微小生物の螺旋運動・構造が医療の発展を促す
■微生物が流体中を自由に動き回る運動機能
自然界における多くの微生物にとって流体中を自由に動き回る機能は生存や栄養などの確保に必要不可欠な機能です。
微生物などのマイクロ/ ナノスケールの物体が流体中を運動する場合、寸法効果により強い粘性が働く。粘性力が支配する流体中での効率的な推進を実現するために、微生物はタンパク質でできた特殊なモーターで回転する螺旋状の鞭毛を発達させてきました。
いったいどのような仕組みになっているのでしょう。
ガタガタになった欧州・脱炭素、日本はどこに向かう?
現在、環境問題と言えば「気候変動問題」。昨年10月に英国のグラスゴーでCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)が開催されました。日本へは、開催前から英国首相(既に失脚しましたが)から「脱石炭火力」の圧力がかかり、欧州のNGOからは石炭火力発電を継続する日本へは「化石賞を送る」等の嫌がらせもありました。最終的にCOP26では、当初の石炭火力発電「廃止」の目標から、インド・中国の大反対もあり、段階的な「削減」に落ち着き終了。COP26の議長は、悔し涙・・・
そして今年の年明け早々、ドイツを中心に天然ガスを、フランスを中心に原子力発電を、カーボンニュートラル(CN)達成のための燃料として「認める」という動きがあり、欧州自ら風力や太陽光発電だけでは、生活・生産が成り絶たないことを露呈しました。化石燃料である天然ガスも原子力も「あり」の状態で、2050年のCN達成に向けて進んでいます。参照:リンク
今回は、COP26から半年が過ぎ、現在までの動きをいったん整理し、今後の日本の動きについて考えていきます。
(画像は、こちら からお借りしました。)
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宇宙の磁気波動に同期することで生命は誕生した?・・・波動と同期している生命現象
偶然発生する変異(突然変異)と淘汰だけが進化のメカニズムだというダーウィンの説は、運を天に任せたような、ほぼゼロに近い進化確率しかないことからも、現実を捨象した空論の域にある。
それよりも、生命誕生以来、次々と進化した生物は、生きるか死ぬか(多くの種は絶滅した)の外圧に主体的の適応してきたのであり、進化は外圧に導かれた方向性をもっているという理論でほぼ決着がついた時代だと思う。それを、補完するエピジェネティクスなどの獲得形質は遺伝するという実験結果も多数出てきている。
しかし、生命誕生時までさかのぼると『25メートルプールに、ばらばらに分解した腕時計を沈め、ぐるぐるかき混ぜていたら自然に腕時計が完成し、しかも動きだしたに等しい。』という、地球生命体の誕生の確率を表す比喩がある。
これは、殆どゼロに近い確率だが、その後進化した生命体は実在するのだから、どんなに低い確率でも起きたのだろうという考え方だが、これも、ある意味偶然の進化であるダーウィンの進化論の影響を受けている。
それ故に、これら進化論に反対する人たちは、進化は神の意思であり、最初からそうなるように決められていたのだという。しかし、生命誕生時に焦点を合わせると、複雑極まりない統合化工程や、それを促す統合の軸が見えていない現在の状況から見ると、この意見も解らなくもない。
そうすると、進化を促す統合の軸さえわかれば、もっとすっきり生命現象を理解できるのではないか?
