2009-04-11
【人口問題】3~共認態サルの増加は、「自然の摂理」を超えた繁殖といえるのだろうか?(1)~
前回記事「【人口問題】3~本能態の単一種が増殖し続けることはない~」で、外圧適応態である本能動物(本能態)は、その生物が生息する外圧(環境)を超えて個体数が増加することはないことがわかりました。
では、さらに人類に近く、共認機能を持っている「共認態:サル」の場合はどうなのでしょうか。今回は、『共認態サルの増加は、「自然の摂理」を超えた繁殖といえるのだろうか?』について調べてみたいと思います。
地学教室「第4章 地球と生命の歴史 霊長類から人類へ」より借用しました。
<実現論>
ハ.哺乳類(原モグラ)時代の性闘争本能
現存する哺乳類の大部分は(もちろんサル・人類も含めて)、原モグラから枝分かれした。現在の哺乳類の祖先である原モグラは約1億年前に登場するが、その時代は大型爬虫類の天下であり、原モグラは夜行性で、林床や土中に隠れ棲み、そこからチョロチョロ出撃するという、密猟捕食の動物であった(従って、現在でも多くの哺乳類は色盲のままである)。
ニ.サル時代の同類闘争と共認機能
他方、同じ原モグラから出発して樹上に逃避の場を求め、樹上機能(後ろ足の指で手と同じ様に枝を掴める)を発達させて遂に樹上で棲息するに至った原猿は、大きな可能性を獲得すると同時に、大変な問題に直面することになる。まず、樹上には外敵が殆どいない。その上、樹上には栄養価の高い果実や木の実が沢山ある。従って、陸・海・空とは別の樹上という第四の世界をほぼ独占した原猿たちは、最高の防衛力と生産力を手に入れたことになり、忽ち森林という森林を埋め尽くして(その食糧限界まで)繁殖していった。
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