2008-11-15

食料の輸入が途絶えたらどうなる?part1

2008年、金融危機→基軸通貨崩壊の大波に世界が揺れています。
「ブレトンウッズⅡ」といわれる金融サミットがついに開かれますね。日本の円は強いというものの、なにがしかの影響を受けることでしょう。世界の勢力図が更新されると、当然外交関係や貿易の均衡状態も変化します。
さて、そんな世界情勢の中で、主要食品の60%を輸入に頼っている日本は、これからも安定した食糧供給を続けられるのでしょうか?

画像は『地球データマップ』さんから拝借しました。
かつて(ホンの40年ぐらい前まで)、日本人はほとんどの食料品を自給していました。1960年でカロリー換算79%だったのです。それぐらい日本の食糧事情は良かったのです。
『農林水産省 食料自給率資料室』 参照) 
そこで、現在の日本人の食卓にのぼる食材、またはその原材料がもしも輸入されなくなったらどうなるのか?を考えてみたいと思います。
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List    投稿者 finalcut | 2008-11-15 | Posted in N01.「食への期待」その背後には?9 Comments » 
2008-11-14

水資源の危機!!どうする?水のコラム2 ローマ水道

水の消費量が増え、節水が叫ばれている現在ですが、過去に今より大量に水を使っていた都市があります
それは、約2300年前、世界で初めて水道を作った古代ローマです
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List    投稿者 mossi | 2008-11-14 | Posted in I04.水資源の危機4 Comments » 
2008-11-13

内分泌系攪乱のメカニズムが明らかになった~「奪われし未来」より

環境問題と言えば地球温暖化問題に焦点があてられますが、旧くは産業革命以降の大気汚染に始まり、1960年代は酸性雨、化学物質のホルモン的作用が注目されました。
その後、2度の石油危機を経て、1980年頃からはオゾン層破壊90年代冷戦終結の頃からは、内分泌撹乱物質という新しい人工物質問題が登場しましたが、みなさんご存知でしょうか?。
内分泌攪乱物質については、当ブログでもkanonさんが
環境ホルモンってどんな問題だったのかその1その2その3
で詳しく書いていますよ。
一方、1995年フロンガス全廃が決まりオゾン層問題が解決へと向かった頃から、温暖化問題が顕在化し、1997年の京都議定書を持って世界の環境問題の焦点はCO2原因温暖化対策へと移ってきていますね。
                                                             
                                                           
現在、環境問題は温暖化問題ばかりが注目されますが、もともとは人工物質が生物の体内でホルモンのように振る舞い内分泌系を攪乱する現象の発見により、人類が今だかつてない異常な事態に曹禺する可能性が高くなったという危機感こそ、今日、環境問題が全世界的に注目されるようになった出発点だったのです。 🙄
                                                                    
従って、環境問題を捉える視点として、このような危機感はどこから登場し、それらの問題がどのような変遷をたどっていったのか?を先ず明らかにする事が重要ではないかと思い、                                                                   
今回から数回に渡り、これら全世界的な環境保護運動のきっかけとなる有名な書籍、レイチェル・カーソン著「沈黙の春」 、その後、30年を経て1996年に登場したシーア・コルボーン著「奪われし未来」デボラ・キャドバリー著「メス化する自然」を紹介する中で、これらの問題を整理していきたいと思います。
今回は、シーア・コルボーン著の「奪われし未来」の紹介です。
みなさん、これからも「自然の摂理から環境問題を考える」をよろしくお願いします!→ポチッ
 

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List    投稿者 simasan | 2008-11-13 | Posted in K.環境汚染ってどうなってるの?2 Comments » 
2008-11-10

『水資源』の危機!!どうする?⑮:4.どうする?(可能性の基盤は?)~2

前回の続きです
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4)市場至上主義の国際資本戦略にどのように対抗するか?                                     
市場の背後に存在する国際資本家は、金融システム・生存に不可欠な物資の独占を力の基盤としている。ただし、先進国では共認原理の時代に移行している。市場拡大戦略において、彼らはマスコミによる情報操作と世論支配とで人々の意識を操作し、共認支配を行なうことを最先端の武器としている。
様々な分野に圧倒的な影響力を有している国際資本だが、国であれ、企業であれ本来夫々に独立した集団であり、直接支配は不可能で、彼らの価値観に同調することがなければ完全支配はできない。
国際資本による支配に対抗する戦いは、人々が「市場拡大絶対」の支配観念を脱することが出来るか否か、に掛かっている。それはマスコミを用いた彼らの発信内容に対し、大多数の人々の意識から成る社会共認の中身をどう形成するか、という共認闘争である。
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List    投稿者 basha | 2008-11-10 | Posted in I04.水資源の危機1 Comment » 
2008-11-08