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より自然だからこそ、力の吸収・拡散において圧倒的な効率を生み出す螺旋~より忠実に自然を活かすバイオテンプレート技術
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熱(伝導熱・放射熱)と磁場の関係
【熱(伝導熱・放射熱)と磁場の関係】
身近に存在する熱量と地球内部の巨大な熱溜り(火山・地震の源)も同じ熱で独立要素として熱力学(数式がベース)で扱っている。もともと、熱エネルギーをはじめ自然界の法則は多くの要素が絡み合った物であるが・・。その中でも近年発達した電磁気は新たな「場の理論」を生み出し、現実の現象を説明しようとしている。電磁場と熱との繋がり(新理論)を知ることは、自然の摂理を知ることになる。
熱に対する我々の認識は 「熱の流れは、均一な温度場になるように、温度の高いところから低いところへ向かって拡散します(エントロピー増大の法則)、そして熱の流れを制御することは難しい。現在、計測技術の発達で、熱は電磁波であり、熱電子・電子・光子は、波(電磁波)であり粒子であると言われています。(波長の短い電磁波は粒子のふるまいをする)」であり
十数年前から「フロンレスで実現する磁気冷凍技術」などが開発され、 熱(電磁波)と磁場空間の関係を調べる研究(「熱の流れが磁場で変わる仕組みを解明」もあり、熱と磁場の関係を調べていきます。
纏めると 近い将来、熱(電磁波)と磁場空間の関係が理論化され、新たな可能性(物質と生命力の関係)が見つかると考えます。
まず、
〇日常的に接する熱についての一般知識を参照しました。
〇「熱の流れが磁場で変わる仕組み」の研究論文の要約版を投稿します。_________________________________________
〇熱の一般的知識
★熱の状態とは?
物質がどれだけ激しく動きまわっているか、物質(分子)がどれだけのエネルギーを持っているかということを意味します。
★輻射熱とは?
光(電磁波)で伝わる見えない熱とエネルギー熱をもった物質は動きまわる以外にもその有り余ったエネルギーを電磁波という形で放出しています。
注目点は、同じ熱を持っていても物質によって出す電磁波の種類や量が違えば、その電磁波の種類によっては受け取る側が沢山の熱を受け取れる事もあれば、ほとんど熱を受け取れない事もあります。
輻射熱と言うのは、「電磁波(輻射)→熱(輻射熱)→物質B」の部分が揃っていれば発生します。つまり、熱がなくても輻射熱を作れるのです。
・物体が周囲の空間に放射する電磁波。あらゆる物体はその種類と表面温度に応じた強度と波長スペクトルの電磁波を放射する
★伝導熱とは?
この熱をもった物質が別の物質にぶつかると、その振動や運動のエネルギーが別の物質に分け与えられるため、熱が伝わります。伝導熱の伝わりやすさは、固体→液体→空気の順に低くなります。気体は皆バラバラに飛び回っているのでなかなか別の気体にぶつかりません。
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熱の流れが磁場で変わる仕組みを解明
- 磁場を用いた熱流制御の可能性 -
【ポイント】
- 熱流が磁場によって流れの向きを変える現象(フォノンホール効果)を理論的に解明
- 磁場を用いて熱の流れを制御できる可能性
- 原子力分野での排熱利用など熱エネルギーの効率的利用への展開に期待本成果は、磁場によって熱流を制御できる可能性を示しており、将来的には原子力エネルギーから発生する熱を電気に変換する熱電発電への応用が期待され、エネルギー変換効率の向上や外部電源喪失時における非常用電源として安全利用に貢献するものへと発展する結果だといえます。
- 図2 熱流が磁場によって曲げられる様子(イメージ図)。
- 電気を通さず磁気を持たない物質(非磁性絶縁体)に温度勾配を与えて、その垂直方向に磁場を加えると、双方に対して垂直方向に温度勾配が現れる現象が観測されます。これは、熱流が磁場によって向きを変えたことを意味しており「フォノンホール効果」と呼ばれています。熱流が、電荷も磁気も持たない結晶中の原子の振動により伝わることは知られていますが、フォノンホール効果について、なぜ熱流が磁場によって向きを変えるのかは謎でした。今回、当研究グループは、この現象の起源が、非磁性絶縁体に極僅かに含まれた磁気を持ったイオン(磁性イオン)によるものであることを、理論計算によって明らかにしました。
図2熱流が磁場によって曲げられる様子(イメージ図)
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コメント:近代科学では「証明出来ないものは存在しないとの認識」で空間は真空(何も存在しない)と考えていましたが、測定技術の進歩で宇宙空間は電磁場が存在しており、エネルギーの流れも制御できる可能性が高い。例えば電磁場空間からエネルギーを取り出すことも可能ではないか?
