2006-12-04

ダイオキシン問題の真実!

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近年、ダイオキシン に関する問題が激化 しています。
私も、ダイオキシンは地球環境悪化の根本原因の一つだ 👿
ダイオキシンを排出するごみ焼却場は危ない
と思っていました 8)
が、なんとそれは事実とは反しているようなのです
我々がそう思ってしまっていたのは、またもやマスコミによる影響の可能性が高い のです。
そして、その真相は・・・
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(ダイオキシン問題と塩ビ  国立公衆衛生院 廃棄物工学部長(工学博士) 田中 勝)
<http://sankyo.cup.com/culture/PCDD.html# 不明な点が多いダイオキシンの危険性>より引用


●不明な点が多いダイオキシンの危険性

ダイオキシンが極めて毒性の強い物質であることは確かですが、その危険性については、まだ分からない点がいろいろあります。慢性毒性や発癌性にしても実は分からないことだらけと書ってもいいくらいです。一般にはベトナム戦争の枯れ葉剤やイタリアのセベソで起きた事故(1976年、セベソの化学工場の爆発で大量のダイオキシンが飛散して彼害が出た事故)などからの連想で極端に危険なものと受け取られているようですが、枯れ葉剤の被害にしてもダイオキシンとの因果関係が完全に解明されているわけではありません。
最近は焼却炉のダイオキシンが問題になっていますが、都市ごみや産廃の焼却でダイオキシンによる健康被害が発生したという事例は報告されておらず、水俣病のように疫学的にその危険性を証明したデータも存在していません。
現在、癌による死亡率は全体の3分の1ぐらいに達しますが、これが本当に焼却場のダイオキシンが原因で増加したものなのかは究明しようがないのです。
 ただ、少なくとも現在の考えでは、ダイオキシンの暴露量には一定の閾値(いきち)があって、それ以下であれば人間の健康に被害は出ないというのが専門家の一致した見解です。
その閾値(いきち)を厚生省は10ピコグラム(1ピコグラム=1兆分の1グラム)以下としており、焼却炉の排ガスの場合なら1立方メートル中80ナノグラム(1ナノグラム=10億分の1グラム)以下であれば、最悪の場合を考えても暴露量が10ピコグラムを超えることは考えられません。マスコミは80ナノグラムを超えていると大間題であるかのように言いますが、決してそうではないのです。

●無塩素のガソリン排ガスから検出の例も

 ダイオキシンは焼却場だけから発生するのではありません。タバコでも火災でも、あるいは野焼きをしても、ものが燃える過程では、そのすべてからダイオキシンが発生すると考えて間違いないでしょう。塩素を含まないガソリンの排ガスからさえダイオキシンが検出されることもあります。この場合はエンジンオイルや空気中の塩素が発生源になっているのではないかと考えられます。どんなごみの中にもダイオキシン生成に必要な炭素、水素、塩素は必ずあるので、ごみを燃やせばダイオキシンが生成されます。
 このように、どこからでもダイオキシンが検出できるようになったのは、分析技術の精度が高まった結果であって、現代になって環境の中へのダイオキシンの排出量が増えたためとは考えられません。むしろ、各家庭でものを燃やしたり、野焼きや焚き火の多かった昔に比べれば、最近の焼却技術の発達で大気中への放出量、人間に暴露されるダイオキシンの量は減っている可能性さえあり、私はそのことを何とか数字で証明したいと考えています。
 それから、これは厚生省のガイドラインを作った時にも間題になったことですが、我々一般市民に暴露されているダイオキシンは、ほぼ97%が食品を経由して入ってくるのです。しかも、その食品の5割以上は輸入品です。つまり、日本の環境をいくらよくしても、輸入食品のダイオキシンを防がなけれぱ間題の解決にはならないということも考えておかなければならないことだと思います。

●塩ビをなくせば問題は解決するのか?