地球環境の主役~植物の世界を理解する~④植物の地球開拓史その2 地上進出、動物の生息圏づくり

植物は、約4億年前に、地上に進出しました。 
 
植物がまず地上に進出し、その植物を餌とする虫(昆虫類)が続きます。
そして、植物・昆虫類を餌とすることで、やっと、脊椎動物(両生類、爬虫類、哺乳類)が地上進出できました。
 
 
今回は、植物の地上進出に焦点を当ててみます。 
 
地上進出した植物は、つくしんぼ・スギナようなもの(車軸藻)といわれています。 
 
20070406-01.jpg 
(ツクシとスギナ。ツクシはスギナの胞子体です。) 
 
まず、海の中から始めましょう。真核藻類ですね。(前回を参照) 
 
藻類は、最初は海中や海面を漂っていました。 
 
藻類の中から、海底に根を生やし、光合成機能をもつ茎、葉っぱを伸ばすタイプが登場します。
(コンブや海草類をイメージして下さい。) 
 
では、何故、コンブや海草類は根を生やしたのでしょうか? 
 
ここに、地上進出の鍵がありそうです。 
 
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List    投稿者 leonrosa | 2008-11-08 | Posted in D.地球のメカニズム4 Comments » 
2008-11-06

『水資源』の危機!!どうする?⑭:4.どうする?(可能性の基盤は?)~1

これまで続けてきた『水資源の危機どうする?』シリーズもいよいよラスト。2回に分けてお送りします。
4.どうする? (可能性の基盤は?)
 ここまで見てきたように、『市場拡大は絶対!』の固定観念のもと市場拡大が推し進められた結果、自然の摂理を超えた「水消費量の急増」「淡水の汚染」「水の自然循環系の破壊」という深刻な“水資源の危機”を招いた。現在では、それがとうとう国際的な食糧や産業の危機にまで至ろうとしている。
更にその状況に乗じて、国際金融資本をバックにした多国籍企業と国際金融機関が共謀し、生命・生存に最も直結している水までも市場化し、食い物にしていることが明らかになった。

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1)市場原理に可能性はあるのか?
■1970年頃に貧困は消滅し、市場は縮小していく構造に転換した

1970年頃迄は、貧困=飢えの圧力から逃れる為、私権(金、地位、女など)を求めるエネルギーを原動力に、市場は実体経済の中で拡大してきた。しかし、約3000年前の古代文明(これ以降が私権時代)から産業革命以降200年を経て、先進国では1970年頃には豊かさを実現して物が行き渡り、放っておけば市場は縮小してゆく構造に転換した。
■ ではなぜ、1970年以降も今まで市場が延命されてきたのか?
本来ならば、縮小する市場を前提に、新しい意識に応じた新しい社会を作る大転換期を迎えたのだが、次代の答えが見出せず、社会は統合不全に陥った。
市場拡大を基盤に特権的地位を得て暴利を貪る国際金融資本家達は、市場拡大が停止すると存在基盤を失う為、無理矢理にでも市場を延命させることに躍起になった。そして、社会閉塞に直面した国家もまた市場と結託し、無理矢理の市場拡大に活路を見出そうとしたのである。
世界が豊かになるに連れ、物的需要は下がってしまう。そこで、金融資本家達は国家を巻き込んで新たな市場開拓を目論んだ。絶対に需要が無くならない、生存に不可欠な食料や水までも商品として、市場に組込むべく独占支配に動き出し、後進国の水資源開発の為の融資、先進国を含む水道事業の民営化に乗り出した。
近年まで無理矢理市場拡大が進められてきた結果、国際金融機関の融資による水資源開発や水道の民営化に踏み切った後進国は、満足のいく結果が得られないまま借金漬けになった。また、近年の投機によるインフレで貧困国を筆頭に窮乏状態が生まれ、食料不足に端を発する暴動なども起きている。独占支配・商品化された水資源までもが入手困難になれば、世界的な水争奪戦が激化する恐れがある。
現在の水資源を巡る危機的状況の進行は、市場原理の下、市場にも、市場と結託した国家にも、決して水資源の危機を終息させることができないことを如実に示している。『市場に社会を統合する事はできない』のだ。
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List    投稿者 basha | 2008-11-06 | Posted in I04.水資源の危機3 Comments » 
2008-11-01

漢方って何だろう?~漢方の可能性~免疫調整薬

>つまり病気の内容によって生体の闘う力を調整する「免疫調整薬」なのです。
ネットで調べると、漢方と免疫の関係は、今では一般的に言われているようです。
免疫に対する研究が進むにつれて、多くの病気の原因が免疫であることが判ってきました。
そこで、なぜ漢方が効くのか科学的説明が無かったところに、免疫の促進、抑制で説明されることが多くなっているということのようです。
漢方が有効であると言われる代表的な病気が、アトピー、癌、リウマチですから、免疫が関係していることは間違いないですね。
Macrophage.jpg
これはマクロファージ
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List    投稿者 hihi | 2008-11-01 | Posted in N01.「食への期待」その背後には?8 Comments » 
2008-10-30

