2012-12-12
『2012衆議院選挙直前企画』(5)~地方新聞は原発政策を契機に当事者意識の芽生えを呼びかける
先日の記事
『2012衆議院選挙直前企画』(1)~新聞報道による露骨な「『脱原発』叩き」(読売・産経)~
と題して、全国紙が各政党の原発政策をどのように評価しているのかを分析してみました。
最も明快な主張をしているのが、読売新聞で、脱原発=国力衰退、原発なしでは電力の安定供給ができないことを大前提とし、「脱原発」を無責任だと糾弾しています。
原発事故により産業が大打撃を受け国力を衰退させている現実、原発が停止しても電力供給は可能であり、むしろ核廃棄物処理が確立していないまま原発を使い続けることで電力供給が成立しなくなる現実には全く言及せずに、有権者に原発維持を迫っています。
全国紙は程度の差はあれ、直接あるいは間接的に原子力産業を資金源の一つとしてきた利益追求団体であるのは 事実 。
不偏不党のスタンスや、国民のために報道を行うのは、構造的に難しいのが実態です。
では地方紙の報道はどのようになっているのか?
「地方紙は各政党の原発政策をどのように評価しているのか?」を今回調査してみました。
『2012衆議院選挙直前企画』(4)~TPPの嘘を知り、農村共同体の再生可能性を探る~
2012衆議院選挙において脱原発と並んで重要な論点が消費税問題及びTPP推進問題です。これらはいずれも「アメリカ・官僚」のいわれるままの政策をよしとするのか、国民の生活を第一として脱属国・脱官僚へと舵を切るのか、が改めて問われているという問題であり、これまでどおり「マスコミがつくりだす空気に大衆が左右され続けるのか」「支配階級の嘘を見抜いて、大衆自身が頭を使って考え始めるのか」のリトマス試験紙のようなテーマです。
そこで、改めて「TPPの嘘」を明らかにしつつ、さらにはこうした支配階級の推し進める政策に対する対案を提示したいと思います。
乗り遅れるとヤバイとやたらTPP交渉参加を急いだ民主党。これにはさすがに大衆も違和感を感じている。
【2012衆議院選挙直前企画】(3)~原発は即刻やめても困らない!火力発電・天然ガスエネルギー政策の見通しがカギ~
いよいよ今週末は、衆議院総選挙です。
昨日に引き続いて、自然の摂理ブログから情報提供していきます。
今日は、エネルギー政策についてです。各政党のマニフェストから見ていきましょう。
◆ ◆ ◆ 各党のエネルギー政策マニフェスト
完全撤廃をうたっているのは、「日本未来の党」「共産党」「社民党」「新党大地」「新党日本」です。
「みんなの党」は原発ゼロをうたっていますが、規制改革、つまり市場を前提としており、中身に主体性が不鮮明です。
また、“目指す”や“依存しない”や“減らす”など濁しているのが「民主党」「公明党」「国民新党」「新党改革」です。
「自民党」は、稼働の可否の判断を3年も引き延ばすと言い、その間に現在停止している原発を再稼働するでしょう。
また、「日本維新の会」はあいまいに脱原発依存体制の構築とうたっていますが、石原代表の核傾斜言動からして、原発推進でしょう。
直ちに稼働ゼロから、3年の判断期間を要するものまでバラバラですが、改めて、原発って本当に必要?やっぱり、原発に代わるエネルギーを開発しないとやめられないのでしょうか?こちらをご覧下さい。
『2012衆議院選挙直前企画』(2)~自然の摂理を踏み外した原発技術開発 再掲~
◆ ◆ ◆ 自ら判断する為に
人々の意識は、事実に基づく共認形成に向かい始めていますが、選挙における明確な判断軸・根拠が見いだせずに、不信感を抱きながらも結局マスコミ情報に流される危険性もあります。
『2012衆議院選挙直前企画』(1)~新聞報道による露骨な「『脱原発』叩き」(読売・産経)~
昨日の記事に続いて、本日も原発関連の情報を配信したいと思います。
当ブログでは過去、原発についての基礎的な原発の仕組みから、原発の問題性、表には出てこない原発の実態、原発推進の背景にある政治、金融の動きなど、あらゆる角度で追求してきました。
その結果、原発は「人類も含めた生物を間違いなく滅亡へと導くもの」だということが明らかになりました。当ブログをご覧にならないまでも、世の中の誰もがそのことについて確信めいたものを持っていることと思います。
しかし、そんな世の中の流れの中でも、未だに原発を推進している勢力はいます。
(原発を推進するということ自身が、正常な認識力があるとは思えない行為であると言っても過言では無い)
3.11から1年9ヶ月が過ぎる中で、彼らのような勢力が、散々金やマスコミを使って、私たちのような情報弱者を操作し、その結果、大衆側の原発への危機意識が薄らいだようにも感じます。
今回、改めて「原発の本質的な問題」をきっちり認識し、12/16の衆議院選挙において自ら判断できる材料にしていただけることを切に願っています。