すべてのエネルギーの根本にあるのは磁力か?・・・電界が先か磁界が先か?
画像はこちらよりお借りしました
前回、電界が先か磁界が先かについて、プラズマ宇宙論を参考に、物質が無いから空っぽという『真空という概念すら刷新される必要がある』ことを提起した。
それに続けていくと、例えば宇宙空間のフィラメントを構成する要素を、エネルギーと物質から見た視点では、
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世界を旅する写真家が体験した「万物との一体化」とは?2~宇宙(=相手)と一体化し、自身の体験を正面から受け止め、理解し、整えていく。~
世界を旅する写真家が体験した「万物との一体化」とは?1~極彩色のコンドル~
では、旅する写真家、竹沢うるま氏が体験したアヤワスカの儀式を紹介しました。
前回の内容を簡単にまとめると、
・南米奥地で「アヤワスカの儀式」を体験
・ドロドロの液体を飲み干すと、苦しみの中で「宇宙と一体になる」感覚を得る
・暗闇の中から聞こえてくるロヘル(シャーマン)の歌が「極彩色のコンドル」として具現化し、目の前にあらわれる
・幽体離脱の様な状態になり、「ビジョンの大海」と言われる、様々なイメージが波のように押し寄せてくる。
となります。
2では、彼が経験した「ビジョンの大海」を紹介します。
◇ビジョンの大海とは?
ビジョンの大海では、
旅の途中で出会った人々のこと
旅に出る前に抱えていたたくさんの不安のこと
日本で住んでいた海沿いの街のこと
これまで付き合ってきた女の子とのこと
フリーランスの写真家になりたてのこと
等、非現実的なものから具体的なものまで、さまざまなイメージの断片が次から次へと波のように押し寄せる。
と氏は表現します。
非常に興味深いのが、
その記憶に出てくる登場人物の心の動きが、すべて手に取るように、さらには人だけでなく、ありとあらゆる生命の心も感じることが出来た。
という現象です。
あのとき、あの人にひどい事を言われたと思っていたけど、実は自分のことを本当にきちんと考えてくれた上で言った言葉であって、愛情に裏返しだったんだとか、自分でもわかっていなかったけれども、自分はあの人のことを好きだったんだとか、そのときには分からなかったことを事細かに感じることができた。
非常に不思議な現象ですが、宇宙と一体化するという事は、相手とも一体化するという事。
だからこそ相手の気持ちも手に取るように分かる。と考えると辻褄が合います。
「今」ではなく、我々が「過去」と呼んでいる現象も手に取るように分かる。という事から考えると、宇宙にとっては、「時間」というものは存在しないのかもしれません。
そもそも「時間」というのは、現実に存在しない。という説や時間感覚がほとんど無い民族も存在します。
時間は現実には存在しない。時間は幻想。
時間観念の薄い、狩猟採集民族「プナン」の様子
ビジョンの大海は、間違えて認識されている記憶をひとつひとつ正しい場所におきなおすような作業であり、自分にとって何を意味するのかわからずに整理することができなかった経験や記憶を、きちんと正面から受け止め、理解し、整えていく作業のようだった。
儀式の最後、僕は黒い靄を吐き出し続けていた。
それは自分が抱える過去だったと思う。
子供のころのトラウマ。人を傷付け、逆に傷付けられた記憶。
写真を仕事にするようにしてから抱いていた不満や嫉妬。
思うように物事が進まず極限までに抑圧された心。
ひとつひとつそれらに向き合い、整理されることもなく放り出されたままの過去はあるべき場所に収められ、いびつに変形したものは、綺麗に形を整えられた。
そして最後に胃液とともに洗面器にごとりと吐き出した黒い塊は、自分のなかに蓄積していた心の澱のようなものだった。
それを吐き出すことによって、僕は過去を浄化し、精神的なカタルシスを得たのだった。
