ダイオキシンってどうなった?
最近あまり騒がれなくなりましたが、ダイオキシンについて調べてみました。
以前、テレビ等で頻繁に、「ゴミ焼却場の近くから、高濃度のダイオキシンが・・・」なんて報道がされていました。当時、そんな報道を見て、ここらへんももしや。。と思ってちょっとブルーになっていたことを思い出します。
しかしながら、そんな思いも吹っ飛んでしまうようなデータがありました。
環境省 土壌中のダイオキシン対策の中の「母乳中のダイオキシン濃度」
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これによると、母乳中のダイオキシン濃度は、1975年を境に年々減少しているようなのです!
実は、私たちの身近なところで使われ、成分の中にダイオキシンが入っていたものがありました。
「農薬」です。
主に除草剤として、1968から1971年にかけてたくさん使われていました。
その後、危険性が認められ、1975年に失効しました。
「農薬使用禁止」 「母乳中のダイオキシン濃度は年々減少」 この2つの現象が同時に起こっているのですから、この2つを結びつけて考えることはむしろ自然だと思います。
この2つに関連性があるとすれば、ゴミ焼却場のダイオキシン問題がすごく瑣末な問題のように思えてしまいます。
ゴミ焼却場の問題が出てくる前から母乳中のダイオキシン濃度は年々減っていったのに、なんで、あのときゴミ焼却場の問題が大きく取り上げられたのでしょうか?
農薬の話なんかぜんぜん出てこなかったし。
これはもしやマスコミの視聴率稼ぎのネタになっていたのかも?!
話はそれましたが、以前撒かれた農薬由来のダイオキシンの残留性と、現在のゴミ焼却場からのダイオキシン排出、これらがどのように私たちに作用しているのかは、いまだはっきりしていないのが現状のようです。
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