「自然の言葉は数学で書かれている」というガリレオの発言に象徴されるように、自然界を数量化できるという幻想(正当化観念)が登場したのが17Cでした。