「東北地方太平洋沖地震~原発は必要か否か12~自然の摂理を踏み外してしまった原発技術開発」を元に一部加筆・修正を加えてお送りします。
『2012衆議院選挙直前企画』(1)~新聞報道による露骨な「『脱原発』叩き」(読売・産経)~
画像はこちらからお借りしました。
12月16日に行われる第46回衆議院選挙は、昨年の3.11大地震+原発災害を経て、初の国政選挙となります。
とりわけ原発災害に際し、大手マスコミは都合の悪い事実を隠蔽した政府・官公庁・電力会社の発表情報を垂れ流していたことが露呈し、人々のマスコミに対する不信感が一気に顕在化しました。
よって、今回の選挙結果は、マスコミの影響度=支配度がどれだけ衰退(残存)しているかを測るバロメーターであると言えます。
【参考】
○三極対立はメディアの捏造!現実は明白な二極対立!!~メディア対主権者国民の戦いでもある
○マスコミの“再利用”
つまり、今回の選挙の本質は、「マスコミ主導の共認支配vs事実に基づく共認形成」にあり、「原発、TPP、税制」といった具体課題を通しての判断に顕れることになります。
しかしながら、人々の意識は、事実に基づく共認形成に向かい始めていますが、選挙における明確な判断軸・根拠が見いだせずに、不信感を抱きながらも結局マスコミ情報に流される危険性もあります。
そこで、本ブログでは、自分たちで可能性を判断する材料を少しでも増やすべく、選挙前の特別企画として、本ブログで扱っているテーマと関連性の高い「原発」と「TPP」に関して、本日より投票前日の12/15(土)までの間に合計8本の記事を配信していきます。
【原発関連情報】「脱原発」か「続原発」かを判断するための三つの基準
グラフは2012年8月 原発に賛成か否か からお借りしました。
12月16日に投開票日を迎える第46回総選挙が本日12月4日に公示された。
この国の『未来』を決めることになる最重要の選挙になる。
私たち主権者国民は、「思慮深く」、そして、「積極的に」行動しなければならない。
メディアが懸命に情報操作をしているが、私たちはメディアの本質を見抜き、メディアの情報操作の餌食にならないように十分に気を付けなければならない。
【森林問題の深層】◆1)森林環境の現況と課題(その2)森林資源の採取と刈り残しのバランスが織りなす複合生態系としての里山景観
前回 は、
1)森林問題の現況と課題(その1)として、「森林飽和」の状態にあるが、その中味たるやモノカルチャーな畑のような線香林で、土砂災害防止を担うどころか、さらに新たな問題を起こしかねない状況にあることを述べた。
今回は、人里に近い「里山」を理解した上で、今日的な状況の理解を深めたい。
◆里山は、荒地複合生態系
弥生時代以降、水田稲作が農として営まれるようになると、水利の確保・維持のために集落が形成され、それを取り囲むような同心円上に集落、耕地、原野、山林という構成になった。里地・里山とは、「ムラ~ノラ~ノベ」を包摂する領域と捉えることができる。
〔「森林飽和」大田猛彦著 P.54 図2-5 里地・里山模式図〕
1)燃料としての薪炭
昭和33年に茨城県の常陸台地で調査した農家1戸当りの消費量は、薪と柴を合せて5,000kg前後であったという。里山の面積は、約1.1ha。江戸時代の戸数は約270万世帯で、薪炭採取に必要な里山はざっと300万ha、燃料として800万tを消費したという。(里地里山文化論 養父志乃夫著)それくらい、里山に働く利用圧は高かった。
【地球のしくみ】18~大気編(4)~「海底の化学物質」の枯渇という逆境から「酸素発生型光合成生物」は生まれ、「地球の磁場の発生」という変化から大増殖、そして地球の大気は激変した。
前回は、地球に二酸化炭素と水蒸気が中心の大気が誕生し、如何にして現在の地球の内部構造(マントル、外殻、内殻の三重構造)が出来たのかを見てきました。
今回はその二酸化酸素と水蒸気中心だった地球の大気が、今の窒素と酸素中心の大気へと劇的に変化していった過程を追います。
(泡海)
現在の地球の大気中には、約21%の酸素(O2)が含まれています。
しかし、初期大気には、水素に還元されて水(H2O)として含まれていても、遊離酸素O2としてはほとんど含まれていませんでした。それがどうして大気中に含まれるようになったのでしょうか?
【消臭・除菌スプレーを使うと老化が進む!? 】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
掃除するの面倒だし、スプレーで除菌も消臭もできるんだから楽だしいいや♪と
部屋の掃除をスプレー一つで済ましている人も多いのではないでしょうか??
だけどちょっと待ってください!
消臭スプレーには思いもよらぬ副作用があったのです。
以下「家庭用品の危険と少しだけ食べ物語」より引用。