 塩ビがダイオキシンを生成する原因物質のひとつであることは確かですが、今言ったように塩素系のプラスチックだけが発生源ではなく、塩ビをなくせばダイオキシン問題がすべて解決するかのような最近の議論は、やはりちょっと行き過ぎではないでしょうか。例えば、プラスチック類を燃やしている川崎市に比べて、分別している東京都23区の焼却炉でダイオキシンが減っているかというと、実態は決してそうではありません。
 要するに、ダイオキシンを減らすためには、きちんと完全燃焼してダイオキシンを分解すること、さらに排ガス中に残っているものはきれいに除去してやること、この2つ以外に方法はないのです。
燃やす原料を管理することでダイオキシンが減らせると考えるのは過大な期待です。

 社会にとってある物質が必要か否かを判断する際には、その利便性と経済性、環境性、さらには代替品のメリツト、デメリツトを総合的に判断して、そのモノを排除するか残すべきかを考えるというのが正しい姿勢であるはずです。ダイオキシンの発生に寄与しているものはすべて排除しろという諭理は極端であって、私はもっと冷静な議論を社会に期待しています。

(中略)
●ライフスタイル転換への起爆剤

いずれにしても、地球環境間題は長期的視野で取り組むべき課題です。日本ではかつての石油ショックを契機に省エネ、リサイクルの取り組みが始まりましたが、その後、石油価格が低位安定して経済的に見合わなくなったこともあって、その必要性に疑間を唱える人も出てきています。しかし、40~50年後に資源が枯渇することは絶対に避けられません。せっかく起こした省資源、リサイクルの火を消さぬよう、油断せずに持続していくことが大切なのです。
 そういう意味では、現在の廃棄物間題は非常に分かりやすいテーマだと言えます。埋立処分はもはや限界であり、一方では焼却処理もダイオキシンの問題などでこれまでのようにはいかなくなっています。では、一体どうしたらいいのか。
結局はごみを出さない生活へ私たちのライフスタイルを転換していくしか方法はないのです。現在のダイオキシン間題は、そうしたリサイクル社会への転換を進める上でひとつの起爆剤になり得る可能性を持っていると思います。

ダイオキシンとは地球環境問題の一つの要素であり、それだけでは問題解決は有り得ない 社会環境全体 を総合的に判断する必要があるということです そして、そのためには問題の可能性がある要因に関する事実を明らかにすること が急務なのだと思います。
大衆の意識を、ウソの情報をばらまくことにより煽るような行為 、そしてそれらが市場の利害により規定されているという現実 を皆で共有し、本来必要な議論を進めていくべきですね

List    投稿者 kumakei | 2006-12-04 | Posted in K01.ダイオキシン3 Comments » 

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コメント3件

 雑草Z | 2006.12.29 15:43

非常に興味深く読ませて戴きました。気象学者達のとんでもないアイデンティティのためにCO2温暖仮説がでっち上げられたのなら、本当に酷い話です。
 お題目を唱え、研究費を沢山貰ったから『結果』を出したのなら、許されざる行為ですが、彼らの多くは、半信半疑なのではないでしょうか?CO2温暖仮説を完全に否定することはかなり困難でしょう。何故なら、気候はカオス現象ですから来年の気候変動だって予測不能でしょう。これはまだ、学術論争の域なのかも知れませんね。
 厄介なのはCO2温暖化脅威説が本当なら時間の余地が残っていないから、色んな対策を行っている事です。しかしそれがほとんど経済優先のかえって環境悪化の偽技術なので酷いものです。確実なのはそのCO2削減技術のほとんどが偽物だと言う事です(笑)
 この問題は私も頭を痛めています。これからもお互いもっと考察してゆきましょう。
 近藤邦明氏の『温暖化は憂うべきことか』は、こちらのHonda
氏も10月に取り上げていたのですね。リンクでそちらも読ませて戴きました。有難う御座います。

 まりも | 2006.12.29 19:24

初めて来ました☆みんなから必要とされる仕事ではなく、仕事がなくなると困るから、必要とされる理由を作っているなんて、本末転倒!世の中には、必要だと思い込ませられている仕事が、他にもたくさんあるのかも…。。

 にほん民族解放戦線^o^ | 2007.01.06 21:19

地球温暖化議論に潜む闇

どうも「地球温暖化」をめぐる話にはわけわからんのが多い。
最近では、こんなニュースが出た。
温暖化説反対派に巨額助成/米科学者らがエクソン批判(四国新…

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