宇宙(=相手)と一体化し、自身の体験を正面から受け止め、理解し、整えていく。
これがアヤワスカの儀式の神髄なのでしょう。
氏がアヤワスカを吐き出す事で第1回目の儀式は終了します。
体内から吐き出される液体とともに、拳くらいの大きさの黒い物体が飛び出し、洗面器のなかにごとりと乾いた音を立てて転がった。このとき、僕はこれまでの過去を整理し、余分なものをすべて吐き出し、浄化されたことを知った。
とある様に、アヤワスカの儀式で、竹沢氏は「浄化された」と認識します。
3では、1回目の儀式で「浄化された」と思っていた氏が、2回目の儀式で辿り着いた「本当の心底」を紹介します。
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世界を旅する写真家が体験した「万物との一体化」とは?1~極彩色のコンドルとの出会い~
人類は「万物と一体化」が出来る能力があります。
自身も山に登った時の自然と一体になる感覚やサウナでの「ととのう」感覚等、
一体化?に近い感覚を経験した事はありますが、
本当の一体化ではないのだろう、本当の一体化ってどういう状態なのだろう
、と以前から気になっていました。
そんな中、たまたま読んでいた旅する写真家、竹沢うるま氏の著作「ソングライン」で
南米大陸の奥地でシャーマンの儀式を受け、宇宙と一体化した体験が言葉化されているのを発見しました。
最終的には「快楽」の境地に辿り着く一体化ですが、その過程の苦しみも言葉化してくれており、
「万物との一体化」とはこういう事か、と生々しく追体験が出来たので、紹介します。
◇大切なのはすべてを受け入れること。
氏は、世界を巡る途中、南米の奥地で「ロヘル」という男性シャーマンの儀式を体験します。
この儀式はアヤワスカ※の儀式と呼ばれており、かつてインカ帝国の祭司たちは、この儀式で未来を予見し、現状を把握し、政治的な判断を得てきた、と言われています。
※アマゾン川流域に自生する蔓植物の一種。ケチュア語でアヤは精霊を、ワスカは蔓を意味し、「精霊の蔓」「死者の蔓」という意味がある。
夜9時。森に囲まれた小さな小屋。ろうそくの薄暗い灯り。森の中からたくさんの生き物の声が聞こえる。
そのような状況で、儀式は行われました。
ロヘルからのアドバイスは
「大切なのはすべてを受け入れること」
氏は、アヤワスカの入ったどろどろの液体を一気に飲み干します。
強烈なにおいが喉を流れ落ちていく。
どろりとした液体が喉の内壁にへばりつき、徐々に体の奥へと進んでいく。
まるで蛇が自分より大きな生き物を丸呑みしたときのような圧迫感が喉の奥に広がった。
やがて液体は胃に辿り着き、体内に存在する空っぽの闇を埋めていく。
胃が痙攣し、肉体が激しく拒絶する。
それは驚くほど濃かった。
苦しさのあまり吐き出しそうになるが、なんとかこらえていると、ろうそくの火が消され、あたりが闇に覆わる。
聞こえてきたのはロヘルの声。
恐れる必要はない。大切なのは、すべてを受け入れることだ
◇極彩色のコンドル
暗闇から聞こえてくる プスー、プスー、プスーというシャーマン独特の呼吸法。
不思議な呼吸音を聞いていると、
体は、無限の宇宙を構成する濃密な闇に浮かずひとつの星となって、無数の星々のなかに浮かんでいた。
闇のうねりに身をゆだね、ひとつの光となって億光年の旅路にあった。
無限の空間に浮かぶ自分自身は、存在しないも同然なほどに小さくなり、宇宙の一部としてそこに浮かんでいる。
このとき僕は、星になっていた。
星となり、宇宙の一部となっていた。しばらくの間、宇宙と一体化して、闇に浮かんでいた。
とある様に、氏は自分と宇宙が一体となる感覚に陥ります。宇宙と一体となり、闇に漂っていると、今度はロヘルの歌声が聞こえてくる。歌声に呼応して意識が少しづつずれはじめる。
そしてその意識=宇宙のゆがみのはざまに、何かが存在している気配を感じ取ります。
なんだろうか?