メラミンは食べ物ではありませんΣ(゚□゚(゚□゚*)

こんばんは、かっし~です
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写真はサーチナさんより頂きました。
中国の“メラミン入り粉ミルク事件” 以降、何かとお騒がせのメラミン
海外旅行に行った中国人観光客が、日本製の粉ミルクをお土産に買っていくなんていう話もあるそうですよ
最近は、中国国内だけでなく、世界にも飛び火して、 メラミン騒動 が起こっていますよね
10月にインターネットのニュースになったものを、ざっと数えただけでも、13件もありました(大手ファミレスのピザや、食品会社が輸入したカップ春雨スープへの混入etc・・・)

こんなに騒がれているメラミンですが、そもそもメラミンって何 🙄
騒がれているけど、何が危険なの 🙄
何で混入されているの 🙄

ブログメンバーからの「知りた~い 」というご要望もあり、今回は、メラミン騒動を調べてみました
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List    投稿者 kasi1106 | 2008-10-30 | Posted in N02.食品衛生規格・添加物って何?1 Comment » 
2008-10-29

その研究成果、企業に操られている!?

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健康食品でもよく見かける
「○○大学の○○研究室の実験結果で証明されています。」
というコピー。
その研究結果が操られているとしたら・・・
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2008-10-28

人為的二酸化炭素による地球温暖化脅威説を追及するにあたって

「環境問題」というのは、とりわけ人為的な活動が環境に影響を及ぼす問題を指します。
そのため、環境問題の本質問題に目を向けるには、どこまでが「環境問題(=人為的活動による影響)」なのか、どこまでが「自然活動の挙動」なのかを見極めなければなりません。
状況をしっかり押さえることも無しに、実現性のある方針など立てられませんから。
しかし「環境問題」を見極めていく過程において、環境市場の形成やCO2排出権取引など、到底解決の糸口にならないような現在の風潮に違和感を感じずにはいられません。
るいネットにこんな投稿がありました。

地球温暖化問題と、その対策への違和感から/本田氏
~【中略】~
物が行き渡った’70年以降は、今もっているものを買い換える必要がくるまで、消費を拡大する必要は無くなる。つまり、市場は縮小していくのが本来の姿であったのだ。そうすれば、生産も縮小し、人為的と言われる環境問題は好転した。
しかし、市場が縮小することを許さない、または、縮小したあとどう社会の秩序を守っていくかという新しい課題への答えを考えることをしなかったために、縮小する需要を国債発行によって無理やり拡大に向けていった。
その結果、日本では800兆もの国の借金になった。これらは、貧困が存在していた70年以前はほとんど存在しなかったものだ。そして、市場に金はだぶつき、実体生産と離れた金融や投機経済の時代になった。これらを含めると確かに市場は拡大した。その結末が、現代の世界的金融破綻問題である。
また、市場拡大そのものが環境問題の原因ということは誰にでもわかる。そして、金融や投機経済は、物的需要ほとんどなくなった後、無理やり市場拡大を行うために発生した。その経済が破綻した現在、排出権取引のような市場原理で問題は解決しないということになる。
このように、問題意識と対策方針が大きく断層を孕んでしまった原因は、『持続可能な開発』という言葉の中にある。このなかには、『経済成長が持続可能=市場拡大は止められない』という価値を含んでいるからだ。
しかし、現在の金融破綻の状況からすると、実態の無い経済成長=金融バブルはもう不要という世論になっている。そうであれば、どうすれば、経済が縮小しながら、生きがいを持って働けるのか?という新しい活力源の問題と、それをもってどのように社会を秩序化するのか、というの課題に向かえる。
だから、現在の二酸化炭素による地球温暖化問題は、人々の意識をこのような本質問題からそらすベクトルにあることを、明確にしていくことからはじめる必要がある。

本質問題から意識をそらされない為にも、現在の環境問題、とりわけ地球温暖化問題では「温室効果をもたらす二酸化炭素は悪」というのは本当にそうなのか?先人達が積み上げてきた熱力学や原理原則、自然活動や大気のシステムと照らし合わせたものなのか?といった点を押さえなおしておく必要があります。
これまでも当ブログでは
温室効果ガスってどんなもの?
環境問題から地球メカニズムへ(1)~(3)
赤外線放射吸収には限界がある
などの記事を書いてきましたが、今後数週に渡って、仲間と一緒に追求し、主に気象システムや熱力学の原理などを照らし合わせて、みなさんに分かりやすい記事にまとめなおしたいと思います。
ひとまずは
■地球の気象システムとは?
■『温室効果』とはどんな原理?
■赤外線吸収の飽和限界ってどういうこと?
といった辺りになるでしょう。
期待して待っていてください!
最後に、今後の記事に期待してくださる方は応援宜しくお願いします!

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List    投稿者 tutinori | 2008-10-28 | Posted in G01.二酸化炭素による温暖化って本当?2 Comments »