氏の目の前に現れたのは、極彩色のコンドル。
はたしてこのコンドルは何者なのか。
「ここから先の世界は、言葉で表現するのは難しい。」
そう書いている通り、衝撃的な体験であったことは想像に難くありません。
氏は、極彩色のコンドルが見える世界を
目で見るものでも、耳で聞くものでも、手に取って触れるものでもなく、ひとつの存在、もしくはエネルギーの集合体であり、
肉体を離れ、自分自身もひとつの精神的な存在と化し、その世界に一体となって、初めて捉えること出来る世界。
そう表現します。
極彩色のコンドルは、ロヘルのトーテム(守護神)であり、ロヘルの歌が視覚化された姿だった様ですが、頭で考えたのではなく、身体で感じた事が視覚情報として映像化される、そのような状態だったのでしょう。
目の前のコンドルとアヤワスカによる苦しむ、そんな状況の中、氏は肉体から魂が離脱する、幽体離脱の状態に入ります。
ふと身体が浮き上がるような感覚になった。
それまでの身体のしびれはなくなり、自由に動くことができた。
そして、目の前に浮かぶ闇に手を伸ばすと、掴む事が出来た。
体は起き上がり、コンドルについていこうとして前に進み始めた。
そして、ふと後ろを振り返ると、そこに苦痛の表情をして身もだえする僕が床に転がっていた。
僕は自分自身の肉体を俯瞰していた。
肉体が感じている苦しさ、痛み、熱。
そのひとつひとつの感覚が理解できる。
なのに、それを上から見下ろしていた。
この状態で、氏の目の前に様々なイメージが波のように押し寄せてくる状態になりました。
この事を、アヤワスカの儀式では「ビジョンの大海」と呼ばれています。
竹沢氏は「ビジョンの大海」で何を見たのでしょうか。次回②では、その中身に迫ります。
参考:「ソングライン」竹沢うるま著
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磁力の発見の歴史(ルネサンス)①~人間は神に代わって自然を支配することが許されている~
●ニコラウス・クザーヌスによる神の相対化と宇宙観
(ニコラウス・クザーヌス 1401~1464年)
15世紀のヨーロッパは、カトリック教会の力が急速に弱まった時代だ。それまでの封建制が飽和状態に達し、中世的秩序が徐々に融解してゆく時代だった。
ニコラウス・クザーヌスは、衰退してゆくカトリック教会の力の回復に向けて奮闘した人物である。それまでの時代に於いては、宗教信仰に対して多くの人々が武力を用いて、他の宗教に対する否定や弾圧、殺し合いをしている時代である。そのような封建制が融解してゆく中で、クザーヌスは「永続的な平和」を実現するような調和点を求めて、神学思想を展開した。
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電気を食べてメタン(天然ガス)を作る微生物~電気をガスとして貯蔵
残念ながら電気は保存できません。最近の停電騒ぎでもあったように、電力会社は必要な分だけを発電します。電力の貯蔵は、過去から蓄電池等の開発、最近では水を電位分解して水素として貯蔵、揚水式発電等etc様々な研究がされていますが、まだまだコストも高い。
前回、電気を作る微生物の研究を紹介しました。今回は逆に、電気の貯蔵に着目し電気を食べてメタンを作る微生物の研究を紹介します。微生物の力を借りて電気とCO2から天然ガスを作ろうという研究です。電気をメタン(天然ガス)の形に変えてエネルギーとして貯蔵できれば、必要な時に必要な量の発電がいつでもできる。この中でCO2も吸収している。